PLUS C HOME 泣き笑い日誌 

注文住宅建築活動や私生活で色々学ばせて頂いたことを掲載させて頂きます。

70年サイクル

2011-11-30 19:21:56 | 日記
 本日は、休みを頂いています。最近読んだ本の内容を少し紹介
させて頂きます。 その本の題名は、「優しい会社」といい監修者は
神田昌典さん(経営コンサルタント)原案者は、安達元一さん
(放送作家「踊るさんま御殿」「とんねるずのみなさんのおかげでした」
構成)が書かれた作品です。


では、その内容です。


 一年のサイクルが3ヶ月続く4つの季節に分けるように、今歴史のサイクル
を70年間とし、それぞれが17年~18年間続く四つの季節に分けて考えて見
ましょう。すると日本の冬の時代は、1945年から1962年。春は1963年から
1979年。夏は1980年から1997年。そして秋は1998年から2015年となる。

 こうした前提がわかったところで、いよいよ歴史が創られる。その現場を
見てみましょう。 

 まず、1945年から始まる冬の時期に、あなたがタイムトリップしたと
想像してください。周りを見わたしていただきたい。あたなは焼け野原と
瓦礫の山のなかで茫然としているだろう。そのときに、あなたは30代から
40代、既に社会人となってそこそこの経験を積み、人脈もあり、既に結婚
し子供もいるかもしれないという年齢であったら、何が行動の動機になる
だろう?
 周りには何も無いのだから、新しいものを生み出せる人々が、社会から
求められることになる。1945年時点、ソニー創業者の井深大は37歳、そして
ホンダの創業者の本田宗一郎は39歳。

 彼らにとってみれば、今までになかった、新しい物を創り出すことが、
生きている重要な証だったに違いない。このように歴史サイクルの始まめ
の季節、冬の時代を牽引するのは、「創る人」


「創る人」は懸命に走り続けるものの、誰もが歳をとる。17年~18年がたち
もはや自分ひとりで走り続けるよりも、若手社員に頑張ってもらわなければ
ならない。このときにあなたが血気盛んな30代~40代の年齢であったら、
どうしますか?もはやものづくりは、うえの世代によって完成されつつある。
ならば社会から求められるのは、創られたものを「広げる人」となる。

 歴史サイクルの春に入った1963年当時、イトーヨーカドー創業者の伊藤
雅俊は39歳。ダイエーの創業者中内功は41歳だった。彼らが流通業に向かい
社会的に注目される英雄となったのは、必然だった。

 
 さて「広げる人」も17年~18年たてば、50代後半に近付く。バトンを
次世代に渡していかなければならない。どうするか? 1980年から日本経済
は、夏の時期に入るがこの時に、血気盛んな30代~40代の年齢であったら
どうします? この当時すでに必需品は作られ、流通は広がっています。
そうすると社会に価値を提供できるのは、「良くする人」と言う役割

 会社がさらに良くし製品をさらに良く見せることが必要となる。そこで
英雄になるのが、当時37歳であった経営コンサルタントの大前研一、32歳で
あったコピーライター糸井重里といった人物。


 そして最後に歴史サイクルは、1998年から始まる秋に入る。そのときに
30代~40代を迎えたビジネスパーソンたちは、世の中に自分の価値を証明
していかなければならない。しかし、このときはすべてが整っている。
物は、溢れ、至る所に商品は置かれ、さらに会社経営は高度になっている。
つまり・・・・秋の時代には、何もやる事が残されていない。どうすれば
いいのか?


 答えは既にできた体制を壊すしかない。そこで「壊す人」が英雄
となる。1998年当時42歳だった孫正義、33歳だった楽天創業者の三木谷浩史が
表舞台に登場した。既存のビジネス体制を壊しながら、インターネット革命
を推進した。

 だだ歴史サイクルの最終段階では、壊すだけでは終わらない。2016年からは、
新しい歴史サイクルが始まる。次世代を支える価値観をつくり始めなければ
ならない。

 2011年に訪れた大地震は、価値観の見直しを加速させることになった。
この天災は、高度成長期に役立った価値観のうち、何を残し何を引き継ぐかと
いう、文明の存続に関わる問いを私たちに突きつけている。70年サイクル
で考えれば、それは1941年の太平洋戦争勃発に匹敵する出来事。


 以上簡単に掲載させていただきました。

 この70年サイクルを一つの考え方と捉えて見ると今自分
達のたち位置が少しは分かり同じヴィジョンを持つもの同士が集い、新しい
価値観が産まれてくるように感じているのですが・・・・わたしは、微力ですが
その中の末席にでも入れるよう日々精進していきたいと考えています。

 本日も読んでいただきありがとうございます。