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おぼろ男=おぼろ夜のおぼろ男は朧なり 三佐夫 

小説・エッセー。編著書100余冊、歴史小説『命燃ゆー養珠院お万の方と家康公』(幻冬舎ルネッサンス)好評!重版書店販売。

本物の酒造り=生酛づくり

2015-01-06 20:30:23 | 酒と肴
 岩瀬酒造の藤波杜氏は、酒造りに命を懸ける人物のようで頼もしい。
 昨年は、南部杜氏の下で黙々と頑張っていたが、今年は若い仲間と一緒に杜氏として、正月の3が日も泊まり込んで酒造りに励んでいる。これは、本物の昔ながらの生き方である。聞くところによると、永平寺で修業して、僧侶の資格も持っているようだが、今は酒造りに励んでいる。
 楽しみなのは、生酛づくりを試みるという。どんな酒ができるか、待ち遠しい。
 そこで、生酛づくりを菊正宗のホームページなどを参考にして紹介する。
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 "「山おろし」(生酛づくり)で
          「山おろし廃止酛」をこえる!

 酒造りは、乳酸により雑菌を抑えながら酵母の数を大量に培養する「酒母(酛)」造りから始まります。速醸酛が、酛仕込みの段階に市販の乳酸を添加して手早く酒母を完成させるのに対し、生酛は自然の乳酸菌の力を借りて乳酸を作り出し、速醸酛の約2倍もの時間をかけじっくりと酵母を育てて行く。
仕込みの段階から、半切り桶で丹念に蒸米と米麹をすりつぶす山おろしや、有用な微生物の活動を促す為に酛の温度をじんわり高める暖気樽など、江戸の昔から伝わる用具と手順を踏み、25日間もの長い時間をかけて酵母をゆっくりと育ててはじめて、「生酛」は完成する。その酒母(生酛)には、雑菌や乳酸菌との激しい生存競争を制した力強い酵母だけが生き残る。
 この酵母の違いは味の違いを生み出す。通常、酵母の一部は、発酵が進みアルコール濃度が高まると死滅し、「雑味」成分を漏出する。しかし「生酛」の酵母は強い発酵力を持ち、高濃度のアルコールの中でもたくましく生き続ける。このため搾る直前まで糖をアルコールに変え、雑味のないすっきりした辛口でありながらコクがある、生酛特有の味わいが楽しめる。
「山おろし」とは、生酛造りの工程の一部で、半切桶(はんぎりおけ)に仕込んだ酒母に荒櫂(あらがい)を入れて摺る作業のことで、この作業は、麹の酵素の作用で蒸米のデンプンが糖化するのを助け、濃醇でキレの良い酒を作る目的で行なわれる。しかし、昔から「櫂でつぶすな、麹で溶かせ」と言われるように非常にデリケートな力加減を要する高度な技で、しかも寒い冬の深夜に一晩中、丹念に櫂を入れ続けなければならない重労働であったので、昔から蔵人たちに敬遠されてきた。
そのため、この山卸の作業を省略することを前提とする山おろし廃止酛(山廃酛)が、1909年(明治42年)に国立醸造試験所で開発された。それが「山廃づくり」として知られる技法の基礎である

房総の漁村食=なめろうとは?

2014-12-23 17:39:26 | 酒と肴
 「今日は、アジが活きがいいよ!」
 西忠さんの捌き名人が言うので、6尾ほどもとめて来ました。
 先ずは、ネギ・ニンニク・ショウガを刻む。次にアジの身を一緒にして、さらに細かく刻む。次に味噌を適度に入れて、さらに練る。最後に柚子の皮を加えて練れば終わりです。
 ちょびっとつまんで味見をすると、実に美味だから一人でほくそ笑む。
 岩の井の吟醸酒の初しぼりをいただいて来たので、今宵はちびりちびりと晩酌をすることにしましたぞ!
 ちなみに「なめろう」とは、なめるように賞味するという意味でしょうからまさに名前通りの飲み方をしたらよいのです。

 なめろうや ちびりちびりと初しぼり

初しぼりを味わう

2014-12-21 17:59:51 | 酒と肴
 昨日は、漫画家のさとう友作さんを迎えて、岩瀬酒造を訪れる。
 タイミングよく今年の初しぼりの日なので、新しい杜氏さん藤波良貫さんの腕前も知りたいのだが、それよりも初しぼりを口中に含む喜びを体感したいのである。
 なかなか柔らかい新酒の味わいで、あまり炭酸のしぱしぱした感じはない。これはしぼりたてでは珍しいのである。
 大野荘の社長も3年間味噌漬けにしてあったアワビをスライスにしてお持ちくださり、かなり五臓六腑にしみたのである。
 大雨・大風の中をとうとう3次会まで付き合って帰宅は11時過ぎであった。
 ところで藤波杜氏は、変わり種で、曹洞宗の本山、永平寺で修業した僧侶でもある。
 しかも、来春には、生酛づくりに挑戦するという。これは、空中に浮遊する酵母菌を元すりをしている蒸し米に取り込もうとするクラッシックな醸造法である。小さな桶に蒸し米を入れて、酒造り唄に合わせて練るのだから労力たるや大変だ。
 おそらく全国の酒蔵でもほとんど今はやられていないだろうから映像を記録として残すと良いとおもう。マスコミ・テレビ各社にお願いしたい。
 私は、従来の速醸酛や山廃仕込みよりも原点にある日本酒の味わいを今から期待している。


  初しぼり 五臓六腑の蘇生せり
  

人生を楽しくする会ー岩瀬酒造へ

2014-12-10 18:45:40 | 酒と肴
 旧知のH氏が、千葉の全蔵元をバスで探訪したと言う新聞報道をよんで感心していたら今度は御宿町の岩瀬酒造に50名でお出でになった。私に何か話をせよと言うので、寒い中を出かけた。
 大型バスで参加者が見えたが、10人ぐらいは、ふるさと文化大学の元受講生であった。
 ひとまず、岩瀬酒造の銘柄を説明し、この蔵の特徴を話す。説明の途中で、すでに前におかれている利き酒をちびりちびりとたしなむお方もいて、酒の魅力は飲むことであることを再認識した。
 岩の井の酒は、地味だが隠れた日本の美酒であるので、どのお顔も笑顔であった。
 来春は、山廃仕込みからさらに昔に戻って、「へらも杓子も手につかぬ」酒屋唄を地で行くもとすりをやるのだそうで、これは全国的にも珍しい「キモト仕込み」への挑戦だ!
 できれば、マスコミ各社は全国へ発信してほしいものだ!!
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秋刀魚の卯の花づけ

2014-10-22 19:09:39 | 酒と肴
 今日は、西忠魚店に多彩な地魚が並んでいましたぞ!
 こんなにあると、迷ってしまい、イサキを刺身と煮魚用に捌いてもらいました。
 マスターが、サンマの卯の花漬けを6パックほど作っていましたので、卯の花の美しいクリーム色にひかれて1パックもとめたら奥さんがおまけにしてくださいました。
 これから岩の井の純米酒でいただこうと考えています。
御宿地酒・地魚讃歌(ざれ唄
         安藤 三佐夫  
美酒は 岩の井 山廃仕込み
 魚は 西忠 活きの良さ
  寿司は 田中の地魚寿司
鶴乃寿司 かね八  
料理は こだわり 中村 舟勝 
 居酒屋は 石松 松よし tきじ 肴よし
泊りは マタエム(又右衛門) 大野荘
舌鼓打つ味の良さ
白砂青松 網代湾
月の沙漠で賑やかに―。
   キジはた、はた、鮃、鰈、ほうぼう、かさご、
細魚、かます、眼張、鮃、
真鯛、石鯛、金目に銀目
あこう鯛・め鯛、ひらまさ、かんぱち、鰤、鱸、鯔、
大鯵、大鰯、背黒鰯にうるめ、地蛸、石持ち、
戻り鰹に餅鰹、メジ鮪、鮑、トコブシ、
栄螺、伊勢海老、煽り烏賊 
地魚は、うまし 切もなや 
それ!よいとなぁ 

岩の井クラブ案内

2014-10-21 13:42:47 | 酒と肴
10月26日(日)12時半~、「
岩の井無濾過」山廃純米原酒、吟醸をバーベキューで味わいます。
実に美酒ですからつい飲みすぎますよ。会費2500円。
11月30日は、会員の新川さんの手打ち新そばです。そばにお酒は、付き物ですからこれも今から楽しみですね。
参加希望者の申し込みは、メールで、住所・氏名と携帯電話をお願いします。
岩瀬酒造は、御宿駅より8分。観光案内所よこの道を線路沿いに。

大いに盛り上がる岩の井クラブ

2014-09-21 19:25:07 | 酒と肴
 炭火焼きのおいしさには、驚きました。
 サンマの塩焼き、サザエのつぼ焼き、ハマグリ・めざし、そしてイセエビの鬼がら焼きにシイタケの付け焼き、と次から次へと肴が出るので、酒を飲むのがなかなかいそがしいのでした。
 冷やおろし、濁り酒、山はい純米酒、そして止めは、岩の井社長からの30年物の古酒の差し入れでありますから盛り上がらないわけはありません。
 酒の肴に炭火焼きの味は、じつに素晴らしいのです。とくにシイタケの炭火焼きは、ちょっと笠の襞に醤油をかけて焼いた味と香りは素晴らしいのであります。再認識をしましたぞ!
 2次会は、戻りガツオと、しぎ焼きでまたまた盛り上がりましたぞ!
 地元月例会にも入会希望者が続出しましたから嬉しい悲鳴です。こちらは、毎月月末の日曜日の12時半からですよ

明日は岩の井クラブ

2014-09-20 18:02:28 | 酒と肴
 バーベキュウを岩の井別邸で催しますぞ!
 イセエビの鬼がら焼き、サザエのつぼ焼き、サンマの塩焼き、背黒イワシの丸干し焼き、シイタケの付け焼きで岩の井の冷やおろし・濁り酒・山廃純米酒などなど、飲み放題に近いので注意しないと腰を抜かす恐れがあります。ことに今の時期は、濁り酒が熟成して美味ですな。
 昨日、予行演習をしたのですが、炭火焼きはまことに旨いです!
 心配した雨天も何とか切り抜けて明日は20人余りの集いですから盛り上がりは請け合いです。海岸では、町の観光協会主催のイセエビ祭りですから1万人以上の人出が予想されますが、岩の井別邸では、少数精鋭の飲み仲間で盛り上がります。

バーベキューの準備=岩の井クラブ

2014-09-15 18:02:08 | 酒と肴
 イセエビの鬼がら焼き・サザエのつぼ焼き・秋刀魚の塩焼き、これに岩の井の冷やおろし、濁り酒、ほか、と言うメニューですから酒好きにはこたえられないのです。
 そこで、インターネットを利用して、バーベキューセットを3台購入しました。庭の片隅には流し台と水道も設置しました。今日は、木炭と皿類を100円ショップで買ってきましたから後は、細々としたものを用意すればよいのです。なお、西忠魚店で各25人前を予約しましたから当日が好天であればありがたい。まぁ雨天なら岩の井別邸には元病院の調理室もあるので心配はないのですが、欲を言えば秋晴れであってほしいのであります。
 まぁこういうことは面倒ではありますが、仲間たちと和気あいあいと飲みかつ食べるのは人生を潤わせますから不平や、わがままは言えませんぞ!
 特にムウドをおかしくする酒乱は、お断りしなければなりませんが、これは見破るのが至難の業ですなぁ!

秋の岩の井クラブ

2014-09-03 17:56:01 | 酒と肴
岩の井クラブ案内
9月21日(日)12時30分~14時30分
会場 岩瀬酒造別邸
メニュー(会費3,500円) 定員30名(先着順です)
岩の井冷やおろし(3合)他
○ 旬の秋刀魚 1尾
○ 伊勢海老  片身
○ 栄螺つぼ焼き 1個
○ 持ち込みのつまみなど
※庭で炭火焼の予定

出欠の連絡を5日前までに電話かメール!
0470-62-5995
furusatobunka@ipone.ne.jp