みなさん、こんにちは。今回はチェコ鉄道の客車を取り上げます。チェコには「レイルジェット」や「スーパーシティ」などの高速列車がありますが、やはりチェコ鉄道を根底から支えているのは客車です。それでは見ていきましょう。
2015年 プラハ→ミュンヘン
最初に紹介するのはチェコ鉄道の1等車です。座席の白カバー以外は2等車とはあまり変わらないような気がします。乗り心地自体は快適でしたよ。
形式は「61 54 19-70」で、1960年代半ば~1970年代半ばに製造されました。リニューアル工事は1990年代半ばと2011年に行われ、現在に至っています。
2015年 プラハ→プルゼニュ
こちらは2等車です。1等車と比較すると、シートは寒色系となっています。1室6人のコンパートメントなので快適です。
形式は「61 54 20-70」で、先ほどの1等車と同じく1960年代半ば~1970年代半ばに製造されたと思われます。リニューアル工事も1990年代半ばに行われたのでしょう。窓側にはコンセントプラグが設置されています。
2015年 ブルノ→オロモウツ
こちらはリニューアル前の2等車です。写真ではわかりませんが、シート生地がゴワゴワしていましたね。そして太陽が照るとシートが熱い! 夏になったら熱中症にならないように注意しないといけません。
おそらく、この類のシートはないと思いますが。
2019年 プラハ→ワルシャワ
プラハからワルシャワまで夜行列車に乗りました。「クシェット」と呼ばれる1室6ベッドのコンパートメントです。私は下段ベッドを利用しました。ベッドに座ろうとすると中段ベッドにぶつかるため座れません。まあ、寝てしまえば何も変わりませんが。
形式は「61 54 72-91 003」で、2000年代中頃に製造された車両です。もともと「CNL」の専用塗装になっており、ホラショヴィツェの情景が描かれていました。
この列車のカーテンにはオーストリア鉄道「OBB」の刺繍が入っています。チェコ鉄道が運行する夜行列車に使用する車両にはオーストリア鉄道転籍組もあります。
しかし、いろいろ調査した結果、この車両はオーストリア鉄道転籍組ではないことがわかりました。まあ、こういう不思議を「ゆるく」楽しむのがヨーロッパの鉄道趣味のコツだと思います。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます