地獄について この無視された真理 ★２、古代教父たちの著作からひろい集めて

『地獄について　この無視された真理』アロイジオ・デルコル神父、１０

★２、古代教父たちの著作からひろい集めて

◆１、アンティオキアの聖イグナチオ司教殉教者(107年殉教)

「エフェゾ人への手紙」から。
邪悪な教えを広める何人かの人があなたたちの所に来たことをわたしは知っている。しかしあなたたちは、この人たちがまき散らす教えを自由にあなたたちの間で話すのをゆるさないで、幸いにも耳をふさいだ。

　あなたたちは、おん父の神殿の石であって、イエズス・キリストの十字架という機械によって、聖霊のロープにひっぱられ、天の神殿を作るために高められたのである。わたしの兄弟たちよ、まちがわないでください。信仰者の家族をかき乱す入は、神の国をうけつがない。

　ふつうの家族をみだす人が永遠の死を受けるのなら、邪悪な教えをもって、神の信仰をゆがめる人は、なおさらそうではないだろうか・・・イエズス・キリストは信仰を証明するために十字架につけられたのである。そのため、邪教を広める人は、汚れたものとなって、永遠に消えることのない火におちるが、その人に耳をかす人も同じようになる。