Prologue

海外出張で食べたご飯の感想を書いてます
普段はただのランチ日記です
中断してた海外出張生活が3年ぶりに再開になります

原付北海道横断1800キロ 第六夜

2010-08-19 21:09:29 | Weblog
8/5 木曜日
斜里から上士幌へ

当初の計画時点では、えりも→納沙布→知床と北海道の外周を右回りに
走る所までは決めていたが、知床から先はどうするか具体的に考えてなかった。
8/7の18:30に苫小牧からフェリーで本州に帰るので、逆算すると、
8/6の夜は遠くても旭川泊になる。とすれば今日はどこに泊まるか。

ひとつは網走から紋別に抜けて、名寄経由で旭川のルート。
このルートだと友人お勧めのウエンシリキャンプ場に泊まれる。

もうひとつは、屈斜路湖・摩周湖から足寄経由で旭川に上がるルート。
このルートだとがんばれば美幌峠、オンネトー温泉、三国峠層雲峡が見れる。

漠然と後者のルートが良さそうだと思いつつも、多少の不安もよぎる。
時間的余裕ももちろんだけど、例えば三国峠。
0円マップによると、ここはガススタが100km以上ない。
アドレスで峠を越えて走りきれるか?

と、テントの中で色々考えても始まらないので、外に出てテントを撤収する。
フライとグランドシートをベンチにかけて、インナーはペグを外して横に倒す。
テントが乾くまでの間に朝食。コーヒーを沸かして、昨日買っておいたパンをかじる。
グランドシートがなかなか乾かないので、ティッシュで拭いて強制乾燥。
アドレスに荷物を積み込み終わると、すでに9時過ぎなので、急いで出発。

昨日ナビの行き先に美幌のYHを登録しておいたので、何となくそこに設定。
行きたいところを順番に回って、行けるとこまで行ってから、どこに泊まるか決めよう。
斜里からすぐ南下しても面白くないので、美幌峠経由で屈斜路湖に向かうことにする。
334号をハイペースで飛ばして行くと、1時間程度で美幌に到着。

10:18
ガソリンがなくなったので、美幌峠入り口をあえて通りすぎて、
240号沿いのガススタで本日一回目の給油。
243号に戻って美幌峠への一本道を進む。

11時頃
道の駅ぐるっとパノラマ美幌峠に到着。
駐車場に入ると見たことのあるGSXが置いてある。
嫌な予感がしたが、やっぱり昨日の奴だった。
話をしても面白い相手ではないので、やあまた会ったねとだけ
挨拶して、道の駅に向かう。
(運命とは皮肉で、帰りのフェリーが同じになる)

展望台の方に歩いて行くと、美空ひばりの演歌が聞こえて来る。
立派な石碑が立っていて、美幌峠という歌があるらしく、歌詞が刻んである。
頂上からは屈斜路湖が一望できる。中島や和琴半島もしっかり見える。
みはらしが良くて非常に気持ちよい。

道の駅に戻り、二階で少し休んだ後、出発
次は摩周湖に向かうため、243号から湖畔沿いの52号に入る。
時間があれば屈斜路湖畔のどこかの温泉につかりたいが、時間がないので、
川湯温泉の足湯に行くことにする。

川湯温泉街に入り道の右方向を見ていると、信号機のある交差点のすぐ横に
足湯の看板を発見。
アドレスを止めてヘルメットを脱ぎ、靴と靴下を脱いで温泉に入るまで一分。
温度がちょうど良く疲れが吹っ飛ぶ。硫黄山から流れてきているお湯なので、
硫黄の匂いが鼻につくが、効果ありそう。
他に誰もおらず、20分くらい一人で堪能してから出発。

しばらく進むと硫黄山が見えてくる。豪快に煙があがっているので、気まぐれで
少しだけ見て行こうと思い駐車場に入ろうとすると、駐車料金400円の看板が
見えたので、即Uターンして先に進む。

12時頃
摩周湖第三展望台に到着。
美幌峠で見た岩手ナンバーのアメリカンに乗った親子連れを見かける。
小学校低学年くらいの娘をタンデムしての北海道ツーリング。
娘を持つお父さんライダーのもっともやってみたかった夢を今叶えているように見えた。

展望台から湖を眺める。摩周ブルーって英単語ができるくらいの深青。
携帯でパノラマモードで記念撮影。

峠を下り、摩周から阿寒方面へ進む。
阿寒湖も見ようと思い、国道から外れて湖畔に行ってみるが、建物だらけで
まったく湖がみえない。観光地化されていて、自分的にはいまいち。
予定にないコースなので、国道に戻り、すぐ近くのガススタに入る。

14:07
阿寒湖のエネオスで給油。系列の違う2つのガススタ同士が隣り合っている、
というか繋がっている変なつくりに少し戸惑う。

次はオンネトー温泉。これは外せない。看板が見えたので速攻で左折。
オンネトー温泉の場所を確認してから、オンネトー湖畔まで上って写真撮影。
こちらの湖は澄んだ緑色。
来た道を戻って、オンネトー温泉景福へ。露天風呂に入りに来たと思われる
バイクや車がたくさんおいてある。
300円を払って階段を下りて露天風呂へ。途中に水曜どうでしょうのロケ画面を
引き伸ばしたと思われる大泉洋の写真が飾ってある。
白いお湯で気持ち良い。熱くないので、山を見ながら長湯できる。
しかし、駐車場からは気づかなかったが、露天風呂側から駐車場に止めた
自分のバイクが丸見え。ということは多分外からも丸見え。
しかも、男湯と女湯は脱衣所が別々なだけで、湯船が繋がっている。。。

温泉を出るとすでに15時をまわっている。キャンプ場ガイドを見て、
今日は上士幌航空公園にキャンプすることに決める。

241号に戻り、ひたすら西に走る。

17時頃
上士幌航空公園に到着。ナビの指示通り進むと、いきなりダートを走らされ
滑走路に到着。キャンプ場の場所がわからず、うろうろしていると、
キャンプ場の看板を発見。
駐車場で町の職員がキャンプ場使用許可証なるものを500円で販売。
今年は気球フェスティバルが口蹄疫で中止のせいか、閑散としている。
非常に暑いので、駐車場に近い木の下の木陰にテントを設営する。

キャンプ場ガイドによると、市役所隣のふれあいプラザで日帰り入浴できると
書いてあるので、入浴セットを持ってそこに向かう。
ttp://www.day-onsen.com/sisetu/4/sisetu4870_home.html

入浴料380円の券を券売機で買おうとするが、5000円札に対応しておらず、
受付で1000円札に両替してもらう。
中は湯船以外にサウナもあったので入ってみる。
オンネトーで温泉に入ってきたばかりだけど、今日は特に暑くて、汗だくで
テント設営したので、サウナ後の水風呂が気持ち良い。

風呂の後、ロビーで水分補給しながらまったり休憩。
汗が引いてからゆっくりと出発。

明日は三国峠を越えるため、ガソリンを満タンにしておく必要がある。
ナビでエネオスがヒットしたが、セルフのホクレンの看板が見えたのでそっちに向かう。

18:42
本日3回目。給油口ギリギリまで給油。

19:13
帰りにセイコマで食料を調達。
キャンプ場に戻って早速調理。レトルトだけど。

水場でお湯を沸かしていると、料理道具を持ってこちらに来る人がいたので、
話かけてみる。
愛媛から軽自動車で釣りに来たという大学生だった。
北海道は初めてとのことだが、本業(?)は釣り人ではなく、
東南アジア系バックパッカー。
愛媛を出てから一回も風呂に入ってないとのことなので、ふれあいプラザの
場所を教えてあげる。
ニジマスを1匹釣ってきたとのことで、おもむろにフライパンで焼き始める。
一口ニジマスをもらったので、代わりに野菜ジュースを差し上げる。

今日は酒盛りする元気が残ってなかったので、テントに戻り就寝。

本日の走行距離 280km
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