
いつも、このジャンル選択のところで、「本」なのか「小説」なのかで迷うんですが、たいてい「本」。
「小説」は他人の持ち物であり、「本」は私が持っている本に書いてある小説を読んでいるので、あえて「本」な訳だが…。
むっ、この文章おかしい!
まあいいや。
それにしても、世界はなぜこんなにも悪意に満ちて…じゃなくて、私に本を読ませようとする人が多いのだろうか。
道端でばったり遇った、大家の弟さんは秋田犬ゴローちゃんの散歩中だった。私が本(群雲、関ヶ原へ)を持っているのをすかさず見つけ、
「何読んでるの?歴史好きなの?」と聞いてくるので、そのと~りだよんと答えると、
「じゃ、これ読め、絶対読め、今すぐ読め、ポストに突っ込んでおく!」と言われその通り、翌日ポストの中に全4巻入っていました、ありがとうございます。
浅田次郎。「鉄道員」等で有名なのですが、今まで読んだことがありませんでしたっ。
なぜなら、彼が競馬オヤジだからです。
同朋の競馬オヤジだからこそ、敬意を表して、読まなかったんですよん。って説得力も何もあったもんじゃないけど、面白かったです!
さすが浅田次郎、我イ門的朋友!
宦官になる方法を間違えていました。ハッハ…。私の考えていたのは騙馬になる方法です。
正解は、「タマをヌく」だけではなく、「サオも取っちゃって下さい」でした。
おっかしいなあ、何でまちがったんだろう、知っていたはずなんだけどな。取ったブツを壺に入れて肌身離さず持ち運んでいるということも。
それじゃ、猫の去勢じゃないか。
ホントに取った瞬間、声が裏返ってしまうのだろうか?イヤ、カルーセル真紀は今でも、オッサン特有のだみ声じゃないか。と思うんですが。
面白すぎたのですが、自分、頭が悪いもんでイマイチ全体の把握に至っていません…。
再度読むことにいたしまして、おっさんにはこの本をありがたく返還し、自分用に購入することに決定いたしました。
摩訶不思議の国中国のすごいと思うことは、上海やら天津は、近代化されているわけですよ、この日清戦争当時。ところがどっこい紫禁城の中では、中国4000年の歴史を感じさせる、超クラシックな生活をしているんですよね、それが故に、この清は、滅びるべくして滅びてしまったのかもしれないのだけれど、そのギャップがほんの100年前なんですわ。ま、日本もチョンマゲ結ってたのもほんの100年前だっただがな。
愛新覚羅溥傑さんが亡くなった時、「ラストエンペラーの世界」を見ていた人が亡くなったんだという、なんか、スゴイ眩暈を感じたが、その眩暈の元の世界の話。
同じ故郷を持つ、進士の文秀と超貧乏な春児。ナゾの占い師に、「お前は後宮の財宝全てを手にすることになる」と言われ、その道を歩み始めて…。
もう、ホントに叫びだしたいような衝動に駆られました、この、常に冷静に歴史モノを読む私がデス。
号泣したいですが、しませんでした。そんな本。
だと思って、この人々の行く末を案じて暗澹たる気持ちになっていたら…、
これに引き続き、「珍妃の井戸」そして「中原の虹」につながっているようです。
ギャー!
さっそく「珍妃の井戸」購入しました。「中原の虹」は単行本になったら即買うつもりで、今日から立ち読みを開始したいと思います。
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