さて早朝ガリンコのところに電話して聞いてみたら
いま沖合12~13kmのところに流氷があって、この後の動きによっては
ガリンコは流氷のところまで行けるかどうかは微妙だとのこと。
うーん、残念だけど今年はガリンコはあきらめよう。
というわけで知床行きに決定。
まずは快速しれとこで知床斜里まで。
途中の北浜駅に停車中、窓越しに見た海。
ずっとむこうまで真っ白で、なんだかうそみたい。
降りてゆっくり見たかったー
人がいる。そこは海じゃないのか。
も少し進んで知床斜里駅近く。
駅について観光案内で聞いたら
自然センターから戻るバスは一本しかないから絶対に乗り遅れないようにとのこと。
行く前から焦る。
なんか優しい人だったなぁ
ちょっと海のほうに出てみたかったけどそんなに時間もないので
コンビニでおにぎりとか買って斜里バスに乗り込みます。
いざ出発。
この道のりはすごかったー
怪しげな雲が向かう先にあるのを気にしながら
ひろーい雪原を過ぎて海沿いの道に出ると、
水平線までびっしりの流氷が現れ始め、ついには180°の流氷の海に!
しかし、前の席の人が、いいところにくると窓を開けて写真を撮るものだから
ちょうど私の視界の真ん中に窓枠がきて、わたし撮れないんですけど…
そのひとの窓あけの合間にいそいそと撮ってみたものの…
どっちにしろうまく撮れなかったのでのであとはじっくりと目に焼き付けることにして…
ウトロのバスターミナル近く、ずーっと高いところにのぼっていったときの
眼下に広がる一面の流氷はもう、ほんとうに興奮するほどの絶景でした。
これだけはどんなへなちょこになっても撮っておけばよかった。
昨日の夜ホテルの人に、冬は知床に行くバスはないとか言われてぷりぷり怒っていたことも忘れます。
さてそんな素晴らしい1時間のバス旅を経て自然センターに到着。
フレペの滝だけなら、他の人が通った道ができているのでスノーシューなどなくても歩けますよ
とのことだったので早速そのまま散策開始。
雪の積もった林を歩き
どんどん歩き
広大な雪原に出る。
曇っちゃったー
けど向こうに白く光るのは流氷では?
点々と見えるのは、鹿。
そういえば知床が世界遺産に登録されてから来てなかったけど
やっぱりすばらしいな
しかも夢にまで見た冬の知床。
わくわくしながら時々雪にずぼずぼ埋まりながら歩く。
わーはまったーとか言って。
たのしいー
ちょっと晴れ間も。
あっちのほうも行きたかった。
そしていよいよ目的地に到着ー
あれ?
びっしりしてないんだ
薄くて小さな氷がぷかぷか浮かんでいます。
でも晴れてきて海も青く見えてとってもキレイ。
ちらりとはじっこにフレペの滝。
青く凍って実際はとても綺麗だったんだけど…
立派なカメラをもった写真を撮る会の人たち。
ベンチを荷物で占領して三脚で陣取りして
後から来る人たちに揺らすなと言って
どんな素敵な写真が撮れたのかなー。
なんて、こんな場所で、そんなこと思うのももったいないことでした。
そしてやはりあっという間に時間は過ぎ
バスの時間が気になってきたのでぼちぼち戻ります。
真っ白な山にまとわりつくような雲。
もう広すぎて困る
何度も立ち止まり振り返りそして走る。の繰り返し。
林の中の坂道も走る。
急げー
もっといたかった。
息を切らせてセンターまで戻ったら出発5分前。あぶなかったー。
ソフトクリームとか食べるひまもなかった。
帰りのバスもまた楽し。
窓あける人もいなかったのでのんびり撮ってみました。
また雲が出てきちゃったけどやはり一面の白い海は圧巻です。
陽が当たると流氷が光ってなんともいい感じでした。
水平線にひとすじ。
海から離れて内陸部を通っている時、反対側の窓からの景色がとっても綺麗だったので
停まったら席を移動しようと思っていたら結局一度も停まらず知床斜里駅についてしまいました。
ほんとにすばらしい景色の連続。
自分の車で来ていたら暗くなるまで帰れないと思う。
知床斜里から再びJRで網走へ。
すっかり曇りの北浜駅より。
たった1時間半の知床滞在だったけど
ほんとうにほんとうに行ってよかった。
これはしかし、道中の素晴らしさがあって尚更のことだと思う。
大変満足の一日でした。
網走へ戻ってから、2日目の夕方に流氷を見たポイントへ行こうとしたけどあっさり迷い
ウォーキング中の地元の女性に聞いたら
行けても流氷はもうないし暗くなってきたから道が凍って危ないとのこと。
だから帰りました。
雪も降ってきました。
今来た道と逆のほうなのに道がわかるところまで連れて行ってもくれて
ありがたかったです。
みんな親切です。