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チェリスト 阪田宏彰のBlog

日々感じたこと、おすすめなモノ、お気に入りなど

YAMATO S.Q.いろいろとご報告。

2021-11-15 | YAMATO String Quartet
宿題と書類が山積みの部屋では、ひたすら睡眠時間が削られていきます。
旅先では「だって何もできないもん」と休んでいたのですが、あまりの業務遅滞に耐えかねてMacbook proを買ってしまったのです。旅先でも休めなくなりました。

報告しなければならないのはこんなことではありません。

11/24は、フレディ・マーキュリーの30回目の命日。

この夜、YSQは渋谷のLivingroom cafeで演奏致します。
「YAMATO String Quartet Rock Live」
実はこの公演、YSQ後援会員だけの先行予約があったのです。
この先行予約でほぼ売り切れてしまったため、一般発売後は一瞬で完売してしまいました。
でも!!
この公演は同時配信があります。
見逃し配信も追っかけ再生も無く、その時間にしか見られません。
チケットは無限にあります。

来年2/6は、いよいよ新しい体制で始まる横浜定期公演。

「YAMATO String Quartet ∞」
先日のミューザ川崎公演で取り上げた「死と乙女」に続いて、同じくシューベルトの名作「ロザムンデ」と、最近定期公演ではあまり取り上げられなかった映画音楽をたっぷりと。さらに大島ミチルさんの新作も!
だったのですが、11/14(この記事を書いている時点で昨日)発売開始の4時間後に完売してしまいました。
こちらは配信も無いのです・・・。
後からの報告で申し訳ありません。

そして、4/26の白寿ホール。
「YAMATO String Quartet 東京定期公演」
昼15時からの「YSQ Classial Program」と夜19時からの「YSQ ∞」の1日2公演!
「Classial Program」では、久しぶりにグリーグが登場。「YSQ ∞」ではツェッペリンの新アレンジが登場するかもしれません。
こちらは来年2/5がチケット発売日ですが、実は今年11/15(今日!)~11/21の後援会先行受付が始まっています。

ちょいちょい出てくる「後援会」というワードですが、少し前からリニューアルしています。
現在の後援会は会費無料で、月に1回阪田からメールが送られてくるだけの簡素な会です。
実はこのメールの中で、先々のスケジュールは告知されていたんですね〜。
お申し込みは、こちらまで。

「いやいや、せっかくある公式サイトをちゃんと更新しなさいよ!」という声が聞こえてきます。
実は、こちらも改装中なのです。
もうすぐ、スマホ対応になった新しい姿で(PCで見る限りほとんど変わりません)お目見栄します。
あとは阪田がいつ頑張るか、です。
なんとか年内の完工を目指したいと思います。

今後とも、YAMATO S.Q.をよろしくお願い致します!

10/30 YAMATO S.Q.旭川公演!

2021-10-26 | YAMATO String Quartet
YSQにとって二度目の北海道は、旭川。
大雪クリスタルホールでの公演です。


先日の川崎公演のプログラムから、「死と乙女」や「天使の組曲」の全曲演奏などはそのままに。
北海道が生んだ巨匠伊福部昭の「ゴジラ」など、映画音楽も加えたプログラムになります。

YSQが北海道で演奏する機会は多くはありません。
この機会をお見逃しなく!

YSQミューザ川崎公演 大入り感謝!

2021-10-18 | YAMATO String Quartet
10/16のYAMATO S.Q.ミューザ川崎公演、無事終演致しました!
ご来場くださった皆様、本当にありがとうございます!!


YSQにとって、単独公演で2000席という会場は初めてのこと。
とても室内楽の会場とは思えない拍手の共鳴を感じながらの公演でした。
ヴァイオリニスト石田泰尚のますます高まる人気ももちろんですが、神奈川芸術協会の真摯な公演企画と継続の賜物ですね。

ステージ上で発表された通り、来年7月にも同じくミューザ川崎にてYSQの公演があります。こちらもお楽しみに!

YAMATO S.Q.ミューザ川崎公演

2021-09-29 | YAMATO String Quartet
10/16(土) 13:30開演です。

有名な方々がずらりと並んでいますが、この日はYSQだけの公演です。

内容は、久しぶりの「死と乙女」(シューベルト)、ピアソラの「天使の組曲」「悪魔の組曲」全曲、そしてピンク・フロイドのアルバム「狂気」。
「あ、また長いやつだ」と思われた方も多いでしょう。
とてもタフだった昨年の「ベートーヴェン中期・後期全曲演奏会」と同じ、神奈川芸術協会さんの主催公演です。
さすがです・・・。

「ベートーヴェン・チクルス」の最終公演で、ベートーヴェンの狂気を引き継ぐものとして、シューベルトの弦楽五重奏を取り上げました。
プログラムやプレトークの中で、ベートーヴェンの初演を担当したシュパンツィヒが、シューベルトの「ロザムンデ」や「死と乙女」の初演も行ったこと、シュパンツィヒがこれらの作品を酷評したことから、どうもシュパンツィヒの能力の方が疑わしいのではないか、という推論を立てたのです。
彼はベートーヴェンに信頼されていたことで有名なヴァイオリニストです。ベートーヴェンは聴こえていないのですから、本当に達者な音楽家だったかどうか怪しくないですか?
今回は、シュパンツィヒが「見るべきものはない」と評した「死と乙女」の、実に完璧な構造美をご覧いただきたいと思います。

そして「死と乙女」の刺激の後には、ピアソラの「天使」と「悪魔」、ピンク・フロイドの「狂気」と、さらに尖ったプログラムが並びます。
ベートーヴェン・チクルスの時に劣らぬ濃密な演奏になると思います。

2000席完売まで後少し!
ここまで来たら満席のミューザで弾きたいですね。
是非、ご来場ください!







YAMATO S.Q.後援会移行お知らせ

2021-07-13 | YAMATO String Quartet
YSQ後援会について、お知らせです。

今年の春には移行していたのですが、ご案内が遅くなってしまいました・・・。

昨年まで、YSQの年2回の定期公演を主催してくれた株式会社リリーさんとの契約満了につき、定期公演と後援会の扱いが変わりました。

東京公演と横浜公演それぞれに主催がつくことになりました。
次の定期公演は、2022年2/6に横浜公演、2022年4/26 に東京公演となります。

そして、後援会の運営はメンバーが直接行うこととなりました。
これまで分かれていた後援会有料会員と、LINE無料会員が一つになります。
会費は全て無料となり、YSQやメンバーのスケジュールやお知らせを毎月メールします。
今月お申し込みいただいた方には、7月号定期便からメール致します。
詳しくは、公式ホームページをご覧ください。

これまで後援会向けに行われていた「後援会プレミアムコンサート」は廃止となります。
その代わりではありませんが、今年2021年の11/24(フレディ・マーキュリーの30回目の命日!)に、YAMATO String Quartet ROCK LIVEが開催されます。
会場は、イープラスが経営するLivingroom Cafeです。
後援会員のみ、8/20(金)12:00~8/31(火)18:00まで先行発売があります。
一般発売は9/1(水)12:00~ですが、現在の会員数と会場のキャパシティがほぼ同じなので、会員だけで埋まってしまった場合は一般発売はありません。

以上、取り急ぎのお知らせでした!

新しい動画が公開されました。

2020-11-17 | YAMATO String Quartet
今年最大の試練だった「ベートーヴェン中期・後期弦楽四重奏全曲演奏会」が、YOUTUBEで全編公開されました。

通常、YAMATO String Quartetのコンサートを無料で配信することはありませんが、今回はJ-LOD「日本発のコンテンツの海外展開」の意図に沿って配信致します。
滅多に見られないYAMATO String Quartetのクラシック公演をお楽しみいただければ幸いです。

Beethoven Zyklus vol.1 (8/5/2020) : YAMATO String Quartet


Beethoven Zyklus vol.2 (8/12/2020) : YAMATO String Quartet


Beethoven Zyklus vol.3 (8/20/2020) : YAMATO String Quartet


Beethoven Zyklus vol.4 (9/06/2020) : YAMATO String Quartet


思い返しても、厳しいチャレンジでした。
YSQは、26年間ベートーヴェンを避けてきたのです。
クラシックもそうですが、ベートーヴェンとなると苦手意識しかありませんでした。
「半年かけて隔月で1公演ずつならなんとか・・・」という約束も、新型コロナウイルスによる延期で1ヶ月に詰め込むことになり、客席50%制限の影響で同日昼夜2公演開催になりました。
これほど気力・体力、生命力を駆使したのは、結成以来初めてのことでした。

第一回の昼公演が終わった瞬間、全身の悲鳴にメンバー全員が狼狽しました。
それぞれの方法でリカバリーに努めていましたが、僕は夜公演のプレトークまでもうあまり時間がありません。
ホールの方に教えてもらったマッサージ屋さんで、鉄のようになった体をほぐしてもらわなかったら夜公演を無事務められたかどうか・・・。

でも本当にやってよかったと思っています。
タンゴやロックで培った表現力をベートーヴェンにぶつけるという試みでしたが、これからはベートーヴェンで得た音楽力がタンゴ・ロックに反映されることになるでしょう。
グループとしても、今までで一番良い状態になったと感じています。

この公演と動画に携わってくださった全ての方に感謝です。
新型コロナウイルスの脅威の中、聴くのもしんどいこの公演に足を運んでくださったお客様。(4公演昼夜合わせて8回いらっしゃった猛者も!)
YSQが限界を突破するきっかけをくださった神奈川芸術協会の皆様。
公演内容も公演回数も公演時間も全てが異常事態の中で、真摯に記録を録ってくださったビデオクラシックスの林さん。
最後に、限界を超える挑戦に最後まで付き合ってくれたメンバーと、ずっとそこに居たかのような親和性を見せてくれたチェロの小川和久くんにも大感謝です。

全ての方の協力が無ければ、出来上がらなかった動画です。
演奏は決して鮮やかでも器用でもありませんが、のっけから限界の先で勝負している熱気を感じ取っていただけたら嬉しいです。

ベートーヴェン、いよいよ最終回!

2020-09-05 | YAMATO String Quartet
想像はしていましたが、想像をはるかに超える壮絶な企画でした。
気力・体力なんていうものではなく、生命力を根こそぎ持っていかれるような公演です。
そして昼夜2公演・・・。

8/5 第一回公演の「ラズモフスキー全曲」を初めて全部通してリハーサルした時、メンバーは1時間ほど立てずに座り込んでいました。

本番中は、あちこちがピシピシ音を立てて壊れていくのが分かります。
ホールの方に教わったマッサージ屋さんに飛び込まなかったら、夜公演はとても無理だったでしょう。

8/12 第二回公演では、「ハープ」「セリオーソ」と12番。

1週間では疲れが抜けない年齢を感じつつ、ナポレオン占領下でなぜか明るいベートーヴェンに取り組みました。

8/20 第三回公演は、微妙に作曲順に逆らって、13番と「大フーガ」、それから15番。

戦々恐々としていた「大フーガ」ですが、終わってみたら「あれ、気に入ったからまたやろうぜ!」とのこと。マジか・・・。


でも本当にやってよかった。
自分にこんな力が残っていたことにも驚きましたが、グループとしてのポテンシャルも違うステージに到達した気がします。

これまでに取り組んだタンゴやロックのおかげで、より直截的な表現でベートーヴェンに立ち向かうアイディアを手に入れました。
逆に今回のシリーズを経験したことで、ロックのクオリティも上がっている気がします。

そして9/6、いよいよ最終公演です。

甥カールの自殺未遂前後、そしてベートーヴェンの最期を見る14番と16番、そして後期ベートーヴェンの跡を継ぐものとして、シューベルトの弦楽五重奏曲。
名手・小川和久氏に登場してもらうこの五重奏は、実はシリーズで一番楽しみにしていました。
リハーサルを経た今、本当に楽しみです。
今回のシリーズでも、早く弾きたいと思ったのは今回が初めて!
シューベルトの五重奏をよくご存知のマニアックなお客様でも、ここまでエネルギッシュな解釈は見たこと無いはず。


今回のシリーズでは、プレトークというものにもかなり真面目に取り組みました。
いろんな資料を読んでみて、全部を演奏してみて、全く想像もしなかったベートーヴェンの姿に辿り着きました。
(9/9の後援会コンサートで、ダイジェストにして喋ってみようかな?)

様々な面からお楽しみいただける公演だと思いますが、13:30からの昼公演はおかげさまで満席(50%制限)!
最近決定した夜公演は、まだお席があるようです。
19時から(プレトーク18:30)です。是非!

ベートーヴェン中期・後期全曲演奏会

2020-08-06 | YAMATO String Quartet
昨日、無事第一回公演を開催できました!

(昨日のパンフレットの表紙。写真は全4回の公演で4人のメンバーが交代で出てきます。)

中止になったり、中止が中止になって延期になったり、客席の制限が撤廃になったり復活したり。
予測不能なハードルが本当にたくさんありました。

この状況の中で、会場に足を運んでくださった皆様、本当にありがとうございます。
一日でラズモフスキー全曲というのは、お客様にとっても大変な体力のいる公演だったと思います。
「ブラボー禁止」の中、お客様がお立ちくださった時は胸が熱くなりました。


色々なことに気を配りながら、一つ一つハードルを乗り越えて公演の実現にこぎつけてくれた主催の神奈川芸術協会の皆様には感謝しかありません。
楽しみにしてくださっているお客様の熱意や安全対策。
不安定な状況での演奏者のモチベーション。

毎日のように状況が変わる中で、チケットの変更や払い戻しのシステムなど、必ずしもお客様に対して完璧な対応は間に合わなかったようです。
ご迷惑をおかけしてしまった皆様には本当に申し訳ありません。

せっかくほとんど満席だった公演は、平日昼間の開催を余儀なくされ、客席制限のために昼夜2公演に分けられました。
公演直前に舞台袖で、主催スタッフさんに質問してしまいました。
「いまさらですけど・・・大赤字なんじゃないですか??」

ちょっと表情が曇った後に、強い目で
「良い公演をお客様に届けるという約束を守るのが大前提ですから。」
素晴らしい主催者です。


石田をはじめ、メンバーも最後まで力を振り絞ってくれました。
一日でラズモフスキー全曲を2回!
指の28個全ての関節が悲鳴をあげていました。
公演の休憩中、いつもは「さっさと始めようよ」とうるさかったメンバーが、公演再開のベルを聞いて「もう!? 早いよ・・・・。」とぼやくほど。
そんな中でも、ボソッと「でも楽しいな。」とか「やってよかった。」と呟いてくれるのを、本当に心強く感じました。

このメンバーと、主催者、お客様と共に、全公演を全力でやり遂げます!


最後になりましたが、告知です。
昨日に引き続き、8/12の第二回公演、8/20の第三回公演は13:30~と19:00~昼夜2公演です。
夜公演は間際に設定されたこともあり、かなり空いております。
やるだけ赤字が膨らむ気がしますが、「既往症のある方やご高齢の方など、感染リスクが高い方にも選択肢があるように」という意図があるそうです。

そして、9/6の第四回公演についても、夜公演が設定されることが昨日決定しました!
もし可能であれば、この壮絶なチャレンジを会場でご覧ください!

クリムゾン・キングの宮殿全曲演奏

2020-04-25 | YAMATO String Quartet
クリムゾン・キングの宮殿全曲演奏の動画をアップしました。

冒頭40秒ほど、真っ暗闇でのノイズ演奏があります。
その後、「21世紀の精神異常者」「風に語りて」「エピタフ」「ムーンチャイルド」「クリムゾン・キングの宮殿」と、間断なく続きます。

クリムゾン・キングの宮殿 In The Court Of The Crimson King:キング・クリムゾン King Crimson(Full Album)


例によって戦時特例です。
緊急事態宣言の解除に合わせて非公開にするかもしれません。
そのまま忘れているかもしれません。