京都旅行1日目：宇治編

京都旅行1日目は宇治を半日かけて回りました。

宇治は以前から行ってみたかった場所です。
というのも、小学生の頃、社会の資料集を眺めるのが大好きだった私。

その中でも平等院鳳凰堂の美しさは子供心にも衝撃的で、いつか絶対見にいこう！と思っていたので今回やっとその念願が叶いました。

宇治駅に着くと、人の多さにびっくり。
なんでもスタンプラリーの日だったようです。

最初のチェックポイントはお茶どころの宇治らしい、「茶壷」の形をしたポストでした。



出店でにぎわう商店街を抜けると宇治川に着きます。

宇治橋は日本三古橋の一つだとか。



ここは源氏物語の最後の宇治十貼の舞台になった土地でもあります。

紫式部像。



宇治川は大きくて、水量が豊富でとても美しい川でした。

参道にはお茶屋さんが並びます。

徳川家に献上するお茶を作っていた上林春松さん。
ここで入れていただいたお茶、とっても美味しかったです。




平等院。紅葉にはまだちょっと早かったです。



鳳凰堂。

今でこそ当時のように煌びやかに色が塗られてはいないとはいえ、鳳凰の羽を広げるように左右対称にすらっと伸びたフォルムは素晴しすぎです。



さらに水面に映し出されたその姿はこの世のものとは思えないほどの美しさで、昔の人はこの建物を地上に現れた極楽浄土と言った意味がよくわかります。



鳳凰堂の周りを囲む庭園も美しく見せるために計算されており、どこから見ても綺麗なんですよね～。
時の経つのも忘れてしばし魅入ってしまいました。

阿弥陀堂が入場制限されていたので先に鳳翔館へ。
ここには雲中供養菩薩像、1対の鳳凰、梵鐘1口、鳳凰堂扉画が展示されています。

阿弥陀堂に飾られている雲中供養菩薩は合計52体で、全てが国宝。
そのうちの26体がこちらで見ることができます。

各像いずれも頭光（輪光）を負い、飛雲上に乗ってさまざまの変化にとんだ姿勢を取っており、それぞれ楽器や持ち物を持ったり、舞を舞ったりしてしていてとても面白いのが特徴です。

また表情も穏やかで、体の線や衣服のラインもとてもなめらかに造られているので、見ているだけで癒され、心が洗われるようでした。

阿弥陀堂の上に飾られている銅で作られた鳳凰は1000年前に造られたなんて思えないほどその形を美しく保っており、堂々としたその姿は今にも飛び立ちそうな位リアルで、かっこいい！と思いました。

こちらは2代目。



30分ほど待ってから係員さんに案内され阿弥陀堂の中へ。
阿弥陀堂は思ったより狭く、中心に阿弥陀如来座像がどーんと構えており、そのあまりの大きさにびっくりしてしまいました。

平安時代の藤原家の繁栄を映し出すような荘厳な阿弥陀如来は、台座や天蓋まで豪華な造りになっていて、あっけにとられてしまいました。
それを囲むように壁に掛けられる26体の雲中供養菩薩像、ほんと贅沢の極みで、すごいなぁって思いました。


平等院から宇治川へ。



小腹がすいたので川べりにある「鮎宗」さんで一休み。
お店の名物「鰻飯い蒸し」（うなぎいいむし）をいただきました。



山椒で味付けされたおこわにうなぎの蒲焼をのせて、竹の皮に包んで蒸したもので、たれをかけていただきます。

中を開けると竹の皮のいい匂い。
ふっくらしたおこわは結構山椒が効いていて、鰻と相性抜群でした！

鰻も柔らかいし、味付けもいいし、しかも値段が350円！感動ものの美味しさでした。

思い返せば今回の旅行で一番美味しかった食事はこの「飯いめし」だった気がします。
来月母が京都に行くそうなので、絶対に買ってきてもらおうと思います。

お店からの眺め。ここでは鵜飼いをやっているそうです。




宇治川を越えて宇治神社、宇治上神社へ。



宇治上神社は世界遺産で、国宝でもあります。

こちらは拝殿。結婚式の最中でした♪



見た目は地味ですが、日本で最古の神社建築なんだそうです。

こちらが本殿。



ちょっと一息、お茶屋さんの抹茶ソフト。抹茶の粉がかかっています。
抹茶が濃厚～。



伊右衛門で有名な福寿園さん。抹茶挽き体験が出来るそうです。




宇治駅まで戻り、宇治の第2の目的、中村藤吉本店です！



ここは150年の歴史を誇るお茶の名店で、抹茶スイーツが美味しいと評判のお店です。
お店の雰囲気も趣があってとっても素敵。



頂いたのは一番人気の「生茶ゼリィ（抹茶）」とオリジナルブレンドの「中村茶」。

生茶ゼリィは、凍った竹筒の中に、抹茶ゼリーと、抹茶アイス、白玉と小豆がトッピングされています。





ゼリーはぷるぷるで、お茶の風味が濃いんだけど、さっぱりしてます。
抹茶アイスは濃厚でたっぷり入ってて、白玉と小豆も全部美味しい！！！

こちらが中村茶。お茶の入れ方の説明書きを渡されたので、さっぱりした入れ方と、柔らかくて甘みのある入れ方の両方試してみました。



入れ方によって味が全然違うのにびっくりしました。どちらも美味しかったです。
抹茶羊羹も、お茶の苦味がほどよく効いた上品なお味でした。



友達に事前にアドバイスを貰っていたので、最終日に伊勢丹でこちらの抹茶チョコレート「ちゃこれーと」をお土産に買って帰りました。（2つ食べたあとに写真撮りました）



お茶の味が濃くて、まろやかなチョコレートは美味しいと、家族にも会社の人にも大好評でした♪


他にも源氏物語ミュージアムなど、まだまだ色々見て回りたかったけど、時間が迫っていたので宇治観光は終了。

宇治は歴史があり、落ち着きのある素敵な街でしたので、次回来る機会があれば1日かけてじっくりと見て回りたいと思いました。