日本では、長野県などの一部でしか乗ることを法的に許されていないタンデムバイク(二人乗り自転車)。もちろんベルギーではOK。友人の息子さんが、仲間とオランダまで5日間の旅をこの夏してきたと言います。このタンデムバイクは、いつもの友人のお兄さんのもの。借りて以来返していないので、一緒に乗って返しに行くのを手伝ってくれというので行ってきました。行ってきましたが、これが実に難しかった。
このタンデムバイクというやつ、とても頑丈に出来ています。フレームはもちろんのこと、ホイールのスポークの本数がやたら多い。普段16本とか20本とかで組まれたホイールに慣れていると、36本組みは針千本に見えます。ブレーキも油圧式の特殊なもの。なるほど、二人分の重量に対しての効きは申し分ありませんでした。
走るのは思ったほど簡単ではありません。まず走り始めが難しい。せいのっ!と掛け声掛けて絶妙なタイミングで一緒に漕ぎ出さないと見事に倒れます。それも出来なくて、前に乗った私が漕ぎ始めて、後ろの友人は安定するように両足をついてスタートという具合。交差点に差し掛かると止まるしかないので恐怖です。
また、信号の無い交差点で直進しようといった場合も、いったん止まった後に走り出すタイミングを見計らうのが難しくて、ずっとクルマが行き過ぎるのを待っていました。
そして走り始めても、二人の息が合わないと真っ直ぐ走れません。後ろが振り返っただけでも、自転車はあらぬ方向へ進みたがります。自転車路が細くなっているところを通るのは怖くて出来ないので、車道に出て大きく迂回します。
また、前と後ろはチェーンで繋がっているので、どちらかがペダルを止めるともうひとりも止まる、漕いでいるうちはどちらもペダルは止まらない、ということは片方は楽して休んでいられるなんてことは出来ない構造になっているのです。
冬の低い太陽でできた道路の影は、見事に二人で漕いでいる姿を映し出していて、ちょっと感動しました。
その影を写真で撮るなんて神業に思えた@b-Stream
子供の頃、山中湖を母とタンデムで一周したのですが(弟は父と)、漕いでいる間中ずーーーーっと母に「何やってるの!なんであんたはズルして漕がないの!」と罵声を浴びせられ続けました。
漕いでる、というのに私のことを信じてくれない母・・・。
実は後部タイヤがパンクしていた、と気づいたのはそのレンタルタンデムを返却する頃でした。
それ以来タンデムは恐ろしくて乗れません。
ベルギーのタンデムは日本と構造が異なるのでしょうか?
日本のタンデムはでも乗り始めとか、そんなに難しくなかったような・・・。
ついぞそんな「大ニュース」は知らないでいました。ちょいと調べてみたら12/14にテレビのRTBFチャンネルがニュースの中で、リポーターが王宮の前でアルバート国王は去りました、なんてやってしまったもんだから、大騒ぎになったようです。
こんなちっちゃな国なのに、なんてことなんでしょう。関西地方が突然独立を宣言しました、みたいなニュース。さすがジョークの国。
日頃フランダース地方の人は、他の地方のことをよく思っていないので、かなりの政治的裏がプンプンです。
ところで、寒いですが走ってます?
画面下に小さく「これはフィクションです」を書いてあったのがご愛嬌ですが、騙された各国大使館やメディアから抗議が出ているとありました。
>ところで、寒いですが走ってます?
ちんたらやってます。LC走行会で小室選手と走ってパワー不足を痛感しました。