goo blog サービス終了のお知らせ 

マハロ船長の航海日誌2

マハロ船長は
ミニチュア・シュナウザーの船乗り犬です。
毎日たべものの匂いをたよりに
大海原を航海しています。

ヨット乗りの原罪

2022-01-30 12:01:10 | ヨット
宗教における原罪とは何か?・・・などという難しい話は横に置いておくことにして、・・・「ヨット乗りの原罪」とは、程度の差はあれ「ヨットという遊びは基本的に金がかかる遊びである。」という罪なお遊びってことでしょう。


同じマリンスポーツだといっても、たとえば「水泳」と「ヨット」じゃ、かかる経費に雲泥の差があります。
まあ、水泳は極論だとしても、私は一時期ウィンドサーフィンやシーカヤックなど比較的お金のかからない遊びにシフトしたことがありますが、その結果どうなったかというと、ヨットに加え、シーカヤックやウィンドサーフィンをも所有するという最悪?の結果になりました。いまでもシーカヤックは3艇持ってますけど・・・。

私は中学生の頃ヨットと出会い、その魅力に取り憑かれてしまいました。貧乏神や疫病神に取り憑かれるよりはマシだとは思うのですが、ヨットにつぎ込んだお金があれば「田園調布に家が建つ古いねぇこのギャグ)」ことになっていたことでしょう(いいぇ、全然無理です)。


かくしてヨット乗りは、その原罪を十字架のごとく背負って、ヨットという因果な遊びを続けなくてはならない運命にあります。すなわち、ヨット乗りでありたければ生涯を通じて”罪滅ぼしし続ける覚悟”が必要なのであります。嗚呼無情!


A)罪深きヨット乗りが・・・もしお金持ちであれば・・・新艇購入や維持費その他諸々の経費を惜しみなく支払うことが必要になります。まあ、お布施みたいなものだと割り切ってください。


B)罪深きヨット乗りが・・・もしお金持ちで無いならば・・・お金以外のモノ(コト)で贖罪しなければなりません。

ワタクシはもちろん、B)のカテゴリーに分類されるヨット乗りであります。(”ビンボー人”じゃ身もふたもないので、とりあえず”カテゴリーB”と呼びます。)

カテゴリーBの贖罪方法

その1 クルーになる:クルーという名の奴隷として様々な苦役をこなす。(Crew/苦力・・・・・なんとなく発音も似ている。)独身時代はずっとクルーでしたが、修行にはなりましたよ。

その2 共同オーナーになる:いつまでも仲良く楽しむことができる場合もありますが、なかには仲たがいして、人間関係という「煩悩」に悩み苦しむことがあるようです。

その3 中古艇を買う:安さに惑わされ、とんだガラクタをつかまされることにより、果てしない修繕に追われるという”賽の河原”的ヨットライフに陥る羽目になるリスクがあります。

その4 ヨットウィドウ(Yacht widow):週末になると女房・子供をほったらかしてヨットに乗りに行く生活を続けるためにはカミさん(神さん!)からの呪詛に耐えて生きなければなりません。『アタシとヨットとどっちが大事なの?』と詰問された経験はありませんか?

その5 変人扱い:職場では、サッカー・野球の話題はもちろん、競馬・パチンコの話をしたって白い目で見られることはありませんが、ひとたび「ヨットやってます。」と言いでもしたら最後「優雅だねぇ」などと口先では言うものの、結局はヨットに対する偏見に耐え続けなきゃいけません。真っ黒い顔してると「ゴルフ焼けですか?」と聞かれることがありますが、その時に「ヨット焼け」ですと答えたとしても「セレブですねぇ」などと言われるのですが「ゴルフの方がよほどセレブでしょ?」と考えるのは私だけでしょうか?

・・・・・カテゴリーBのヨット乗りは、これらの内の何かしらの艱難辛苦に遭う運命にありますが、しか~し、それを補って余りある幸せ感があるんだなぁ、まったく罪作りな遊びです。

でも、されどヨットなんですよねぇ。

(この映画も罪な映画でした。)

しょうちゃん帽の効用

2022-01-23 17:01:44 | ヨット
ニット製で、頭頂部にボンボンがついている帽子を"しょうちゃん帽"と呼びます。
舵のシープラザでも取り扱いがありました。(ただし本日現在は見つかりませんでした。)そこにはこんな説明がありました。「英国の正統的な正ちゃん帽。戦後の大学セーラーが愛用した少し深くて懐かしいアイビースタイル。」


私自身はあのボンボンが子供っぽく感じて、当時は持ってませんでした。いわゆる大学セーラーでもないし、アイビーブームは少し上の世代のものでもありました。
むしろボンボンの無いワッチキャップが好みだったかな?ディンギーから入らずにいきなりクルーザーに乗るようになったせいもあるかもしれません。


昔の写真を見返してみたら、先輩セーラーはワッチキャップ 。私は無帽ですね。


というわけで、しょうちゃん帽にそれほど思い入れはないのですが、最近、しょうちゃん帽には実質的な効用があるのではないかと思ってます。

それは、ヨット乗りにとっての"恐怖のブームパンチを回避する効用がある"のではないかという事です。

すなわち、あのボンボンは猫のヒゲみたいな触覚となって、ブームパンチを未然に防ぐ効用があるのではないか?

ということです。私の仮説は正しいのでしょうか?

と言うことで、最近愛用しているしょうちゃん帽はモンベル製。フリースの裏地があるので、真冬のセーリングでも寒さを感じません!

26ftのリベッチオでも、不用意にコックピットに突っ立ってるとブームパンチをくらう可能性はあると感じていて、ボンボンのお陰で間一髪ブームパンチを避けることができたらこんなラッキーなことはないでしょうね。





スコー(平底)船型のクルーザー

2022-01-16 10:26:07 | ヨット
ディンギーのスコー(平底)船型は、波の立たない海面でプレーニング性能を容易に発揮しますが、
(画像借用)
バラストを持つクルーザーでは重くてスコー船型の性能を発揮できないのではないかと思ったら、そんなことはない!ちゃんとしたスコー船型のクルーザーがありました!しかも、ミニトランサットで優勝するようなレーサーではなく、れっきとしたコースタルクルーザーとして商品化されていました。Virgin Mojito 650
(画像借用)
(画像借用)

こちらはミニトランサット優勝艇
(画像借用)

私は、50年前(中学生)に、小さな模型のヨットを作って遊んでいたことがあるのですが、段々と熱を帯びてきて、ついに友人と、級友が見守る学校の池で競争することになったのです。単純に追い風の競争なので、私は幅広・超軽量のスコー船型。対する友人は重くて細長い船型。
そして休み時間の対戦。スピードは圧倒的にスコー!
しかし、池の端の風の振れは計算外で、対岸に達する直前に風の振れに沿って横に曲がってあらぬ方向に。友人の重く細長いヨットは直進性に優れていて惰性でそのまま対岸に達したのです。(ちなみに、この後担任に怒られて学校の池でのヨットレースは禁止されたおかげで本物のヨット(A級ディンギー)に乗るようになりました。)
(イメージ写真、画像借用)


こうした船型の特性はサイズが大きくなっても変わらぬものと思います。
この時の屈辱を晴らすには、Virgin Mojito 650で、友人ともう一度対戦するしかないのですが、それは叶わぬ夢でしょうねー(笑)


海南神社の金毘羅宮

2022-01-12 09:00:08 | ヨット
2022/1/7
海南神社境内社の金毘羅宮を参拝してきました。

三浦市にある海南神社は、縁結び・良縁・安産祈願でとても有名だそうですが、
マグロの町三崎にあるくらいだから航海安全にも御利益はあるだろう!?くらいの認識で、境内に金毘羅宮があることを知りませんでした。
ところが、年末に地方ニュースで、老朽化により建て替え工事が行われていた海南神社境内社の金毘羅宮の新社殿完成で遷座祭が行なわれたことを知ったのです。


四国の金毘羅宮にはなかなか行けない。というか、まだ行ったことがありませんが、ここならいつでも気軽に行けます。

追伸。
金毘羅宮の海南神社内の位置ですが、ちょっと分かりにくい場所にあります。
本殿に向かって右手の石段をちょっと上がった所です。注意していないと見落とします。かく言う私もずっと見落とし続けていました(笑)

初出航、初スピンネーカー

2022-01-10 08:37:21 | ヨット
2022/1/9
本日はハルさん夫妻を招き、今年初の出航となりました。予報は微風でしたが、案に反して結構な風力でした。


空を見上げると左手は晴れ。右手は曇り。この境目に吹き込む風が強い風を生んだのではないかと想像いたします。

良い加減登りの走りを楽しんだ後、ダウンウィンドにスピンを揚げてみました。BW24の古風なカットのスピンはなかなかキレイにふくらんでくれません。

タッカー位置を修正したり、ヘディング角度を調整したりして、ようやく安定してきました。

帰港後、乾杯!
次の課題は、スピンネーカーのジャイブです。