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福島県伊達郡霊山町に位置する、福島交通の掛田駅前です。
福島交通のバスが発着します。
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掛田駅前という名称ですが、現在、ここには鉄道はありません。
1971年(昭和46年)に廃止された、福島交通軌道線の掛田駅駅舎が残され、現在はバス停留所施設として使われています。
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それにしても、昭和46年廃止の駅舎にしては、キレイすぎる外観です。
それもそのはず。最近になり、駅舎の復元工事が行われ、2022年11月にその工事が完了。まさに、完成直後の訪問となりました。
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駅舎の内部は、バスの待合室として使われています。
待合室には、ベンチ、飲料の自動販売機が設置されていました。
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一角には、有人の窓口。
乗車券類の発売を行っています。
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レトロチックが照明が、往年のムードを盛り上げていました。
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トイレは駅舎の外側から入ります。
古めかしい扉ですが、内部はピカピカでした。
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広告看板の並ぶ、自転車置き場。
ここは復元工事前の雰囲気を残していました。
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駅舎の付近には、福島交通の掛田車庫を併設しています。
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私の訪問時、掛田車庫には3台のエアロスターMが在籍しており、伊達市掛田地区のコミュニティバス(路線バスの廃止代替措置)として活躍していました。
専ら掛田地区を走るので、これらの車両は福島駅へと出てくることはない模様です。
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掛田駅前の乗降場所は2箇所。
かつての鉄道プラットホーム跡と、道路側の駅舎前です。
プラットホーム跡地で発車を待つのは、上ヶ戸経由の福島駅東口行き。
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駅舎前で発車を待つのは、伊達市のコミュニティバス、掛田・山戸田・掛田【循環線】です。
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バスが発車しました。
掛田駅前を発着する路線の行き先は、福島駅東口をメインに、京田(川俣町)の他、3路線のコミュニティバスが存在します。
余談ですが、福島駅東口〜掛田駅前間には複数系統の設定があり、運賃が大人片道500円の系統と、940円の系統に分かれます。運賃額に大きな差が付く理由は、鉄道との競合があるためで、阿武隈急行との対抗上、このようになるのだとか。距離が長くて時間がかかる系統の方が低廉となる現象が起きています。
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日が暮れてからの掛田駅舎も、とても素敵な雰囲気。
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駅名標には電気が灯り。
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車庫では、ベテランのエアロスターが静かに身体を休めているのでした。
最後になりますが、どうやら掛田駅舎の復元工事は、これだけでは終わらない模様です。今後、掛田駅にどのような変化があるのか、楽しみに待ちたいと思います。
<撮影2022年11月>