猫爺のひとりごと

Macと写真と猫のことなどつづってます

Staxのイヤースピーカー

2015年10月16日 20時47分51秒 | 日々のこと


今日も1日の終わり。
良いお天気に恵まれて母の布団の入れ替えもできました。
その母ももうベッドに入って就寝の様子。まだ午後8時なのに。

今日は朝からクロネコヤマトさんが荷物を届けてくれました。
アマゾンで買い求めた中華製のデジタルアンプ。
AC電源込みで3350円という安さ。
なんでも人気中華アンプ「LP-2020」の後続機だそうで、
Levy社製「LP-2024」というデジタルアンプ、
アマゾンでも「ベストセラー一位」とありました。

なぜこんなものを買ったかと言うと、先日5週間ぶりに大阪の自宅へ戻ったおり、
妻から、これ、どうする?もう要らない?と渡されたものが。
Stax社製の「SRD-7」と「SR-X MK.2」と言うイヤースピーカーのセット。

イヤースピーカーの「SR-X MK.2」はコンデンサー型と呼ばれるもので、
その出力にはドライバーユニットである「SRD-7」と言う機械が必要に。
ただ、これだけで音楽を聴くわけにはいかず、アンプと音源が必要。
そのアンプももう無いので、残されたこのセットの処分を問われたというわけ。

このセット、実は40年前、猫爺がまだ若かりし頃、
ぼろアパートで暮らしていて、壁も薄いことからステレオで音楽を聴くにも不自由し、
無けなしの小遣いをかき集めて買い求めたものです。
さて、当時でいくらだったのかもう忘れましたが、
清水の舞台から飛び降りたつもりで買った記憶が。
でものちに結婚し、やがて音楽からも遠ざかり、
この機械の存在をすっかり忘れていました。

当時は「クリーデンス・クリア・ウォーター・リバイバル」や「サンタナ」など
若者らしい音楽を好んで聴いていましたが、このイヤースピーカーで聴くと、
音楽の細部まで聴き取れることにびっくり。
特に「スティーヴィー・ワンダー」の『迷信』を聴いた時はその透明感に感動を。

それでももう40年も前のこと、この機械がまだ動くかどうかも分からず、
とにかくアンプに繋いでみないと、と。
で、アマゾンで見つけた格安アンプなら、失敗しても惜しくはない、
と思って賭けに出ることに。

やけにちゃちいアンプとユニットをつなぎ、音源はいまだ愛用のiPhone4s、
電源を入れイヤースピーカーを耳にすると、もうがっかりするような音。
音量も低く、ボリュームを上げるとすぐに割れてきます。
ああ、失敗した、と思うも、どこかで「アンプも暖機運転が必要」とあったのを思い出し、
耳からはずしてそのあたりにしばらく放置しておきました。

母はデイサービスに出かけていて、その間は掃除洗濯、主夫業をせっせと。
やっと片付いてからもう一度耳に付けてみると、あ、蘇っている、と。
もっとも40年前に聴いた澄み切った音でなく、なんとなく小さくまとまった音。
所詮iPhone4sの音源だからなのか、私の耳の老化のせいなのか分かりませんので、
今度はマックに繋いでCDから録音した音源で聴いてみると、
こちらは随分音も際立っていました。いつも使っているイヤホンよりは格段に上。
これならほぼ昔のままかな?と少し嬉しくなりました。

ネットで調べてみると、この組み合わせ、未だにオークションで2万を超える落札価格。
捨てなくて良かった、と思いつつ、40年の歳月を超えて、
耳に届く音楽に少し感傷的になっている猫爺です。
随分懐かしい友人に再開したような心もち。

ちなみにさすがにもう耳あてのイヤーパッドは劣化してボロボロ。
これも調べてみると、なんと在庫限りとは言え交換用がまだ売られているとのこと。
次回大阪に帰ったおりにはぜひ買い求めなければ、と思っています。
またしばらく暇つぶしができました。
でもさらに40年先、誰がこれで音楽を聴いているのでしょうね?

たたきもぐさ

2015年09月28日 18時01分13秒 | 日々のこと

今日は良いお天気でした。
布団も干せましたし洗濯ものも片付きました。
からりとした秋日和。

一年続けたブログも終わり、その後は頂いたバイクの整備を。
先日は前のタイヤも交換してみました。
自転車のタイヤは経験あるも、バイクの太いタイヤ、しかもチューブレス、これは初めて。
ネットの情報を参考にさせて頂き、二時間がかりでようやく交換を。
プロの動画では7分ほどで終わる作業でしたが。

慣れない作業で肩も凝り、これも最近はまっているお灸を。
お灸と言っても「せんねん灸」、確かに手軽です。
でも年金暮らしの身とすれば、少々お高いのが気になります。

で、先日薬局へ行った際、見つけたのがモグサ。
値段も手頃です。で、思い切って買ってみたのが「点灸用たたきもぐさ」
伊吹もぐさの老舗、創業明治二十八年、株式会社山正さんのモグサです。

帰宅してこれもまたネットで検索してさっそく試してみました。
「たたきもぐさ」の袋の中はぺったんこになったモグサ。
なんでも昔、旅に携帯しやすいようにたたいて薄く伸ばし持ち運んだとか。
(中身のモグサの一部は写真の左下、板の上に。)

これを板と板の間にそっと挟み、
くるくると力を入れずすりあわせると細い糸のようなモグサに。
これをちぎって、水で湿らしたツボに立てて、お線香で火を付ける、と言う段取り。
詳しく書けるほど知識もありませんので、
ご興味のある方はネットで検索してみて下さい。

「せんねん灸」と違って、モグサはあっと言う間に燃え尽き、
最後にキュッとする一瞬の熱さが、ん、なんとなく効いてる?と言う感じ。
糸に巻く強さや太さで熱さも変化します。
「せんねん灸」と異なり跡も付きますし。

で、それより何より、気になったのは「たたきもぐさ」の袋の図案。
絵の方は番号順にモグサの出来るまでの過程を描いてあるのは分かるのですが、
その上の不思議な文字、真ん中に「うんかう日」
右端には「毎月三ヶ八日灸」なのか「毎月三々八日灸」なのか意味不明。

ネットでググるとどうも「うんかう日」(うんかうにち)とは
陰陽道でお灸が凶となる日の事?(間違っていたら済みません)
ではもう一つの「毎月三ヶ八日灸」なのか「毎月三々八日灸」は?
「ヶ」なのか「々」なのか分からず、ここを伏せてググるもヒットせず。

分からないとますます気になり、ずいぶんためらったものの、
厚かましく山正さんへ電話をしてみました。
受付の女性には「鍼灸師の方ですか?」と問われてたじたじとなりましたが、
電話を替わって出てこられたのは男性、快く説明して頂きました。

なんでもこの図柄は昔からあるものだそうで、
ご自分でも入社以来不思議に思っておられるも社内にも知る人が無く、
猫爺の様に電話で問い合わせして来られたことがきっかけとなり、
ご自分で文献等紐解かれ、ようやく見つけられたのだとか。

教えて頂いたのは以下の事。
これは「毎月三り八日灸」と言う意味で、
「三り」とはあの「三里のツボ」の「三り」です、と。
つまり毎月三里のツボに八日間続けて灸をすえる、と言う意味だとか。

その横の「翔日」「二日」「三日」とある下に、小さく「左九、右八」とかあるのは、
例えば翔日(1日目)は左足の三里に九回、右足の三里に八回すえると言う意味だとか。

これで謎解きのとっかかりが出来、改めてググると、
「毎月三り八日灸」と言うのは「長命の灸」として知られていて、
それぞれの日にちの下の左右の回数(灸の世界では壮数と言うそうです)は
『萬平夫婦の長命の灸その壮数』と言われているそうな。

なんでもその萬平さんと言う方は243才まで長生きられ(え?)、
その奥さんの太久さんは223才まで(ええ??)、
子の萬吉さんは196才、その妻茂牟さんも193才、
孫の萬吉さんも153才、その妻陽須さんは131才と、
三代揃って長生きをされたのだとか。まあ、今で言えばギネス間違い無し。

猫爺はそこまで長生きしなくても良いので、
とりあえずはしつこい肩こりを何とか出来たらな、と。
おっかなびっくり、チョコチョコと灸をすえながら、
もしかして猫爺はその気があるのかな?とも思ったり。

お灸の世界もかなり面白そうですので、
また関連書籍を紐解いてみるつもりです。

郁ちゃん号

2015年09月20日 08時22分20秒 | 日々のこと


しばらく連日の雨、その後は不安定な日がこれに続いていましたが、
今日は晴れるかな?と希望的観測で朝から大物を洗濯機で回しました。
それでもまだどんよりの空、小屋に干して様子を見ています。
めっきり朝晩が涼しくなりましたが、それでも日中はまだミンミンゼミの声が。

昨日は久しぶりにバイクで隣町の海を見に行きました。
バイクと言っても50CCの原付。私が譲り受けてから既に7年。
1988年から1990年に発売されていたバイクですから、
少なくとももう御年25才?

前の持ち主は親友の娘さん。
乗らなくなって廃車にし、ガレージに置いてあったのを私が見つけ、
厚かましく譲ってもらいました。
その後は彼女の名前を付けて「郁ちゃん号」と勝手に命名。

自宅から数キロの職場に通うのに何年か活用し、引退後は近所をウロウロする程度。
近所の悪ガキ共に散々悪戯されて、ガソリンを抜かれたり、タイヤを切られたり、
挙げ句の果てはサイドカバーを割られて、
仕方なく黒いプラスチック板で覆ってごまかしていました。

4年前に母の介護のため単身帰省する際に、
そのまま自宅に残すのも、と思い、実家に連れ帰って来ました。
でもカバーをかけているとは言え保存は軒の下、車輪も錆が浮き、バッテリーも上がり、
キックでもエンジンがかからなくなり修理に出したことも。

月初めに一年間続けたもう一つのブログも終わって後、ぽかんと空いた時間に、
じゃ、この際「郁ちゃん号」をきちんと手入れを、と。
狭い小屋に持ち込んでそれからちょくちょくとメンテナンスを。

アマゾンでこのバイクのサイドカバーが売られているのを発見し注文。
純正部品ではなく細工も少し荒いけど割れてるよりはマシかな、と。
ネットの動画や情報を頼りに試行錯誤で分解し、なんとか付け替えました。

分解したついでにプラグも交換、
タイヤのホイルも錆取りスプレーや金ブラシでゴシゴシ。
こうなるとだんだん面白くなってきて、
擦れて破れかかっていたシートも張り替えてみよう、
とで、これもアマゾンで注文、見違えるようになりました。
折れたままだったセンタースタンドもオークションで中古を見つけ落札、
これもなんとか自分で交換出来ました。

上がってしまったバッテリーも中国製の安物の充電器でなんとか蘇り、
で、昨日はガソリンを入れるのを兼ねて隣町の海へ。
そこでiPhoneで記念写真。ぱちり。写真だけで見ると新車?
帰ってきて温まったギヤオイルも抜き替えました。

手を入れようと思うとまだまだ課題はありまして、
せっかく交換したプラグも正規のものに交換する必要が。
(工具箱にあったものを使ったのですが正規品で無かったようです)
あとは分解したときに見た錆だらけのガソリンタンク、動きの悪いフロントフォーク、
切られたままのフロントタイヤ、ブレーキシュー、これらも何とかしたいな、と。

ありがたい事にたいがいの部品はネット上に。
ほとんどが純正よりずいぶん安い中国製ですが。
その気になれば、と一応アマゾンの「ほしいものリスト」に上げています。

元の所有者のその「郁ちゃん」ですが、今では立派な働く女性戦士。中学生二人の母親。
働くときはてきぱきと、遊ぶときは豪快に、そんな勝ち気な性格に
男のおばさんを自称する猫爺はちょっとドキドキ。
こんな娘がいたらな、と思う事もしばしばです。
だから現物の「郁ちゃん」は無理ですから、
せめて嫁いでくれた「郁ちゃん号」は大切にせねば、と。

自賠責保険も新たにまた5年加入しましたので、
まだまだ「郁ちゃん号」はこれからも乗っていくつもりです。

「待ちぼうけ」作戦

2015年09月10日 11時55分12秒 | 日々のこと

今日はやっと雨が上がり、
先ほどは久々のお日様もチラリと顔を出しました。
でもこの地方、まだまだ油断は出来ません。
でも思えば、ずいぶん長い間、雨に閉じ込められていた感じです。

関東の方は記録的大雨、大変な被害が出ている様子、
いつもあまり被害の無いこの地方としては申し訳無い気持です。
朝から母もテレビにかじりついて、ぶつぶつ独り言を。
これ以上の被害が出ない事を祈っています。

雨も上がったので久しぶりに「手抜き畑」を見に行くと、
だいぶん前に覆いを取ったトマトが、ビックリするくらい伸びてボウボウに。
むろん実など付くわけもなく、窒素肥料だけまだ効いているのでしょうか。
早く片付けないとご近所の手前、ちょっと恥ずかしいな、と。

畑の横に捨てたゴーヤの苗が勝手に育ち、大きな実を付けたのは前回書きましたが、
これに味を占めて、コロリ転がる木の根っこ、地面を這うツルを起こして、
斜めに棚を付けておきました。今日見ると、またゴーヤがいくつかぶらぶら。
「待ちぼうけ」作戦は成功。

しかし今の時期、玄関横のゴーヤはもう葉も枯れ始めているというのに、
畑の横のこのゴーヤ、まだまだ元気です。
よほど長年の堆肥が効いているのでしょうね。
また有り難く収穫し、美味しく頂くつもりです。

さて、一年間、毎日更新していたもう一つのブログ「ヨーロッパ猫日和」
7日に幕を閉じ、毎朝欠かさずマックに向かっていた作業から
ようやく開放されました。
さほどの達成感は感じませんが、良い経験だったと思っています。

毎日更新を続けたのは、同じテンションを維持する、と言う理由もありましたが、
終了し再度最初から読み返すと、やはり微妙に変化しています。
出たとこ勝負で全体をまとめるのは至難の業と言う事でしょう。
新聞小説など書かれる作家の方など、どうされてるのだろう?と思ったりも。

暖かいコメントもいろいろな方から寄せられ、
いつもは無味乾燥のネット社会に暖かい人の温もりを感じました。
新たな作品作りなど期待される方もおられましたが、
思えば今はゴーヤの写真などチマチマ撮ってお茶を濁している程度。
なんだかな~、もう歳なのかな~、とちょっと寂しくなりました。
D800なんてほんと、私には宝の持ち腐れかも。
豚に真珠、馬の耳に念仏、猫に小判、猫爺にD800。

で、すっかりご無沙汰だったこのブログ、
今日は久しぶりに申し訳程度の内容で更新を。
でもこのブログは私のプライベート、ちまちまと日常を書くのが目的。
これからもどうでも良いことを書いていくつもりです。

外ではまたミンミンゼミが鳴き始めました。
明日からはやっと洗濯ものも外に干せそうです。



二つのゴーヤ

2015年08月18日 19時28分30秒 | 日々のこと


今日も暑い一日でした。
今はやっと日も落ちて、ヒグラシの声に代わり、何処かで虫の声が。
そろそろ秋も近いのだぞ、と教えてくれているのかも。
室温も28度、でも湿度は高そう。

今日は朝から頑張って実家の周り、ぐるりと草刈りを。
本当なら盆前に済ませたかったのですが、暑さもあり、雨も降り、
ずるずると延びてしまってようやく今日に。
母の退院が決まり、金曜日には帰ってきますので、それまでに、と。

猫爺の「手抜き畑」もそろそろ夏野菜も終了。
トマトも実が付いてももう美味しく感じません。
雨避けのテントを今年ははり込んだものの、やっぱり夏の終わりには割れた実が。
でもまあ、頑張って実を付け続けてくれたトマトにも胡瓜にも感謝。

玄関の日よけのゴーヤは今年はさっぱり。
今頃になってやっと葉も茂り始めましたが、
実は小さく、大きくなる前に赤くなってしまいます。
生育が悪くて途中から半分以上別な苗に植え替えた分は、
ひょうろひょろ~っとした胡瓜みたいな実が付きますが、
これも去年のようにざくざくは採れません。

朝から始めた草刈り、「手抜き畑」も刈りました。
畑の横に刈った草を積みあげている場所があり、
畑のゴミもそこにまとめているのですが、
今日ここを刈っているとゴーヤのツルが伸びていました。
玄関横の育たなかった苗もここに捨てました。
その苗が雑草に混じり育っていたのでしょう。

ゴーヤも刈ってしまうのは何か気の毒で、その周だけ刈っていると
あれ?ゴーヤの葉の下に、何かが?
かき分けてみると、なんと、どでかいゴーヤが。びっくり。
捨てられたゴーヤはけなげにここで頑張って実を付けたのですね。

一部は草刈り機の先で削ってしまっていましたが、
勿体ないのでありがたく収穫。しかし、でかい。
良く成った去年のゴーヤより桁違いに立派です。
太い茄子を二本、縦につないだ位の大きさ。

記念写真を、とでアイフォンを取りだし、玄関横のしょぼいゴーヤと並べて一枚。
大きさの目安にまだ頑張っている小ぶりなトマトを並べてみました。

玄関横のゴーヤの不出来の理由は間違い無く連作障害でしょう。
来年はもっと深く土を入れ替えないと。
あるいはゴーヤは畑に植えてみるもの良いかな、なんて。

出来なければ寂しい、出来すぎるとうんざり、
畑遊びなんて、人間の勝手も良いところですね。
あ、どでかいゴーヤはさっそく刻んで干し、ゴーヤ茶にしてみようかな?と。