初めての日本刺繍

前々から何か和のお稽古事をやってみたくて、候補の一つに挙がっていたのが日本刺繍。

自分の着物に好きな柄の刺繍を刺せたら素敵だろうな～と思い、先日都内の教室の体験レッスンに行ってきました。


先生のご自宅でやっているアットホームな教室で、この日は私ともう一人の生徒さんだけだったので、針の持ち方から、刺繍の素晴らしさまで、色々と教えていただきました。

日本刺繍は刺繍台という木の枠に布を挟んで縫って行く刺繍でその作業はすごく緻密で繊細なもの。

↓こういう台を使います。




不器用な私に出来るか不安だったのですが、刺繍に関しては裁縫技術があるかないかは関係なしで、要はやってみようという気持ちがあるかないかとのこと。

針の持ち方で多少手こずりましたが、なんとか完成した私が縫った初めての日本刺繍。



金銀糸など針穴に通せない太い糸を「駒」と呼ぶ糸巻きに巻き取り、下絵にそわせて糸を置きながら、別の細い糸で綴じつける技法なんだとか。

角の縫い方にもコツがあって、結構手がこんでいるんです。

難しかったけど、やってみたら意外に面白くて、先生からも「向いていると思いますよ」なんて言われて嬉しくなっちゃいました。

先生や生徒さんの過去の作品を見せてもらったのですが、プロの作品？って思ってしまうほど素晴らしい作品の数々に怖気づいちゃう位だったのですが、

先生曰く「技術もセンスもちゃんと教えるので大丈夫ですよ」とのこと。

自分の刺した刺繍の帯や着物を着れるって考えたら、妄想は膨らむばかりなのですが、刺繍を始めたら相当な時間が刺繍に取られるのはわかっているので、「とりあえず前向きに検討します」と言って帰ってきました。

4月まで歌舞伎座さよなら公演で忙しいし、他にやりたいこともいっぱいあるし、色々と身の回りが落ち着いた時に、是非始めてみようと思ってます。