地図のない旅

地図を持たない行き当たりばったりの旅日記です。旅先で触れたこと、感じたことを写真を織り交ぜて綴っていきます。

下名栗諏訪神社の獅子舞

2010-08-23 23:30:09 | ☆祭り編
「さわらびの湯」で一風呂浴びて、さっぱりと汗を流した後、スポーツドリンクで水分を補給しながら館内をブラブラしていると、地元のお祭りの写真パネルが眼につきました。


2010.8.21 



『下名栗諏訪神社の獅子舞』とあります。
最近の写真から、セピア色に色褪せた写真まで、たくさん展示されています。
昨年の祭りのビデオも上映されています。
随分と歴史のあるお祭りのようです。


日程をみると、8/21、8/22とあります。
これは行ってみるしかありません。
汗がひいたらバスで帰るつもりだったのですが、せっかくなので行ってみる事にします。

「さわらびの湯」から祭り会場の「下諏訪神社」まで、20分程歩きます。
一風呂浴びて着替えてさっぱりしたのに、また汗が吹き出してきます。

近づくにつれて、笛の音が聞こえてきます。









埼玉県飯能市下名栗諏訪神社の獅子舞は、緻密でしっかりした構成と現代人にも分かりやすい見応えのある舞により、大変人気があるそうです。
埼玉県の無形民俗文化財にも指定されているそうです。









後から調べて分かったのですが、到着した時は「女獅子隠し」が演じられていました。

いわゆる男女の三角関係、恋の葛藤を表す演目で、この系統の獅子舞では単に雄獅子同士の喧嘩で終わらせず、獅子の内面まで描写しようと試みているそうです。

新しい雄獅子からの誘いにもかかわらず、前の雄獅子に未練を残す女獅子の様子や、心身共に傷を負った雄獅子が、やがて元気を取り戻し奮い立つ場面などが、笛と舞で巧みに表現されています。
演者がそれぞれの獅子の気持ちになりきって舞っているとのことです。




この後、休憩をはさんで、「太刀懸り(白刃)」が行われました。
真剣を使い悪魔退散を祈る舞です。
刀を欲しがる獅子と刀を持った太刀遣いが対になって舞います。
























獅子頭の頭上すれすれに刀を振り抜き、獅子頭の頭髪である羽の先が切り落とされます。







実は切り落とされた獅子の羽、一片戴く事ができました。
ず~っと、写真を撮り続けていたら、お盆の上に乗せられた獅子の羽を差し出され、「どうぞ」って。
よそ者がたまたま観に来ただけなのに...。地元の方に感謝です。

御守代わりに身に付けておくと、大変縁起が良いと地元のお婆さんに教えられました。
今財布の中に入れてあります。


たまたま温泉で祭りの存在を知り、何となく立ち寄ったお祭りですが、今日の飯能の旅を締めくくる良い想い出になりました。

お祭りの見学は、全く予定していなかったので、随分遅い帰宅となりました。
一泊すれば良かったかなぁ...。





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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
はじめまして。。。 (マロン)
2010-09-09 12:53:17
はじめまして、マロンと言います。
先日は、下名栗獅子舞を見学にいらして下さりありがとうございました。

毎年8月の25日に近い土日に行っている地元のお祭りです。最近では、市外からの見学の方やカメラマンも増え、獅子役者たちも演技に熱が入っているところです^^
下名栗の獅子舞は、優雅に舞う獅子舞と違って、荒々しく?力強く?舞うのが特徴なのですが、気に入ってもらえたでしょうか?^^
また、機会がございましたらいらしてくださね(^-^ )ノ~~
☆マロンさん (礼次郎)
2010-09-09 19:53:36
初めまして。
訪問&コメントありがとうございました。

下名栗の獅子舞は、偶然知ってお邪魔いたしました。
この日は、小殿のバス停から、「鳥居観音」⇒「名栗湖」⇒「さわらびの湯」と廻って、「さわらびの湯」で獅子舞の事を知りました。
せっかく遠くまで来たのだからと、立ち寄る事にしました。

暑い中、地元の方々が一生懸命舞っておられるのを観て、感動しましたよ。
歴史のあるお祭りですね。
地元の方々の「しっかりと後世に伝えていこう」という気持ちが伝わってきました。若い人も年配の方も一体となって取り組んでいる素晴らしいお祭りです。

また再訪したい地でもあります。
その際はよろしくお願いしますね。
ありがとうございます (マロン)
2010-09-10 10:13:16
“また再訪したい地…”と言っていただいて、地元民としては嬉しい限りです^^

当日は、随分とお歩きになったんですね^^;
地元民はほとんどが車移動なので、歩いている人は珍しいんです^^ ジロジロ見られたりしませんでしたか?
防犯意識が高い!?と言うと響きがいいですが、狭い地域(数年前までは村だったようなところですから…)「どこの人だろう?」と気になるんですよね^^;

お祭りは土曜日の午後にいらしたんですね。。。
土曜日は露店の出店もなく、近くに商店もないので徒歩では、食事はおろか、飲み物さえ手に入らないようなところです。駅周辺で調達してくることをお勧めします^^;
日曜日でしたら、露店も少し出てお昼をとることも出来ますよ♪

こんな辺鄙な所ではありますが、また遊びに来て下さいね。 
☆マロンさん (礼次郎)
2010-09-10 12:46:37
う~ん、結構ジロジロ見られたかもです。
「あのおじさん、何でじーっとみてるんだろう」って感じでした。
でもカメラを片手に歩いているので、理解して貰えたと思ってます。

5月には、同じく小殿のバス停から、竹寺⇒子の権現⇒浅見茶屋(昼食)⇒東郷神社⇒吾野駅まで歩きましたよ。
旅先では、車で通り過ぎるよりも、じっくりと歩いて廻る方が、色々な発見もあって楽しいんです。

確かにこの日は露店も出ていませんでしたし、食事が出来る店も限られているようですね。
飯能駅近くのコンビニで、おにぎりと飲み物を買っていたので、鳥居観音の観音様の前で食べました。
買って行って正解でした。

辺鄙な所とは思ってませんよ。
涼しくなったらまた訪ねようと思います。
こんばんは(^-^ )ノ (マロン)
2010-09-11 19:38:51
礼次郎さん、こんばんは☆

やっぱりジロジロ見られちゃいましたか^^
正直私も家の前を見知らぬ人が通ると見ちゃいます(^艸^*)
ハイキングや川遊びに来た人の中には、マナーの悪い人がいて、勝手に庭(河原に通じているんですけどね)に入ってくる人やごみを置いて行く人がいるんですよ(T_T)
そんなんでチェック厳しいのかもしれません^^
お許しください。。。

すごいですね~! 地元の人は、そんなに歩かないですよ~^^
熊に遭遇はしませんでしたか? 気を付けて下さいね。まだ怪我人はでたことありませんが、目撃は何件かありますから^^ 夜は鹿とイノシシに注意です!
でも、運が良ければ…天然記念物の日本カモシカに会えるかもです^^ 鹿ほど可愛くはありませんが・・・・・
☆マロンさん (礼次郎)
2010-09-12 01:34:29
旅先のマナーの悪い人がいるのは、旅人の一人として残念な事です。
この日は、川辺で遊ぶ親子やグループ、カップルをたくさん見ましたよ。
でも遊んだ後、何で人の家の庭先にゴミを置いて行くかなあ。
困った輩が多いんですね。


熊に逢いませんでした、って、この辺に熊出るんですか?
何にも知らずに歩いてました。
以前戸隠山を歩いている時にすれ違った登山パーティーに、「熊除けの鈴無しで、ここまで来たんですか?」と呆れられた事があります

鹿は鳥居観音で見かけましたよ。


いつもコメントありがとうございます。
熊さん (マロン)
2010-09-12 19:01:15
(^艸^*)ホントに熊でますよ~!
車道近くでの目撃情報は、殆どありませんが、ハイキングコースでは、年に何回か必ずありますよ^^; 名栗湖(有馬ダム)に小熊が浮かんでたこともありますし…
秋口が一番危険なのでお気を付け下さいね^^
☆マロンさん (礼次郎)
2010-09-12 22:09:03
今日もコメントありがとうございます。


そうですか、「熊出没注意!」なんですね。
名栗湖もそんな雰囲気もなかったですが...。
ありがとうございます。注意して歩きますね。
母のこと (にこりん)
2010-09-15 00:30:11
先日は母のブログにコメントをありがとうございました。
母はとっても喜んでいました。

母に礼次郎さんのブログの見方を教えてあげたら早速見たようで、
写真の素晴らしさに驚いていました。
本当に礼次郎さんはいろんな所に行って、いろんな素晴らしい写真を撮っているので
私もいつも感心していました。
本当は母の写真も礼次郎さんのように大きく載せてあげたいのですが、
よくわかりません。

とにかく親子ともども今後もよろしくお願いします。
☆にこりんさん (礼次郎)
2010-09-15 18:23:42
お母様には、メッセージを貰いましたので、ブログ記事の方にコメントしておきました。

大きな画像を載せるには、640×480のサイズにして、gooの画像フォルダに取り込む時に「オリジナルサイズ」を選択するとOKです。
お母様に教えてあげてください。

で、腕大丈夫ですか?
経験がありますが、腱鞘炎ではないですか?

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