虹パパの日記

40代介護福祉士です。日本を良い雰囲気にしたいです。

感染症「予防」対策の参考にもなる「養生訓」52ー五官その4ー

2020-10-13 17:38:00 | 養生訓
今日福島で震度3の地震がありましたね。
震度3以上の地震だとテレビの速報で流れるので、
・あっ、地震かぁ注意しよう
と気づかされます

最近また静止軌道電位が乱れています


地震もわりと頻繁に起こっています


今週末は
新月
ですので、今週は特に防災意識を高めて過ごしたいと思います。

のつづきです。

夜ふすには必側(かたわら)にそばたち、わきを下にしてふすべし。

(あお)のきふすべからず。

仰のきふせば気ふさがりて、おそはるゝ事あり。

むねの上に手をおくべからず。

寝入て気ふさがりて、おそはれやすし。

此二(ふたつ)いましむべし。


・夜寝るときは脇を下にして横向きで寝るのが良い

・仰向けでねちゃだめよ

・仰向けで寝ると気が塞がって、うなされることがある

・胸の上に手を置いちゃダメ

・寝入って気が塞がって、うなされることがある

・この二つは気をつけた方がいい


夜ふして、いまだね入らざる間は、両足をのべてふすべし。

ねいらんとする前に、両足をかがめ、わきを下にして、そばだちふすべし。

是を獅子眠(ししめん)と云。

一夜に五度いねかへるべし。

胸腹の内に気滞らば、足をのべ、むね腹を手を以しきりになで下し、気上る人は、足の大指を、しきりに多くうごかすべし。

人によりて、かくのごとくすれば、あくびをしばしばして、滞りたる邪気を吐出す事あり。

大に吐出すをいむ。

ね入らんとする時、口を下にかたぶけて、ふすべからず。

ねぶりて後よだれ出てあしし。

あふのきてふすべからず。

おそはれやすし。

手の両の大指をかがめ、残る四の指にて、にぎりてふせば、手むねの上をふさがずして、おそはれず。

後には習となりて、ねぶりの内にもひらかず。

此法、病源候論と云医書に見えたり。

夜臥(ふす)時に、のどに痰あらば必はくべし。

痰あらばねぶりて後、おそはれくるしむ。

老人は、夜臥す時、痰を去る薬をのむべし、と医書にいへるも、此ゆへなるべし。

晩食夜食に、気をふさぎ痰をあつむる物、食ふべからず。

おそはれん事をおそれてなり。


・夜横になってまだ眠りにつかないときは、両足を伸ばしているのがいい

・寝入るろうとするときに、両足をかがめ、脇を下にして、横向きで寝るのがいい

・これを「獅子眠」と言う



・一晩に5度寝返りをうつのが良い(意識してできるものじゃないですよねぇ〜、笑)
胸や腹に気が滞っていれば、足を伸ばして手で仕切りに胸と腹を撫で下ろし、気が上る人は足の親指をたくさん動かすと良い
・人によってはこれをする事により、ちょこちょこあくびが出て、滞っている邪気を吐き出すことになる
でっかいあくびは良くないよ
・寝入ろうとするときに口を下に傾けてねちゃダメよ
・眠った後によだれが出て良くない
・仰向けで寝るのは良くない
・悪い夢でうなされやすい
・両手の親指を他の四指で握って寝れば、手が胸の上を塞ぐことをしないので、悪い夢にうなされることはない
・慣れれば、寝ても親指を握ったまま手を開かない
・この方法は「病源候論」と言う医学書に書いてある(益軒さんの「良い」「悪い」の根拠は大体昔の医学書や聖人の本ですね。それを自分で実践して、ご自身が長生きされたので自信があるのでしょう)
・夜寝るときに、喉に痰があれば必ず吐き出しなさい
・痰があると、眠った後に、うなされて苦しむことになる(誤嚥性肺炎のリスクもあると思います)
・老人は寝るときに痰をとる薬を飲むべし、と医学書に書いてあるのもこのためだ
晩飯夜食に気を塞いで痰が出るような食べ物は食べちゃダメ(冷たい・固い・ねばきもの(デンプン質)・甘いものなど)
・うなされることを畏れるためだ(繰り返しになりますが、誤嚥性肺炎を畏れるため、とも言えそうです)

最近亡くなった有名な作曲家さんが亡くなった原因も

・誤嚥性肺炎

でしたね。


ご老人は「肺炎」でなくなることが多いですが、特に「誤嚥性肺炎」のリスクは高いですね。

就寝前の口腔ケアはとても大切。

私も今から寝る前の歯磨きは念入りにしております


・就寝前の口腔ケアは大事


と言うことは意識していましたが、


夕食で痰が出やすい食べ物を食べてはいけないよ


と言う益軒さんの指摘は参考になりました。有難う、益軒さん。

とにかく、無菌状態の肺に誤って痰が少量でも入ってしまうことはとても危険。

お口の中は清潔にして寝ることに注意します。


最後まで読んで頂いて有難うございます

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