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ころがせ複勝!

日々のぼんくらな生活の中でのあれやこれや…

本を読む(47 Ronin by )

2014-04-09 23:20:43 | 読書

この本を購入した時に感じた疑問と不安は現実となって目の前に現れたのだよ。まーびっくりしたわ。読んでいる最中で何回か止めそうになったけど、止めてしまっても差し支えはなかった。
声出して笑いそうになったのは、最後のシーンで(思い切りネタバレするが)、切腹する際、一堂に会していたし、それをみんなで見物してたってのはどんなエンターテイメント?!いやいやいやいや、ファンタジーどころか、スプラッターの極みだから、それ。介錯人、降りかぶれないし、危険極まりないって。血の海だよ、それどんなミザリーっていうか、13日の金曜日?
ないないないない!!ファンタジーとは銘打ってあるが、切腹、桜といった非日本語圏内であってもある程度認知されていると思われる日本語の具現化されたものが(回りくどいっ!!)描写されたら、それは実際にそうであったと誤解されるのではあるまいかとふと思ったりしたわけである。
なんか、47人が一斉に儀式【切腹】に入るのって、マスゲームみたいな趣があるような気がするが、イッパツでクビを落とせるような技量をもつ介錯人が47人も一度期にいたのだろうか?
いーのいーの、別に映画なんだから、まじめに考えるもんではない。

【感想】
・中二病を発症するのは日本人に限らない。
・日本人でありながらわびさびが分からんのに、海外に暮らす非日本人にわびさびはハードルが高すぎる。
・こたつは江戸時代にあったとは思えない。(←追記:あったらしい。室町時代から。出典/のだ○カンタービレ)
・"giri", "ninjo", "inu-kubo"とか変にイタリックにしてあるが、意味分からんて!!英語でええやん!!イヤ、イヌクボウは分かるが、認知度が高いとは思えん日本語だ。

・よし分かった、100歩譲って"seppuku"は分かったとしよう、"wabi", "sabi"を出してくる必要はない。しかし、義理ってなに?dutiful? 人情はkindness? うむ、ビミョーなニュアンスを含んだ単語だってことは理解した。難しい。
・映画コケルの分かるよ、アレはムリ!!

久々に読んだ、かなりハズれた本ではあったが、それなりに興味深いものではあった。日本語の奥深さ、海外から日本はこういう目で見られているのかと、外交問題は意外なところから破綻をきたしたり、齟齬が起こるものなんだろうなと思わせる代物であった。



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