ポッパーの練習曲全集と言うべき,David Popper(1843-1913):Funfzehn leichte Etuden, op. 76-I他が入ったCD3枚組(Musicaphon, M 56858)を買った。きっとスケールが連続するような難しい曲のオンパレードかと思って恐る恐る聴いてみたのだが,作品76-I(76a)は「15のやさしい練習曲」ということの他に二重奏になっていることもあってとても親しみやすい「作品」だった。
一方,作品73の方は,さすがに「高等練習曲」というだけあって難しそうである。だが,ドッツァーと同様旋律にも気を配っていて無伴奏のチェロ小品として聴いていて飽きない。もともと練習曲としてしっかり作曲されているのだから,下手な作品より充実するのは当然かもしれない。
ポッパーの練習曲は3曲。「チェロ高等練習曲」作品73(1901-5),「10の中等大練習曲」作品76(1907),「15のやさしい練習曲」作品76a(1908)である(タイトルはisis意訳)。
しかし,こういう練習曲は「レアもの」になるのだろうし,果たしてどれくらい売れるのかと余計な心配までしてしまうが,聴いているだけなら非常に楽しい。マゾ的楽しみと言おうか,第三者が苦労して弾いているのを端で聴くことほど楽しいことはない(爆)。もっとも,若手のマルティン・ルンメルはまるでポッパーの小品を弾いているかのように難なくこなしていて,その点では減点である。それはともかく,奇しくも,明日はそのポッパー教授の命日である(1913年8月7日バーデンにて没)。
(今日聴いたCD)
David Popper(1843-1913)
Funfzehn leichte Etuden, op. 76-I/Zehn mittelschwere grosse Etuden op. 76/Hohe Schule des Violoncellospiels op. 73
Martin Rummel(cello), Sebastian Hartung(cello, op. 76-I)
(Musicaphon, M 56858)
一方,作品73の方は,さすがに「高等練習曲」というだけあって難しそうである。だが,ドッツァーと同様旋律にも気を配っていて無伴奏のチェロ小品として聴いていて飽きない。もともと練習曲としてしっかり作曲されているのだから,下手な作品より充実するのは当然かもしれない。
ポッパーの練習曲は3曲。「チェロ高等練習曲」作品73(1901-5),「10の中等大練習曲」作品76(1907),「15のやさしい練習曲」作品76a(1908)である(タイトルはisis意訳)。
しかし,こういう練習曲は「レアもの」になるのだろうし,果たしてどれくらい売れるのかと余計な心配までしてしまうが,聴いているだけなら非常に楽しい。マゾ的楽しみと言おうか,第三者が苦労して弾いているのを端で聴くことほど楽しいことはない(爆)。もっとも,若手のマルティン・ルンメルはまるでポッパーの小品を弾いているかのように難なくこなしていて,その点では減点である。それはともかく,奇しくも,明日はそのポッパー教授の命日である(1913年8月7日バーデンにて没)。
(今日聴いたCD)
David Popper(1843-1913)
Funfzehn leichte Etuden, op. 76-I/Zehn mittelschwere grosse Etuden op. 76/Hohe Schule des Violoncellospiels op. 73
Martin Rummel(cello), Sebastian Hartung(cello, op. 76-I)
(Musicaphon, M 56858)