日本の植民地時代に建てられた日本式の住宅が市民に開放 7月オープン
(釜山=聯合ニュースより翻訳抜粋)
映画のロケ地として人気がある日本式の高級住宅「貞蘭閣」。
釜山東区登録文化財に指定された日本式の住宅の原型を復元し、7月にオープンします。
この建物は1939年に日本の財閥が当時日本の武士階級が好んだ書院造りの建物で2階建てになっています。
典型的な日本の購入住宅様式で建てられた韓国内でもなかなか見られない珍しい建物だ。
貞蘭閣は当時釜山鉄道庁長(日本人)の官舎として使われ、終戦(光復)後は料亭として使われた。
原型を復元するには約6億ウォンの予算が投じられ、これまで臨時に立てられた建物なども撤去される。
内部の電気施設や、照明工事なども行い、臨時の建物の下から発見された1930年代の井戸も復元される予定だ。
復元は郷土史学者や識者など専門家の諮問を受けた上で行われ、今年7月には完成する予定だ。
貞蘭閣の運営をすることになった文化遺産国民信託は、この建物の活用方法について知恵を絞っている。
韓日近代文化遺産交流センター、ビジネスレジデンスなどの方案が提案されている。
特に有力なのは「開港期の収奪史展示館」がとして活用される方法だ。
展示館として活用されるようになれば日帝強占期の釜山駅を中心にした町並みや日本人の移住、専管理居住地の設置、当時の釜山の産業や経済、収奪状況などの詳細を展示する予定だ。
文化遺産国民信託のある関係者は「貞蘭閣」の歴史的なストーリーをもっと正確に把握してから活用方法を練るとの方針で、まだ確定した内容はないものの今後市民に一般開放される方針であることは確かであり、当時の日本や韓国の人々の暮らしぶりが垣間見れるだろう。
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