よかったら読んでいってください!

空想と現実逃避とちょっと真面目

鳴かぬなら、ほかのと替えて、ホトトギス by 私

2021-06-22 12:23:00 | アニメ・漫画・ドラマ
どっちかっていうと。

私が好きだったのは、「鎌倉時代」

みんなが騒ぐほど、戦国時代にはあんまり興味がなくて、よく「信長と秀吉と家康の誰が好き?」みたいな質問に困っていた。

DV系?の信長も嫌だし、側室いっぱい、金の茶室を作っちゃう成金秀吉も嫌だし、若い頃からおじいさんの雰囲気漂う家康(見たわけじゃないけど)もイマイチ、なんて思っていた。

色白細面のイケメン(月代はダメ)で、剣の腕前は超一流、でも戦場で月を見ながらひとり静かに笛をふく、みたいな武将がいたらいいのに~💕みたいなことを思っていた。


戦国時代、記憶にあるのは。

1560年(ひるごろOK) 
 桶狭間の戦い

1575年(銃でこなごな)
 長篠の戦い

1582年 (いちごパンツ)
 本能寺の変

くらいしかない😆

「いちごパンツの本能寺」は、息子たち塾生のお気に入り💕




そもそも、戦国時代。
私は、好きじゃないから、テストに出てくるところしか覚えてない。
詳しい流れとかテストに出ない人物は「誰、それ」な感じ。

それが、最近。
たまたまみたドラマ「信長協奏曲(コンチェルト)

これを見て、私の、織田信長という武将に血が通いだした。

なんて~😆


信長協奏曲のストーリーは、現代に生きる男子高校生サブローが本物の織田信長の目の前にタイムスリップするところからはじまるの。

陰気で病気がちな本物の織田信長が、家督争いで弟、信行に命を狙われていることから、自分の顔と瓜二つのサブローに自分の身代わりに「織田信長」になってもらう、というストーリー。
(織田信長もサブローも小栗旬💕)


それだけ聞くと「ありえない‼️」って思うのだけど、いや、ドラマを見ると意外と「リアル」


現代の高校生は、戦国時代の人からみたら、確かに、そりゃあ、「ウツケ

スニーカーを履いて、派手な着物を腰にまいたり、着くずしたり。




」という独占的な商業組合や関所も、現代の感覚から考えると「じゃあ、廃止しちゃえば⁉️その方が自由に商売をしたり、自由に行き来できるじゃん。」
となる。


鉄砲を取り入れるのも現代人のサブローなら当たり前。


キリスト教を許可するのもすっごく納得できるし。


外国人と物怖じせずに?交流できるのもサブローが一応英検5級を受けたから(笑)


最初は、サブローは戦国の戦や切腹などに怯えて逃げ出そうとするんだけど、辛い裏切り、数々のピンチを経て、ひとりの男子として、リーダー織田信長として成長していく。


また、周りの武将たちも、武士としてやられたらやる、というメンツや意地、プライドより現代人の感覚、「誰の命も大切」、「平和な世の中をみんなに味あわせてあげたい」というサブローの強い思いに打たれ、段々とサブロー信長を慕い、あつい信頼を寄せていく。


柴田勝家を「しばかつさん」と呼んだり、池田恒興を「つねちゃん」森可成を「もりりん」と呼んだり。


サブロー信長のイマドキな高校生チックな言動、振る舞いの中に、いつの時代も変わることのない大切なものがあると気付かされる。

たかだか、500年前。

されどかなり遠い過去。


歴史の教科書だけではまったく知ることのない数々の真実や嘘。


本当の織田信長はどんなことを考え、どんな行動をし、どんな歴史の流れに翻弄され、乱世を生きたんだろう。


そんなことをふと思う。


冷酷で、激情型。


変化を怖れず、グローバルな視野を持ち行動する男。


身分にとらわれず、能力のある者には惜しみ無くチャンスを与え、目的のためには死をも怖れない。

そんな信長が見せる情や義。


かなり二面性を感じてしまう。


ドラマ信長協奏曲が真実だとはまったく思わないけれど、教科書や歴史書に載らない信長の一面を知りたい、と思ってしまった。


ドラマでは、豊臣秀吉がかなりの悪役。


虎視眈々と信長の命を狙い、織田家の滅亡を計画している。


中学生の頃、歴史の教科書の中で、豊臣秀吉は、というと。


立身出世、気が利いていて、聡い、ちょっとエロ、なイメージ。


信長に上手に仕え、たまたまラッキーなことに(明智光秀の裏切りで)信長の後がまに座ることができた男、みたいに思っていたけど。


秀吉が謀って、内心は「パワハラ上司」と思っている信長を単純でまっすぐな気性の?同僚明智光秀に殺させた、としたら?


中国大返し(ここはテストに出るから知ってるも~ん😆)の素早さも納得できる。


なんて、真実はわからないけれど。


コロナが収まって、中学受験が終わったなら。


安土城跡や本能寺を訪れてみたいな💕


早くそんな日がきますように💕



*画像お借りしました








見つけちゃった💕もうひとりのテリィ(テリュース・G・グランチェスター)💕

2021-04-12 15:18:00 | アニメ・漫画・ドラマ
やぁ~っと終わった息子の春休み。

今日から給食あり、の6時間‼️

やっと好きなことができるぅ~😆💕

ってことで。
今日は、春休みに見つけたもうひとりのテリィ💕」について書きたいと思います‼️

よかったら、読んでいってください💕💕


息子が三年生の時の担任の先生は。

授業中に「ジブリアニメ」のDVD を1本まるごと見せる先生として有名(笑)だった。

ジブリアニメをみて、感想を言い合って、午前中の授業はおしまい~😆みたいな。

先生がアニメの登場人物について、心情的背景、心の動き、などをレクチャーをしてくれるらしいけど、お堅いママからは悪く言われてた。

私は、と言うと、大学の(英語)授業で、先生のお気に入りの「チャーリーズ・エンジェル」の一場面をヒアリングする、って授業もあったくらいだし、いいじゃん、家ではみていないし楽しそう、のOK派。



三年生の終わりなんて、毎週1回ジブリアニメデーだったから、息子はかなりのジブリを見ている(笑)

そんな息子が、ある日家に帰ってきて、「ママは、千と千尋の神隠しのハクが好きなんだよね?だったらさ、ハウルの動く城もママ好みだよ、きっと。ハウル、イケメンだと思う。」って言い出した。

確かに、千と千尋の神隠しのハクは大好き💕


ハクは、ヒロインの千尋を助けてくれたり、かばってくれたり、まさに白馬の王子様💕

でも‼️

みんなの前では、「ハクさまと呼べ」、なんぞと言うかなりの「ツンデレキャラ」で、30代だった当時の私は、三回も映画館に足をはこんだくらいお気に入りキャラ💕

もちろんDVD も持っているし、テレビで千と千尋の神隠しを放映しているとなぜか見ずにはいられない。

が、しかし‼️

私は、「千と千尋の神隠し」以外の宮崎ジブリにあまり興味がなかった。

と、言うのが。

初めて見たジブリは、「トトロ」

その他に見たのは、「ポニョ」に「アリエッティ」「火垂るの墓」と恋愛とは程遠いアニメ

だから、宮崎ジブリイコール、恋愛アニメじゃない❗って思い込んでいて、息子に、ハウルはママ好みだから、見るといいよ、って言われた時も、「どーせ、イケメンの人物がちらっと出るんでしょ。」くらいにしか思っていなかった。
魔法使いの冒険話でしょ⁉️って。

それが。

たまたまこの春休みに息子が勝手に録画した「ハウルの動く城」を見たら。

テリィ💕がいた~💕
ハウルって名前の💕



そもそも、ハウルの動く城って、完璧な恋愛ストーリーだし💕

宮崎先生‼️ありがとうございます💕(笑)そして、勝手に録画してくれた息子よ、感謝‼️


ハウルは、美貌の魔法使い。
魔法の腕も超一流。
でも、ハウルはそのかっこよさを武器に、あっちこっちの女子に手を出しては、相手が本気になると嫌になって、ふっちゃうかなりダメなタイプの女たらし。

そもそも動く城に住んでいるのは、手を出した女子から逃げるため、という問題のある男。

おまけに。

「美しくなければ生きていたって意味がない」なんて言いながらも家の中は、



みたいにぐちゃぐちゃの汚い部屋&家に住んでいる。


大切なのは外見、としか考えておらず、心はからっぽ。
本当に大切なものが何か知ろうともせず、面倒なことからは逃げまくっているヘタレ男。


↑これって。

テリィと同じじゃない?

親への反抗や自分の生まれや環境に不満があって、それらを打開しようとするのではなく、現状から目をそらし、逃げている心。

学校で不良を演じたり、親に不満アピールしてみたり、だけど、結局逃げているだけのテリィ。

目を見張るほどの相貌、完璧な家柄、豊かな才能。

他人の目には、恵まれているのに、心の中にはかげりを抱えていて、何かから逃げている、テリィとハウル。

風にゆれるサラサラなロン毛と涼しげな瞳とキリッと結んだ口元。
完璧に満たされているはずなのに、どこか寂しげな風情、もハウルとテリィの共通点。

キャー😆💕すきだ~💕



そうなの‼️

王子様キャラは、好きなんだけど、「王子様」には興味なし、なわたし。

わたしだけ?

容姿が良くて、お家柄もよくて、才能があって、な男子は、「いいね👍」でおしまい。

キュンキュン💕しちゃうのは、
容姿が良くて、お家柄もよくて、才能があるのに、どこかにかげりを抱えているメンズ💕

そう💕

どこか寂しげな後ろ姿
とか
遠くを見ているような瞳
って、フレーズに弱い(笑)

ま、息子が、寂しげな後ろ姿をしていたら、給食の余ったゼリー争奪じゃんけんに負けたのか⁉️
とか、遠くを見ているような瞳をしていたら、眠いんだな(怒)、起きて漢字ドリルやりなさい‼️っておもうんだけど。


わたしと同じように感じる女子は、いないかなぁ。
完璧な男子でなくって、心にかげりを抱えているメンズにきゅんきゅんするのって。


そして。

ハウルもテリィと同じように、ヒロインに出会って、ものすごく内面が変わる。





色んなものから逃げていたのに、大切なもの(人)を守るためには、逃げていたら守れない、と気づいて、愛する人を守るためにたたかう💕

これよね💕💕💕

このハウルの動く城は、かなり奥深い、色んなところに謎かけ?ヒント?が散りばめられている大人の女子が楽しめる作品。

魔法使いの冒険話じゃない‼️(笑)

ヒロインのソフィーに、初めて会ったはずのハウルが、「探したよ。」って言うのは、なぜか?

ハウルが悪魔に心(心臓)を渡したのは、なぜだったのか?

ハウルはソフィーをずっと待っていたのか⁉️

ソフィーの髪の色がもとにもどらなかったのはなぜか?⁉️

いつ魔法はとけたのか⁉️

などなど。

ハウルの動く城は、ハウルだけでなく、ヒロインのソフィーも成長する。

自分に自信がなくて、流されるまま運命を生きていたヒロインが、ハウルに出会って恋をして、自分の気持ちに素直になる。

好きな人と一緒にいるために。
好きな人の役に立ちたくて。
好きな人をかばうために。

臆病だった心にムチを打つ。行動する。
やっぱり物語って、ヒロインも重要。

守られてばかりのお姫様タイプより、考え、行動し、なんなら戦うことも辞さないヒロインがすき💕

まさにソフィーは行動し、戦うタイプ。

このお話には、原作があって、

「魔法使いハウルと火の悪魔」

というそうな。

宮崎ジブリと原作はかなり違っているところがあるそうなので、読まなくては‼️


今日も読んでいただいて、ありがとうございます💕



なんて素敵にジャパネスク

2020-10-01 11:19:10 | アニメ・漫画・ドラマ

この物語、小説と漫画があるのだけど。


私はリアルタイムで小説を読んでいた。

一生のうちで、たぶん1番読書をしていた高1の頃。



ストーリーは、と言うと。


(画像、お借りしました~♥️)



時は平安。


京でも指折りの名門貴族の娘である瑠璃姫は16歳。


本来ならとっくに結婚していてもおかしくない深窓の姫君、なはずなのだけど。


母君が亡くなって喪もあけないうちに新しい女性を連れてきた父親に幻滅し、すっかり独身主義になっている。


そして、幼き日の初恋の相手、吉野君(よしののきみ)の面影を胸に独身主義を貫こうと思っていたところ。


世間体を気にする父親は、結婚適齢期をすぎた娘を権少将と無理やり結婚させようと、ある夜、陰謀をはかる。


陰謀、というと大袈裟だけど、早い話が、娘の部屋に権少将を強行突破させる、という手荒なもの。


あわや、強行突破(笑)されそうになったところを助けてくれたのが、幼なじみで年下、筒井筒の仲の高彬(たかあきら)だった~♥️


実は瑠璃姫は、高彬と行く末を契ったことなど、すっかり忘れていたのだけど、高彬の方は幼少の頃に共に遊んだ瑠璃を一途に想い続けていたかわゆい年下男子。
きゃ❤️すてき。


この高彬、性格は生真面目でお役目一辺倒、瑠璃とは違い、身分や世間体を重んじる常識人。


堅物すぎる余り、帝をはじめとする他の宮中人からその生真面目さをからかわれるような年下男子。


一方。

この瑠璃姫、そんじゃそこらの姫じゃない。


勘が鋭く、頭の回転がいい。

その上、勇敢で情にもあつく、必要とあらば、女房に変装し他家(時として後宮)に忍び込むことも辞さない行動力の持ち主。


これが、深窓の姫君でなければ、素晴らしい長所なのだけど。


なよやかな女性がよいとされる平安においては、瑠璃姫は、物の怪つきの姫と噂されてしまう。


売れ残り、と父親が心配していた瑠璃姫には、有望な公達、高彬という筒井筒の幼なじみがいて、めでたしめでたし、とならないのが、このなんて素敵にジャパネスク、なのだ。


ひょんなことから。
瑠璃姫が、帝を巻き込む陰謀に巻き込まれる。


そこには。

鷹男、という東宮の命を受けて暗躍する、きりりとした端正な男性が登場するのだけど。


↓鷹男


実は、鷹男というのは、仮の姿で、実は東宮(次期帝ね🍀)ご本人なのだ~❤️


つまり。

東宮、御自ら宮中を出て、スパイとして暗躍していたの。

鷹男は。
盗賊もどきの行動ができる胆力の持ち主でもあり。

和歌を読ませれば、当代随一‼️

また、瑠璃姫には高彬という婚約者がいることを知っていながら、雅な、でも嫉妬に苦しむ恋を歌った文を送ってきたりもできる粋な男。


たぶん、人気No.1。


一途でかわゆい年下夫の高彬派とみやびな東宮、鷹男派。


当時から誰派?ってファン同士の中で、熱き戦いが繰り広げられてきた。


そう‼️まさに、キャンディキャンディのアンソニーか?テリィか?
アルバートさんか?みたいに。


で。やっぱり。

キャンディキャンディと同じように。


やはり、第3のイケメンが出てくるのだ‼️


それは。


「吉野の君❤️」


瑠璃姫が、幼き頃過ごした吉野の里で一緒にあそんだ童。

女の子と見まがうばかりのきれいなお顔で、瑠璃と将来を近い合うのだけど、流行り病で、ぽっくり亡くなる。

と言うのは、表向きで。


実はその吉野の君、帝のご落胤。

父親の身分も知らず、田舎暮らし。
幼き日から何もない吉野の君が、たったひとつ望んだのは、一人の姫と幸せに暮らすことだけ。


それなのに、帝は、争いの種をつもうと吉野の君を無理矢理落飾させるの。


そして。その吉野の君は、父親である帝近くに僧侶としてつかえていたのだけど。


昔、好きだった瑠璃姫が、異母兄である東宮(鷹男ね)の女御にあがる、との噂を耳にする。


全てを手にいれている兄が、自分がたったひとつ欲しいと夢見てかなわなかった姫を手にいれる‼️

そして。
吉野の君は、鬼になる。


と、まあ、こんなストーリー❤️


私は、もちろん?「吉野の君派」


薄幸の美少年、吉野の君❤️


当時。関西に住んでいたこともあり、吉野にはまって、ちょくちょく訪れていた。


特に。


桜の季節は最高なの❤️


そして。


不謹慎かも、だけど、私は、「僧侶」にロマンを感じるようになった❤️


勝手な妄想を抱いちゃう。


そして、それが高じて、高野山やら比叡山に参拝し、お坊さん観察をしてしまう。


実家がお寺、とかいう友達もいて、実際のお坊さんの「なまぐ○坊主」ぶりも十分わかっているんだけど。


でも、その中にも本物がいらっしゃる、と感じることがある。


大願成就と所願成就はどっちが、得か⁉️みたいなえげつない冗談を友達としていたら、そばにいた高野山の若い僧侶が、「仏光倍増」という言葉もありますよ、と教えてくれた。

仏さまの光が増しますように、という意味であると。


そして、彼は。


真冬の寒い季節にも。


弘法大師さまが、入定なさったお堂(立ち入り禁止)の扉の隙間に手をかざすと。


真冬の極寒の中ですら、お堂の中から暖かな空気が流れてくるんだと教えてくれた。


それを聞いて、私はものすごく恥ずかしくなった。


私と年の変わらない若い僧侶の気持ちの凛々しさ、清々しさに、圧倒され、自分が大切なものを大切にしていない、と気づかされた。


それから。少し。



目に見えないもの、心にだけ住むものを大切にするようになった。


なんて素敵にジャパネスクを読むたび、あの時の、私と同い年くらいの若い僧侶はどうしているんだろう?と思い出してしまう。


どこのお寺にいようとも決して、なまぐ○坊主にはなっていない、と確信している。
























「立ったまま埋めてくれ」

2020-09-29 10:47:49 | アニメ・漫画・ドラマ
元々、私は。

「海賊」とか「ジプシー」って言葉にロマンチックなものを感じていた。

*現在では、「ジプシー」という言葉は使わない、使ってはいけないそうだ。「ロマ」というのが、現在の呼称だそう。

子供の頃読んだ漫画「フォスティーヌ」はジプシー(ロマ)に育てられたオーストリアの大公の娘の物語。
当時、ジプシーなんてみたことも聞いたこともなかった小学生の私は、音楽やダンスをしながらヨーロッパ中を旅するロマンチックな楽団、くらいにおもってしまった。



そして。


そのイメージを覆したのは、学生時代にヨーロッパを旅した時。

イタリアやフランスでは、必ず、ガイドさんに「ジプシーに気をつけて」って言われた。

ジプシーの子供たちが近くに来て、無心をする、そしてパニックになってるところを大人のジプシーがお財布をすったりする手口だから、みたいなことを言われた。


フォスティーヌに出てくる「ロマンチックなジプシー」と、見てわかる(一見してわかるくらい汚い格好の)スリ集団は、まったく違う。


初めてみるジプシーは、ロマンチックな音楽集団ではなく、ボロボロの服を引きずりながら、観光バスの回りをうろうろする集団だった。


正直。


がっかりして。(今は、そんな自分が恥ずかしいけれど)


ジプシーのことは忘れてしまった。


それが。最近、ひょんなことから上記の衝撃的なタイトル「立ったまま埋めてくれ」という本に巡りあった。


これは。



ヨーロッパのジプシー(ロマ)の虐げられ、迫害されてきた人々の物語。


生涯、ひざまづいて生きてきたから、せめて死んだら、ひざまづかなくていいように、「立ったまま埋めてくれ」という意味だ。


そのくらいヨーロッパのジプシーは、長い間、社会の隅に追いやられ、いないものとして蓋されてきた。


少女たちの結婚は12、3歳。
学校には通えず、文字は読めない。
スリやかっぱらいは悪いことではない。
富めるものから余分な富を奪うのは、当たり前のこと。
毎日、洗濯、子供の世話、食事の用意、そして、スリ、虐待、暴力。


30歳ともなれば、すでに祖母になる。


そんな人々が今もこの現代に生きている。(もちろん、定住政策もある)


自分自身にも、息子にもつたえたい。


これからも辛いこと、悲しいこと、やりきれないことが、人生には波のように襲ってくることがあるだろう。

そんな時に。


「立ったまま埋めてくれ」という言葉を死ぬ時につぶやく人々がいることを。


どうしようもない社会の渦に翻弄されるしかない運命を持って生まれてくる人がいることも。


今、この日本に生まれてこれた幸せがあることを。


生きていれば、なんとかなる、と思える日本にいることを。







前世ってあるのかも!

2020-09-02 20:11:10 | アニメ・漫画・ドラマ
ひょんなことから読んだ「デジデリオラビリンス」





作者の森下典子さんは、雑誌の取材で、前世が見えるという霊能者をインタビューすることになるの。



その霊能者から
「あなたの前世はルネサンス期に活躍したデジデリオという美貌の青年彫刻家です」と言われるんだけど、最初彼女は「眉唾くさい」と信じる気持ちにならない。

疑う気持ち、というよりは、嘘を暴きたい、に近い気持ちで、デジデリオについて調べていくんだけど。。。


日本では調べることができないようなこと、資料もあまりないようなことをイタリア、ポルトガルに飛び調べていくと、霊能者の話した自分の前世と歴史の中に生きるデジデリオが一致していくの。


霊能者の話す前世の自分と調査したデジデリオがぴたりと一致して、と言うより、最初は、霊能者の話と歴史上の事実が相反しているのだけど、深く調べて行くと、霊能者の話す内容が真実であることが明らかになっていく。


それがすべてノンフィクション‼️


嘘じゃないー‼️




この本を読んで前世ってあるのかなあ?あの時みてもらっていたら、と激しく後悔。

と言うのが。



20年以上前になるけど、関西にすんでいた時。


ある友達が、京都にいる前世が見えるっていう霊能者に前世をみてもらった、っていう話をしていたのを思い出したから。



その時は、京都に住む前世が見えるっていう霊能者に前世をみてもらった、すっごいオススメだよー‼️って、電話番号を渡されたの。


その霊能者って人が、この森下典子さんが取材し、前世をみてもらった、って人と同一人物。(たぶん、絶対)


特徴なんかがすべて一致してる。確か名前も「M先生」



でも20代後半のあの時は、ウソくさ~‼️って。



そもそも、前世をみてもらったって友人は、身長174センチで、オリエンタルな顔だちの美人。


アラジンと魔法のランプの「ジャスミン」に似てる、ってことで、周りから「ジャスミン」とあだ名をつけられてる。


そのジャスミンは、その霊能者のM先生から、「あなたは、○○年くらいにペルシャにいた踊り子」って言われた、って。


それにまつわるエピソードも詳細に話していたけど、覚えていない。



だって、それ、見た目のイメージじゃん‼️
見たまんまじゃん!フラダンス、やってるし‼️


って内心思ったの。



もうひとり一緒に行った友人は、江戸時代の商人の娘だって。


フリーランスのナレーターをやっていて、すっごくチャキチャキしていて、売り込み上手。



これまた、見た目のイメージ!



オススメしてくれたジャスミンたちには悪いけど、わざわざ京都まで行って、前世をみてもらおう‼️とは思えなかったの。



たぶん、わたしも見た目のイメージで、前世を語られそうで。




だけど、作家の先生は違ってる。もちろん、それについて取材を元に記事にしないといけない、って言うのもあるんだろうけど、その自分の前世を調査していく、ってすごい、というかさすがというか。



そもそも。

自分のイメージを誰かに語ってもらうのも悪くない。
みんな普通、本音は語らないから。



でも若い頃は、目の前の現実に忙しくて、ロマンを求めたり、不思議な話に耳をかそうとしなかった。



前世ってあるんだろうか?



この本によると人は五回輪廻を繰り返すという。



私は今生、何回目の輪廻なのか?



その前は、どの時代のどんな人物だったのか?



なんとなく、自分は前は男子だったような気もする。




見た目のイメージだと東南アジア系?(笑)



M先生に、前世をみてもらうんだった‼️



慌ててそのジャスミンに久々に連絡すると、「M先生はお亡くなりになった」とのこと。




残念すぎる。



これからの人生は、不思議な話にもっと耳を傾けたい。