名古屋美味しいもん、不味いもん食べある記

美味しいものは、自分の脚と舌で探すもの。ガイドブックやフリーペーパーは全て広告。本当にいいものを見つけよう。

名東本通《小川屋》。上社《うな昇》。

2012年08月13日 | 日記
あっさりとしたうなぎの味がお酒にもあう《小川屋》。
ボリュームには、やや不満が残るかもしれない。
おつまみに注文する小鉢の類も、これが600円? というような量に驚くこともある。

個人的に評価するならば、僕は決して嫌いではない。
家族で行くには適している。

《いば昇》のような、迫力のあるうなぎではないが、これはこれでいい。
親しいお客様と一緒に行っても、それなりの価値はあると思う。

これといった目立った宣伝もせず、地域の客を確実に集めている点は立派だと思う。

ガイドブックが店選びの最大の武器だと考えている人たちには、この店にはなかなか行かないと思うが、本来は、地元の人たちが通う少し高めの店に、いい店が多い。


ただ、お酒を楽しみたい人には少し不満が残る。
酒の選定と、つまみの選定に若干問題ありだと思う。


《うな昇》は、フリーペーパーなどには積極的だ。
先代から引き継いだ2代目のとき、積極的に地域のフリーペーパーで宣伝を展開し、それが、功を奏したようだ。

ただ、本当にうまいか?といわれると。個人的には?と言わざるを得ない。
多くの口コミに、「本格派」と書かれているが、僕にはそうは思えない。
焼き方、味、商品構成、酒、お米など、僕にとっては不満が多い。
ガイドブックや、情報番組で店を探す人たちは、根本的に、いい店を知らないことが多いようだ。
おいしい行きつけの店を持っている人と、ガイドブックでおいしいといわれる店を探す人とでは、根本的に、経験値も味覚も違う。

名古屋のものが、全国に広がりを見せる中、名古屋の店だけは、他の地域の食べ方に否定的だ。
白焼きがその代表的な例。

今はどうか知らないが、以前《うな昇》で白焼きを注文したら、「できない」といわれた。
話をしてみると、食べ方も知らないのでは?と思えた。
勉強不足だと思う。

ちなみに、《しょうわ》では、土用の丑の日に毎年、うなぎの懐石をする。
白焼きのカボスポン酢、白焼きのツメのっけの握り、肝のう巻き、うなぎスライスちらし鮨、
うなぎの柳川など、いろんな工夫を見せてくれる。

そんなアイデアと、味の工夫がうなぎ業界にも必要なのかもしれない。

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