猫爺のひとりごと

Macと写真と猫のことなどつづってます

「猫たちのヴェニス」

2012年12月29日 20時39分33秒 | 写真

今夜もそろそろ就寝の時間。
母の生活リズムに合わせて生活していると、
朝は6時起き、夜は9時就寝、
健康的と言えば健康的なのですが。

iBookstoreへの再アップロードも無事審査通過。
お陰様でやっと年内eBook公開が叶いました。
日本での公開は未定ですので
とりあえず表紙と一頁から三頁までの画像をアップしておきます。

題名ですが前作「The Cats of Venice」をひっくり返しただけ?
とも思われそうですが、今回のテーマは猫たちのヴェニス、
あくまで主役は猫爺の恋焦がれるアドリア海の貴婦人、ヴェニス、
そのヴェニスを猫たちの目線で捉えた作品としています。

甘ったるい今風「猫写真」に飽きたかた、
拙作「辛口猫写真」、機会があればご鑑賞頂ければ幸いです。

それではお休みなさい。来年が素敵な年でありますように!

iBookstore審査通過

2012年12月28日 15時15分33秒 | 写真


今日は雨。
先日来積もり積もった雪に氷雨が。
大晦日、お正月とかけてまた雪マーク点灯ゆえ、
今日の雨で少しでも溶けてくれれば良いのですが。

今朝マックを立ち上げ、さっそくiTunes Conectへ接続。
先日繋いだら「28日まで待って」との表示だったので
さてどこの時間を基準としてるのだろう?と。
でも今朝はすんなり繋がりました。
アップル社は27日まではクリスマス休暇だったようです。

本日接続の目的は先日アップロードしたeBookデータの訂正。
やはり世界共通の図書コード、せっかく苦労して取得したのだから、
とでiBookstoreへその追加方法を質問、その訂正方法を教えてもらいました。
iBookstore曰く、いったんアップロードしたデータにISBN追加は不可能、と。
新しいデータを新たに送信し、古いデータを取り除いて下さい、と。

で、ついでにその先日のeBookの審査は?と見れば既に無事オンセールに。
日本をのぞく世界中で50カ国のiTunesで既に販売が始まっていました。
思わず内心で万歳!


先日どうしても入らなかったISBNコードは、
iTunes Producerの「環境設定」から「出版物」の
「デリバリー前に編集可能」にマークする事で難なく入力出来ました。

しかしながら新しいデータを送信したのち、
はて?その古いデータの削除方法が見あたらず、
取りあえずせっかく審査の通ったデータは販売停止に設定。
この方法で正しかったのか現在再度iBookstoreに質問中。

と言うわけで、猫爺の初めてのeBookはほんの数時間の公開で終わりました。
あとは再度アップロードしたeBookで再度審査待ちに。
本そのものの内容はまったく同じものですので
これも近々に通過することと信じています。

さて、日本でのiBookstoreの解放、いつ頃になるのでしょうね?
キンドルはつい先日公開されましたので、時間の問題?と。
取りあえず一つの壁を乗り越えました。
また明日から次の壁をよじ登る準備を。


iBookstoreへアップロード

2012年12月23日 10時25分22秒 | 写真
外は晴れ。
明日から雪マークの天気予報、今日は曇りから雪の予報だったけど
朝起きて外を見ると青空、お日様も顔を出しています。
もっともこの辺りのお天気、油断はなりません。
でもやはり晴れると何か嬉しいものですね。

昨日やっとiBookstoreにE-Book写真集をアップロード完了。
せっかく取得したISBN(図書コード)が入力出来ぬままに終わりましたが、
自動的に付与されたベンダーIDがあればデリバリー出来ました。
ネット上の先人たちの体験記とは異なる展開に少し不安も。

もともとiBookstoreで出版するために必須は
米国納税者番号
アメリカ国内の銀行口座
ISBN
の三つが必要、と書かれていた内容が多かったのですが、
猫爺の場合、銀行口座は日本での取引銀行もリストにありましたし、
今回のISBNもベンダーID(自動的に付与されました)で通せました。
さすがに米国納税者番号は過去取得していたものを利用しましたが
アップル社の方針の変化なのでしょうか?良く分かりません。

今回の写真集、最終的に135頁となり
223点の写真、11点のショートエッセイ(英文)で構成。
アップルが無料で配布しているiBooks Authorと
iPadでの制作は実に良く出来たコンビ、と言うのが率直な感想。

iBookstoreでの本はiPad、iPhoneのみでの閲覧を前提にしていますので、
作りながらiPadで確認して行けるメリットは実に大きいと思います。
他のフォーマットであれば閲覧媒体によって
レイアウトなど大きく変わってしまいますから。

いずれのせよ、あとはアップルの審査を待つのみ。
通過すれば日本をのぞく世界50カ国で販売が始まります。
7ドル99セント。他の国はこの価格を前提に決められます。
(アップルの取り分はここから3割)
値段は自分で決めましたが高いのか安いのか分かりません。
もともとロイヤリティーは作家へのカンパだと思っています。
また今後の経過など書いていくつもりです。

写真集の内容ですがヴェニスの猫たちがモチーフ。
思えばこの組み合わせは既に5回目。
最初はJTB出版での「ヨーロッパ猫日和」でのイタリアの章、
のちにトレヴィル社での「Cats inVenice」
クロニクルブック社からの「 The Cats of Venice 」
最後はインターフォーム社からの「Cats in Venice」
と既に4回商業出版済み。

でも猫爺にすれば商業出版ゆえ内容の構成はいつも編集者任せ、
自分の思うようには出来ませんでした。
トレヴィル社、クロニクルブック社よりの二冊では
その当時の内容と現状では微妙に時代の変化も生じています。

この二冊ではヴェニスにおける動物保護団体に触れました。
ヴェニスでも過去イギリスの保護団体が活動を初め、
のちにヴェニス市民にその活動が移されました。
それはそれで良かったのだと思います。このことを二冊の本で報告。

しかるにその後、この流れは猫たちの集団移転へと繋がりました。
町中での野良猫たちが減ることは一見それはそれで良かったようにも思えます。
でも今思うと、本当にそうだったのだろうか?と言う疑問も。

どんな環境でも猫は猫として自由に生きることが猫らしいのでは?
と言う思いがあります。他の小鳥や自然の動物も同じく。
人の価値観やご都合で
他の生き物たちの自由を束縛する権利はあるのだろうか?と。
46日間の徒歩遍路の結果、人が命の頂点にあると言うのは単に人の奢りにすぎない、
と言うのが猫爺が得た真理でした。

そんな思いと、猫たちとヴェニスの関係を自分自身で再構成したい、
との意図で今回の写真集をまとめました。
ヴェニスとヴェニス人とそこに暮らす猫たちとの
かっての良き「共存」をきちんと残しておきたかったからです。
その意味でも過去の作品の集大成となりました。

12年ぶりの出版は過去の時のような感動はありません。
ネット上の出版と言うのは、見えていても存在しないのと同じに思えます。
今後この出版形態がどのように変化していくのかも見えていません。
電子出版が誰にも著者となる可能性を与えてくれた反面、
混沌とした出版の戦国時代への幕開けとも思えます。
情報だけが本の使命では無いとも思いますし。

今日はせっかくの晴れ間。これからちょっと散歩にでも出かけます。
お正月までもうあとわずか。この1年もあっという間でした。

来年こそ良い年でありますように。