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九月大歌舞伎<昼の部>@歌舞伎座(21年)

2009年09月29日 | 歌舞伎
今月の歌舞伎座昼の部、感想を書かなきゃ~と思っていたらすでに今月の公演は終わってしまってました。

今月は菊ちゃんも、仁左様も、勘三郎も、海老様もいない歌舞伎座なので個人的にはテンションがいまいち上がりませんが、昼の部は染様の竜馬、芝翫さんのお祭りがあるのでやっぱり観ておきたいところです。



この日、ちょうど222日のぞろ目でした!


歌舞伎座さよなら公演

九月大歌舞伎

平成21年9月2日(水)~26日(土)

昼の部

一、 竜馬がゆく(りょうまがゆく)

  最後の一日

            坂本竜馬  染五郎
         近江屋女房すみ  高麗蔵
              桃助  男女蔵
           近江屋新助  猿 弥
          伊東甲子太郎  錦 吾
            淡海槐堂  竹三郎
           後藤象二郎  門之助
           中岡慎太郎  松 緑


二、秀山を偲ぶ所縁の狂言

  時今也桔梗旗揚(ときはいまききょうのはたあげ)

  饗応の場
  本能寺馬盥の場
  愛宕山連歌の場

            武智光秀  吉右衛門
          四王天但馬守  幸四郎
           安田作兵衛  歌 六
              桔梗  芝 雀
            山口玄蕃  歌 昇
             森蘭丸  錦之助
            丹羽五郎  男女蔵
            三村次郎  亀 寿
             森力丸  種太郎
            鈴木草太  宗之助
            園生の局  吉之丞
           長尾弥太郎  桂 三
            浅山多惣  由次郎
           連歌師丈巴  家 橘
            矢代條介  友右衛門
              皐月  魁 春
            小田春永  富十郎


二、 名残惜木挽の賑

  お祭り(おまつり)
              芸者  芝 翫
              鳶頭  歌 昇
              鳶頭  錦之助
              鳶頭  染五郎
              鳶頭  松 緑
              鳶頭  松 江
             手古舞  孝太郎
             手古舞  芝 雀


四、天衣紛上野初花 河内山(こうちやま)
  
松江邸広間より玄関先まで

           河内山宗俊  幸四郎
          高木小左衛門  段四郎
            宮崎数馬  門之助
          近習大橋伊織  松 江
          同  黒沢要  男女蔵
          同 米村伴吾  亀 寿
          同 堀江新六  種太郎
          同 川添運平  隼 人
          同 間宮帯刀  宗之助
            北村大膳  錦 吾
            腰元浪路  高麗蔵
           松江出雲守  梅 玉



★染様の「竜馬がゆく」は一昨年、昨年に引き続き3作目。
今回は竜馬が亡くなる最後の一日を描いた作品です。

染様が竜馬に惚れこんで作り上げたというだけあって、竜馬は染様以外は考えられないとまで思う位魅力的なので、今回で終わってしまうのは寂しいです。

あらすじは竜馬と松緑演じる中岡の2人を中心に描かれていて、亡くなる前に鍋を囲んで2人で目を輝かせながら日本の将来について熱く語りあう姿を見ると、竜馬が殺されずこのまま生きていたら、日本はどんな輝かしい未来をたどっていたんだろう?って考えずにはいられません。

誰よりも日本を愛し、将来のことを考えていたはずの竜馬なのに・・・時代が彼のペースについて行けなかったんですよねぇ、ほんとに残念。

それにしても剣の腕前はあるのに、ピストルを重んじ、剣を軽んじていたためにいとも簡単に切り殺されてしまったというのはなんとも皮肉なものだと思いました。

竜馬は染様も好きだったけど亀ちゃんのお龍も好きでした。またいつか観たい演目です。


★時今也桔梗旗揚、これは明智光秀が織田信長のいじめに耐えられずに、信長を討つ決意を固めるまでのお話。

ここで出てくる信長はスーパーヒーローではなく、部下いじめをする憎たらしい人物として描かれています。

主人公明智光秀を演じる吉右衛門さんが、どんなにひどいことをされてもひたすら耐え続ける姿が涙を誘います。

そして最後の決定打を受け、信長に反旗を翻すと決めた時の鬼のような形相はそれまでの穏やかな表情とうって変わって背筋が凍りそうなほど恐ろしく見応えがありました。

有名な時世の句「時は今・・・」を詠み、最後にはご馳走で幸四郎も出演し、見得を切り華やかな幕引き。

面白かったけど、ちょっと長くて途中眠くなってしまいました。
並んで見ると幸四郎と吉右衛門って兄弟だけあってほんと似ていますね。




★お祭りは20分弱の短い舞踊劇です。

今月は中旬に芝翫さんが熱を出されて休演されていたとのことだったので心配でしたが私の観た21日には無事復帰されていて一安心。

歌舞伎座さよなら公演にちなんで木挽町のお祭りを再現したそうで、歌舞伎座を惜しむ台詞が入り盛り上げます。

芸者の芝翫さん、手古舞の芝雀、孝太郎、鳶頭の歌昇、錦之助、染五郎、松緑、松江が祭の華やかな雰囲気の中で、江戸の情緒を賑やかに踊ります。

獅子舞の踊りは染様と松緑が務めます。この2人は最近一緒に演じることが本当に多いです。年格好が似ているからだろうけど、兄弟みたい。

芝翫さんは皆をまとめる姉さん役。粋でかっこよくて、年齢を全く感じさせない華やかさがあって短い時間でしたがとっても楽しめました。


★幸四郎の河内山、前半の3演目ですっかり疲れ果ててしまい、申し訳ないけど半分以上寝てました(^_^;) なので感想はありません!

言い訳だけど、3階B席ってお安い代わりに、座席も狭いし、舞台も遠いので4時間もあるとお尻は痛いし、疲れるんですよね~。

新しい歌舞伎座になれば、少しは見やすく座りやすい座席に変わると思うので、それに関しては喜ばしいことだと思います。

↓今月は七代目幸四郎ゆかりの品が展示されていました。

  

↓この日のお昼、岩手銀河プラザの海鮮わっぱ飯!いくら、うに、かにがいっぱい入ってて美味でした~!





さぁさ、もう10月です。
10月は前半に歌舞伎を入れてしまったので、後半予定がなくてちょっと寂しい・・・。

でも今週末は染様&幸四郎の国立劇場初日と、翌週に歌舞伎座昼夜で久々に菊ちゃんに会えるので、とっても楽しみです!!!


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