女の子が部屋の真ん中で立ち尽くしている。
こちらも立ち尽くしている。
「どうすればいいんだ?」
女の子が話かけられている。
話が終わるまで待った。
話終わって目が合った。
くそ〜、なんとかならないか‼︎
くそ〜、なんとかならないか‼︎
女の子が部屋の真ん中で立ち尽くしている。
セオリー通り、ひとりでいる。
声を掛けようと動いた瞬間、記憶が飛んだ。
「ここは何処? 私はだあれ?」
頭、真っ白。
どの位経ったのか?
頭が動いた。
「どうすれば良い?」
その瞬間、女の子に声をかける者が…
なるほど、それで頭が動いたのか。
頑張って待った。
話が終わった。
目が合った。
いつもならさっさと帰ってしまうのを頑張って待った。
目が合って「あれ?」
走って他の女の子の元に?
待ってる間に身体が動かなくなっていた。
頭が働かなくなっていた。
わざわざ電話番号を聞こうと準備していたのに、電話番号を書いてもらおうと用意していたのに。
帰っている途中、あぁすれば良かった。こうすれば良かった。と女の子から離れるに従い思い付き出しだ。
悔しがらせるために、身体を動かない様にしている。
どうすればいいんだ⁇