8月10日、
朝、4時にお願いした朝食に降りて見ると、おかみさんとおじさん、昨夜のおじいさんと3人も我らだけの為に起きていて下さり、感激。
アツアツの味噌汁で心まで暖かくなって出発。 (4:30)
暗いうちのヘッデンでの歩行は 久しぶりの物でちょっと緊張しました。
流石に暗くて山頂もただの通過点。
剣山は太郎、そして、次に我らが向かう次郎笈が次男、そして、最後に向かう三嶺が三男という事です。
三嶺は徳島の人はミウネ (三つ、畝が見えるからと) そして、同じ山を高知の人はサンレイと呼ぶそうです。
徐々に太陽が上がって・・・ この道を行くのは我らだけかと思っていたら、動物の足跡も見えます。
感動の次郎笈に登りました。(5;30) この稜線の写真を頭に入れて登ったので、嬉しかったです。
これから三嶺に向かう稜線が全て見えます。 感動の私
ところで、ここからまっすぐに進むと思っていたら、 左にカーブしてブーメランのようにまた右へ向かってこの三嶺へ進むと言うことが徐々にわかってきます。
見かけより距離がありそうです。
でも、なだらかなどこまでの続く稜線に、 胸は高鳴ります。
確かに、気持ちよく 辛すぎず、こぎみよくアップダウンが続きますし、 雄大な山、山、山の景色の中に・・・・ あまり人にも出会わず、深い所にいるという感覚があります。
でも・・・・・ でも・・・・・
この時期、オトギリソウが沢山、 お花が沢山ってことは・・・
そこに集まる、ハチ、アブが沢山・・・・・・・・ と言うことでした。
ブンブン羽音を立てて、我らに付きまとう 彼らに・・・・・ おびえました。 (お蔭で休憩時間が短くて済んだのでした)
丸石避難小屋(7:15・7:30)- 高ノ瀬(8:15)ー白髪小屋(10:25 三嶺まであと5キロ)ー白髪分岐(10:35三嶺まであと4.5キロ)-韮生越(11:15 三嶺まであと2キロ)
遠くに見えた三嶺が
近づくと、徐々に大きくなります 。
最後、エネルギー切れになりかかる頃。 また 昼の太陽で日差しが暑く感じる頃。
この山にやってきました。
さ、覚悟を決めて、最後の一時間。
ところが、 大きな岩の部分にある鎖などのお蔭で
思ったより、高度が稼げます。
覚悟したよりは短い時間で山頂到着 (12:20)
ここにも、思いっきり沢山のアブ君がいて、 もてなしてくれましたが、
早々に退場・・・・・
少し下りたあたりで、剣からの稜線を全て目に焼きつけることにしました。 →は剣山 もう一回、喜びのポーズで
立派な無人の三嶺小屋を覗かせてもらって
下山前の食事タイムを取ります。
昨夜から心配していた下山開始。 (1:00)
想像していたのとは違って、
藪はしっかりと刈ってあって、ルートもしっかり、 ピンクのビニールテープが要所要所にぶら下がっていて、道に迷うことなく進むことが出来ました。
とはいえ、2時間半の下山は長い。
足も痛く・・・
何度もくぐらされる高圧線と書いてあるモノレールを見ながら・・・
もう、いい加減にしてくれ~~~と 叫びが出る頃・・・・
お寺の右側に出てきました。
そして、今晩の宿のいやしの温泉郷の看板の立った駐車場到着。
足の裏には水ぶくれも出来ていました。
到着の嬉しさともうひとつ、嬉しかったのは、そのお宿が立派だったことです。 (15:30)
温泉につかり、美味しい食事を食べ、
久しぶりにぐっすりと眠りました。
今回、優しい人に一杯あいましたね。
四国の人は素敵です。
アブと蜂は想定外であったけど、熊さんがいないのは、嬉しかったです。
本当に素敵な縦走歩きでした。
でも、流石にお花にやってくる虫たち。 私もおでこが脹れあがりました。
充実の計画、なんといっても計画の素晴らしさに感謝しています。