猫爺のひとりごと

Macと写真と猫のことなどつづってます

枯れ葉

2014年11月28日 09時20分18秒 | 日々のこと


今日は晴れ。
朝、寒い台所に立って昨夜のおでんにまた火を通しました。
鍋から噴き出す湯気越しに、
何げなく外に目をやると、窓越しに外壁に伝うツタの枯れ葉が。
朝日を受けて、わずかに残された命を、精一杯生きているように私には見えました。
久しぶりにカメラを持ちだし、一枚、二枚。

一昨日、従姉の訃報を受けました。ご主人からの喪中葉書。
そう、もうそんな季節。
彼女は10年ほど前にパーキンソンを煩い、
その後寝たきりとなっていたのは知っていましたが、
母の看守りもあり、先方からも、もうご失念下さい、との言葉、
一年に一度、葉書での挨拶は欠かさなかったとは言え、
一度もお見舞いもせぬまま、旅立ってしまわれました。

生前は彼女からご主人に対し、生まれ変わったらまた一緒になろうね、
その時は私があなたを嫁にもらってあげるから、との言葉があったとか。
それを楽しみにしています、とお葉書は結ばれていました。

ある意味、幸せな10年だったのかも、と思ったり。
親子共々医者としての立場で、家族から手厚く看守られ、
生前は人として成すことも成し、叶うことも叶え、
前夜はご主人が子供と二人でお風呂にも入れられたそうです。
添い寝したご主人が朝目覚めたときは、既に旅立たれたあとだったとか。

私事、学校を卒業するまで、彼女の両親は私の親代わりとなり、
その恩をお返しする前に他界され、
せめて彼女に、と思っていた想いも、これで潰えてしまった気がします。
寂しいな、と何かやりきれない気持。

窓の外のツタは、また来年、うんざりするほど葉を茂らすことでしょう。
落ちた一枚一枚の枯れ葉は、その肥やしとなって生を引き継ぐのかも。
人もまたそうなのかも、と思うことで、この寂しさを紛らわせています。

今日は良い天気。
母をデイサービスに送り出し、またそろそろ主夫業開始時間です。


ふしぎな小屋の完成

2014年11月11日 19時06分54秒 | 日々のこと


今日は晴れ。
朝から慌ただしく母の定期受診。
今回もまた4週間分のお薬をもらって帰りました。

一ヶ月に一回の受診ですが、これが終わるとホッとします。
何しろ母には今、酸素ボンベが欠かせず、
あまり待つ時間が長いとボンベの残量が気になって。
今日は珍しく予約時間前に診てもらえました。

帰宅して小屋の制作の仕上げを。
一応昨日でドアも付け終わり、外にも防腐剤を塗りましたので、
実質は昨日完成となります。
ドアは自在丁番を使い、押しても引っ張っても開くドアに。

しかし、出来上がればちんまりとした小屋。
ご近所のかたが、何に使うの?と。言われて当然。
動物をいれる柵のようにも見えないことはない?
鳩でも飼ってるの?みたいな。

小屋と言うより板塀に屋根が付いたようなものでしょうか。
風の通りはすこぶる良く、母屋の日当たりも妨げません。
逆に小屋と言っても半室外、これからの季節は寒いでしょうね。
小屋の右手のものは、昔の練炭火鉢。
クロが生前によく上に乗って日向ぼっこしてました。
また花台にでもしようかな?と考えています。

でも今の歳になって、こんな遊びが出来る事は感謝です。
もう少し大きなものも作って見たいのですが、
材木の管理、作業場などさらに広がることになりそう。

いずれにせよ、冬に向かうこの季節、しばらくは大工仕事はお休みに。
出来た小屋の中で、小さなものをトントンカチカチ楽しみたいと思っています。

あ、毎度の事ながら、もう一つのブログ、『ヨーロッパ猫日和』もぜひお立ち寄り下さい。
ではお休みなさい。





そろそろ完成

2014年11月06日 19時59分18秒 | 日々のこと


今日は雨。
ざっと降る雨でなく、しとしと。
予報では曇りの一日だったはずですが。

先日来から続けていた小屋づくり、
なんとか棟上げも終わり、今日は外壁を取りつけました。
ただ雨なので軒下にブルーシートを吊し、その陰で。

今回の小屋は母屋の窓を覆う形で建てましたので、
採光と風の通りを妨げないよう、小屋の屋根は半透明のポリカ、
壁も板塀のように板材を表からと裏から互い違いに。
その隙間から風も通る事を期待して。
だから小屋と言うより、板塀に屋根が付いたようなもの?

外壁になる板材には防腐剤を塗りました。
でも、内側には塗らず。ひとつに作業の省力化もありますが、
中にも塗れば壁の色もくすむことで暗くならないか、と言う事を懸念。

ただ、塗らずにおいた分、なんとなく内側から見ると貧乏臭い印象も。
それに、あれ?これって何かを思い出すな、と考えていたら、
そうそう、これってセットの舞台裏と一緒だな、と気が付きました。

カメラマン現役時代は、スタジオでよくセットを組み、
そこで商品やモデルなど撮影しましたが、セットの見える方にはそれなりの処理はしても、
その裏側は適当というか、いい加減というか、写らないならそれで良し。

そう言えば猫爺のこの小屋も、なんとなくスタジオのセットのような?
母が存命の間、使えれば良い程度の小屋ですが、
台風など来て屋根など飛んだりしなければ良いのですが。
あとはドアを制作し取りつけるのみ。

しかし、大工修業の成果、今頃になってちょっとだけ日の目を。
あの当時、お世話になった先生、同級生、みんなどうしているのかな?
あともう少しで完成です。

そうそう、もう一つのブログ、『ヨーロッパ猫日和』もぜひお立ち寄り下さい。
お休みなさい。