「人を追い詰めて、セッチンズメの状態でつかまえたと
思ったが、裏口からコソクにも逃げられた。」
借金の取り立てに追い詰めたが、「まちぼうけ」をくらう
のである。この手はよくやられた。
知恵が相手の方が上だと分かっているのに、正面から戦う
必要はない。ある程度とらないと、何を考えているか?
人は自分のレベルでものごとを考える。
見栄、ほこり、こんなものは小さいことだ。
そのことをすべて捨てた時に、自分にとって一番
大事なものが見えてくる。
「人は必ずしも力があるものだけが、勝とは限らない。」
準備を整えて、自分の得意分野でたたかう。
一部の功名は見えてくるものだ。
私の胸中は万人にないものがある。