虹パパの日記

40代介護福祉士です。日本を良い雰囲気にしたいです。

感染症「予防」対策の参考にもなる「養生訓」16ー飲食上その9ー

2020-09-04 06:39:00 | 養生訓
のつづきです。

人、他郷にゆきて、水土かはりて、水土に服せず、わづらふ事あり。

先豆腐を食すれば脾胃調(ととのい)やすし。

是、時珍が食物本草の注に見えたり。


・旅行や引っ越しで過ごす場所が変わり、そこの水や土地が身体に合わなくて、患うことがある

・そういう時には先ず豆腐を食べると胃腸は整いやすい

・と、中国(明)のお医者様が言ってるよ


管理栄養士さんも

・胃腸に優しい食べ物

・それは消化吸収しやすい食べ物 

・豆腐など

って言っています。

胃にやさしい食べ物とは?管理栄養士が選ぶおすすめレシピ12選 - macaroni


生薑、胡椒、山椒、蓼、紫蘇、生蘿蔔(だいこん)、生葱(ひともじ)など、食の香気を助け、悪臭を去り、魚毒を去り、食気をめぐらすために、其食品に相宜しからき物を、少づゝ加へて毒を殺すべし。

多く食すべからず。

辛き物多ければ気をへらし、上升し、血液をかはかす。


・しょうが、こしょう、さんしょう、たで、しそ、生のだいこん、生たまねぎなどは

・食べ物の香りを助け、

・悪臭をとってくれて、

・魚毒を取り去ってくれる

・食べ物の気を巡らすために、その食べ物にあった薬味を、ちょっと足して食べ物の毒消をした方がいい

薬味が多すぎると、気を減らし、血がのぼり、血が乾くことになる


薬味って美味しいですよねぇ〜

これも知らず知らずその食べ物に合う薬味を使っている

ちゃんと意味があるんですよね。

ただ、薬味はちょっとにしておかないと、逆効果。

・過ぎたるは及ばざるが如し

ですね。


臥にのぞんで食滞り、痰ふさがらば、少(すこし)消導の薬をのむべし。

夜臥して痰のんどにふさがるはおそるべし。


・寝るときになっても食べたものが消化しきれず

・痰が出るようならば

・少しの消化を促す薬(胃腸薬)を飲むと良い

寝ているときに痰が絡むのはコワイこと


私は食後に少量のクエン酸を飲んでいます(直接は口腔内や食道を荒らす恐れがあるので、カプセルに入れて飲んでいます。)

消化を促すため

です。


特にご老人の場合、

誤嚥性肺炎

は本当に命に関わることです。


痰がらみは本当にコワイ。


やっぱり益軒さんは、「消化」をとても重要視していることがわかります。

ただ、意外なのは、

・食べ過ぎて消化しきれないと、痰が出る

っていうことなのかなぁ?ということでした。


ひょっとしたら、

私が働く施設のお年寄りで痰が絡みやすい人は、

年齢にしては食べ過ぎている人

なのかも?

と思いました。


・食欲があるうちはまだまだ元気だ


ということも一理あると思いますが、


・それでも食べ過ぎは良くない


という視点も持ってお仕事してみたいと思います。


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