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ポーランド鉄道の車内(客車編1)

2020-08-24 15:49:37 | 日記

みなさん、こんにちは。今回はポーランド鉄道における客車の車内を考察します。とは言っても、資料は私が乗車した列車に限ります。できるだけマニアックに? 解説してみましょう。なお客車のプロフィールはポーランド人鉄道ファンのWebサイトを参考にしながら書いています。あくまでも参考程度に。

2020年ワルシャワ→ビドゴシチ TLK

「TLK」はポーランドで見られる種別、敢えて日本でたとえると「急行列車」にあたります。急行「東海」や「丹後」みたいな感じですね。

2020年にワルシャワから乗ったTLK2等車は1室8人のコンパートメントでした。最近のコンパートメントは2等であっても1室6人なので、8人の場合は旧型車だと思ってください。

Webサイトをたどるとこの客車の製造年は1970年代後半の模様。ポーランド国内における優等列車では最古参に位置します。おそらく「TLK」のみに使われていると思われます。2000年以降に近代化工事が行われていますが、正確な改造年はわかりません。

最近の車両と旧型改造車の違いはいろいろあります。まず最近の車両ですと、肘掛け付近にコンセントプラグが設置されています。一方、旧型改造車にはありません。

あと肘掛けが見えにくいという特徴があります。多くのポーランド人(特に男性)は旧型車では肘掛けを使いません。なぜなら、肘掛けを使うと私でも窮屈! 恰幅のいい人だと耐えられないと思います。

こちらはコンパ―ト室ドア上にある調整モニターです。最近の車両ではこれがデジタル表示になっているようです。このつまみを回して調整しますが、壊れていることも少なくないのが現実です。

さすがにトイレは水洗式に改造され、ボットン便所ではありません。なぜわかるか? ボットン便所だと「駅で使うな!」と書かれた但し書きがあるからです。少なくとも、このトイレにはありませんでした。ですが、ポーランド鉄道ではまだまだボットン便所が活躍しているので、但し書きの有無には注意したいところです。

トイレの向かいには小さな押しボタン式の洗面台があります。これはこれで単純設計なので使いやすいです。

写真がぼやけていますが車端部にはLED式の案内表示機があります。ヨーロッパは旧型車であっても案内表示機が設置されますね。

旧型TLK車を解説しましたが、おそらく玉突きで2列+2列シートのIC車が8人室コンパートメント車と置き換えると予想しますが、どうなのでしょうか。少なくとも新型コロナウイルスにより廃車は早まると思います。



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