
北海道士別市、JR宗谷本線士別駅近くにある、士別軌道の本社営業所です。ここには士別軌道の本社があり、郊外へ向かう士別軌道のターミナルとなっています。降車はJR駅前にある士別停留所のみなのですが、乗車はJR駅前からでも、本社営業所からでも可能となっています。
士別軌道のルーツは士別から奥士別(現在の朝日)まで結ぶ軽便鉄道で、主に材木を輸送していました。1959年に鉄道は廃止になりましたが、バスは現在も朝日線の士別~朝日間を中心に、市内線、郊外への路線と多方面に路線を延ばしています。写真は本社営業所で発車を待つ朝日への朝日線。

建物の中に入ります。大きな時刻表が目をひきました。メインの朝日線は1日に8往復運行されています。

廃車になったバスから外した座席をベンチとして使っています。

運行系統図。

この灰皿も、いい味がでています。

観葉植物とテレビデオ。

定期券と回数券は窓口へ購入できます。たくさんの印鑑が出札窓口のムードを高めています。

玄関にある、発車ベル。バスが発車の時刻になると営業所からジリリリ…♪と、鳴らしていました。

隣接してバスの車庫と工場もあります。

士別軌道の車両たち。左側の初期日野スケルトンも貴重な車両ですが、モノコックのRCも在籍していて車両面がとても面白いのが士別軌道の特徴。現在はブルーリボンシティハイブリッドまでいるそうです。

予備車になっているRC。貴重な存在です(許可を得て撮影)
<撮影 2010年3月>