最初から変だと感じていた。
何かが狂っていた。
12/17深夜0時に渋谷のレンタカー屋に集合。
朝方に愛知のPHILLOW宅に到着するという予定。
まさか時間通りには集まらないだろうとのんびり行ったらズーカー以外は全員集合。
全員揃うのは1時と踏んでいたがまさかみんな時間通りに来るとは。
いつまでたってもズーカーが現れないので電話するも繋がらない。
今回同行するズーカーの彼女バタ子に聞くも数日前から連絡が取れないそうな。
仕方が無いのでGPSで探知するとそこは青木ヶ原の樹海だった。
そういえば仕事でパワハラ受けまくって死にたいと言っていたのを思い出した。
どうする。このままではライブが出来ない。みんなでザワザワ。
なぁにオレ達にはBOSS DR-880があるじゃないか。誰かが言ったその一言でレンタカーの手続きを済ませた。
ズーカーはすでに死んでいるかもしれないので一応現地の警察に捜索願いを出し我々は出発することにした。
今回はドラムマシーンに頼るほかないようだ。無念。
フューネラルドゥームをBGMにベルファイヤの性能をフルに発揮し一路PHILLOW宅へ。
だがしかし首都高を走行中、突如ベルファイヤが火を吹き時速280キロの状態で火だるまに。
ガソリンタンクに引火し後部座席が大爆発。
その衝撃でマコトさんが車外に放り出され後続車に次々に轢かれクシャっとなってしまった。
何ということだ。
無念。
何とか車を修復し愛知を目指す。
マコトさんの遺骸はバラバラとなり連れていけないのでその場で鳥葬することに。
マコトさんの魂を空高く連れて行ってくれ。
車内には重苦しい空気と更に重苦しいWORSHIPが鎮魂歌のように流れている。
どうしても現実が受け入れられず海老名サービスエリアにて気持ちの整理を行う。
このまま東京に引き返すべきではないか。いや死は生の対極としてではなく、その一部として存在しているんだ。
メンバー間で議論を行い即愛知行きが決まった。なんて薄情なやつらだと思ったがそんな自分も愛知行きに一票投じた。
マコトよ許せ。
全てがクリアになると腹が減るもんで軽く食事を。
みんなでニギニギしていると今回同行したKNDさんが腹痛を訴える。
最初は軽い食あたりかと思ったがKNDさんの顔がみるみるズクズク色に。
ドス黒い流動物を嘔吐し痙攣を起こす。
笑えないジョークだなとみんなで見ているとKNDさんの片方の目玉が勢い良く飛び出て隣でメシを喰っていた老婆の茶碗にナイスなタイミングでホールイン。
そのままむしゃむしゃと喰ってしまった。マイガッ。
KNDさんは残った片方の目をウィンクしてそのまま逝ってしまった。
何ということだ。
無念。
ちょうど埼玉行きの大型トラックがあったので遺体はトラックの荷台にそっと置いておいた。
もうこうなったらみんなの死を乗り越え何が何でも明日ライブをやってやるという気になり結成8年目にして初めてメンバー間で結束した。
といっても残るメンバーは自分と岡田君と同行者のバタ子だけだ。
闘志を燃やし東名をぶっ飛ばし何とか浜名湖サービスエリアに到着。
ここでコーヒーブレイクしているとマッチョな黒人集団に出くわす。
コーヒーを飲みながら談笑。どうやらガーナから日本へ出稼ぎにきた人達みたいだ。
最初はフレンドリーにトークしていたが自分の着ていたマルコムXのTシャツが気になったようでどういうつもりで着ているのかと尋ねられた。
オレは正直にファッション感覚で着ていると言ってしまった。
その一言に切れたのかいきなり殴り飛ばされた。
今までの惨事のストレスからか自分もきれてしまい大乱闘に。
しかし相手は6人の屈強なガーナ民兵。勝てるか。
岡田君に加勢を頼もうとするもすでに羽交い絞めにされガーナ人の極太マラを2本も肛門にインサートされていた。
奇声を上げ泡を吹いた岡田君を見て勝ち目は無いと判断。
リーダー格の男に話し合いを持ちかける。
何とか許してもらえないだろうかと懇願すると彼はニヤニヤしながらバタ子を舐めるような視線で眺めギブミーギブミーと言ってきた。
我々はどうしてもライブがしたい一心だった。
岡田君と目を合わせお互いこくりとうなずく。
交渉成立。
死んでいるかもしれないズーカーへの義理なんて必要ない。
ガーナ人が6人乗り込んだジムニーにバタ子を押し込め敬礼。
彼らは夜の浜松へと消えていった。
何とか気を取り直し、一路PHILLOW宅へ向けて出発。
しかし途中の岡崎あたりで岡田君の様子が変な事に気づく。
顔面蒼白でこの真冬に汗の量が尋常ではない。
そして下半身からはおびただしい出血が。
車を路肩に停め岡田君の下半身を詳しく見てみると先程のガーナ人の非道なブラストビートにより肛門が裂け糞が吹き出ておまけに腸までもが飛び出ていた。
これはまずい。ライブができないではないか。
いつも携帯しているリップクリームを塗るもいっこうに回復の兆しはない。
その刹那。
バックミラーに強い光りを感じたかと思うと次の瞬間、物凄い衝撃が体を襲う。
居眠り運転のタンクローリーが衝突してしまったのだ。
幸い自分はシートベルトをしていてエアバッグも作動したので比較的軽傷で済んだのだがシートベルトをしていなかった岡田君はフロントガラスを突き破り糞を噴射させながら50m前方に吹っ飛ばされた。
運悪く着地地点は追い越し車線で200キロオーバーの走り屋達に次々とはねられ岡田君の体は紙切れのようにペラペラに。
何ということだ。
無念。
糞まみれ便所紙のようになってしまった岡田君を抱きかかえ神をも呪った。
心配そうに降りてきたタンクローリーの運転手を半殺しにしダンプを奪い一路PHILLOW宅へ。
ようやく彼の家の近くのインターチェンジを降りた。
あの小高い丘を下ったらPHILLOWの家だ。
あの坂を上ればPHILLOWが見える。
暖かいオマンマが待っているぞ。
AVも見放題だ。
そう思うと気が緩み眠気に襲われ自然とスピードが出てしまいそのままPHILOW宅へ突っ込んでしまった。
間一髪脱出するもタンクローリーの積み荷の可燃性ガス18000リットルに引火し家ごと大爆発。
物凄い勢いで燃え広がってしまった。
業火の中、PHILLOWを探すも見つからない。
早朝6時過ぎにようやく鎮火。
瓦礫を片付け捜索するとドス黒く炭化した肉塊が。
まさしくPHILLOWその人であった。
プスプスと音を立てもはや人間の姿の原型をとどめていないむごい姿を見てこれは天罰だと思った。
いつも肉喰ってオナニーばかりしている破戒僧への天罰だと。
こうして名古屋へは辿りつけず念願のライブは行われなかったのである。終
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何かが狂っていた。
12/17深夜0時に渋谷のレンタカー屋に集合。
朝方に愛知のPHILLOW宅に到着するという予定。
まさか時間通りには集まらないだろうとのんびり行ったらズーカー以外は全員集合。
全員揃うのは1時と踏んでいたがまさかみんな時間通りに来るとは。
いつまでたってもズーカーが現れないので電話するも繋がらない。
今回同行するズーカーの彼女バタ子に聞くも数日前から連絡が取れないそうな。
仕方が無いのでGPSで探知するとそこは青木ヶ原の樹海だった。
そういえば仕事でパワハラ受けまくって死にたいと言っていたのを思い出した。
どうする。このままではライブが出来ない。みんなでザワザワ。
なぁにオレ達にはBOSS DR-880があるじゃないか。誰かが言ったその一言でレンタカーの手続きを済ませた。
ズーカーはすでに死んでいるかもしれないので一応現地の警察に捜索願いを出し我々は出発することにした。
今回はドラムマシーンに頼るほかないようだ。無念。
フューネラルドゥームをBGMにベルファイヤの性能をフルに発揮し一路PHILLOW宅へ。
だがしかし首都高を走行中、突如ベルファイヤが火を吹き時速280キロの状態で火だるまに。
ガソリンタンクに引火し後部座席が大爆発。
その衝撃でマコトさんが車外に放り出され後続車に次々に轢かれクシャっとなってしまった。
何ということだ。
無念。
何とか車を修復し愛知を目指す。
マコトさんの遺骸はバラバラとなり連れていけないのでその場で鳥葬することに。
マコトさんの魂を空高く連れて行ってくれ。
車内には重苦しい空気と更に重苦しいWORSHIPが鎮魂歌のように流れている。
どうしても現実が受け入れられず海老名サービスエリアにて気持ちの整理を行う。
このまま東京に引き返すべきではないか。いや死は生の対極としてではなく、その一部として存在しているんだ。
メンバー間で議論を行い即愛知行きが決まった。なんて薄情なやつらだと思ったがそんな自分も愛知行きに一票投じた。
マコトよ許せ。
全てがクリアになると腹が減るもんで軽く食事を。
みんなでニギニギしていると今回同行したKNDさんが腹痛を訴える。
最初は軽い食あたりかと思ったがKNDさんの顔がみるみるズクズク色に。
ドス黒い流動物を嘔吐し痙攣を起こす。
笑えないジョークだなとみんなで見ているとKNDさんの片方の目玉が勢い良く飛び出て隣でメシを喰っていた老婆の茶碗にナイスなタイミングでホールイン。
そのままむしゃむしゃと喰ってしまった。マイガッ。
KNDさんは残った片方の目をウィンクしてそのまま逝ってしまった。
何ということだ。
無念。
ちょうど埼玉行きの大型トラックがあったので遺体はトラックの荷台にそっと置いておいた。
もうこうなったらみんなの死を乗り越え何が何でも明日ライブをやってやるという気になり結成8年目にして初めてメンバー間で結束した。
といっても残るメンバーは自分と岡田君と同行者のバタ子だけだ。
闘志を燃やし東名をぶっ飛ばし何とか浜名湖サービスエリアに到着。
ここでコーヒーブレイクしているとマッチョな黒人集団に出くわす。
コーヒーを飲みながら談笑。どうやらガーナから日本へ出稼ぎにきた人達みたいだ。
最初はフレンドリーにトークしていたが自分の着ていたマルコムXのTシャツが気になったようでどういうつもりで着ているのかと尋ねられた。
オレは正直にファッション感覚で着ていると言ってしまった。
その一言に切れたのかいきなり殴り飛ばされた。
今までの惨事のストレスからか自分もきれてしまい大乱闘に。
しかし相手は6人の屈強なガーナ民兵。勝てるか。
岡田君に加勢を頼もうとするもすでに羽交い絞めにされガーナ人の極太マラを2本も肛門にインサートされていた。
奇声を上げ泡を吹いた岡田君を見て勝ち目は無いと判断。
リーダー格の男に話し合いを持ちかける。
何とか許してもらえないだろうかと懇願すると彼はニヤニヤしながらバタ子を舐めるような視線で眺めギブミーギブミーと言ってきた。
我々はどうしてもライブがしたい一心だった。
岡田君と目を合わせお互いこくりとうなずく。
交渉成立。
死んでいるかもしれないズーカーへの義理なんて必要ない。
ガーナ人が6人乗り込んだジムニーにバタ子を押し込め敬礼。
彼らは夜の浜松へと消えていった。
何とか気を取り直し、一路PHILLOW宅へ向けて出発。
しかし途中の岡崎あたりで岡田君の様子が変な事に気づく。
顔面蒼白でこの真冬に汗の量が尋常ではない。
そして下半身からはおびただしい出血が。
車を路肩に停め岡田君の下半身を詳しく見てみると先程のガーナ人の非道なブラストビートにより肛門が裂け糞が吹き出ておまけに腸までもが飛び出ていた。
これはまずい。ライブができないではないか。
いつも携帯しているリップクリームを塗るもいっこうに回復の兆しはない。
その刹那。
バックミラーに強い光りを感じたかと思うと次の瞬間、物凄い衝撃が体を襲う。
居眠り運転のタンクローリーが衝突してしまったのだ。
幸い自分はシートベルトをしていてエアバッグも作動したので比較的軽傷で済んだのだがシートベルトをしていなかった岡田君はフロントガラスを突き破り糞を噴射させながら50m前方に吹っ飛ばされた。
運悪く着地地点は追い越し車線で200キロオーバーの走り屋達に次々とはねられ岡田君の体は紙切れのようにペラペラに。
何ということだ。
無念。
糞まみれ便所紙のようになってしまった岡田君を抱きかかえ神をも呪った。
心配そうに降りてきたタンクローリーの運転手を半殺しにしダンプを奪い一路PHILLOW宅へ。
ようやく彼の家の近くのインターチェンジを降りた。
あの小高い丘を下ったらPHILLOWの家だ。
あの坂を上ればPHILLOWが見える。
暖かいオマンマが待っているぞ。
AVも見放題だ。
そう思うと気が緩み眠気に襲われ自然とスピードが出てしまいそのままPHILOW宅へ突っ込んでしまった。
間一髪脱出するもタンクローリーの積み荷の可燃性ガス18000リットルに引火し家ごと大爆発。
物凄い勢いで燃え広がってしまった。
業火の中、PHILLOWを探すも見つからない。
早朝6時過ぎにようやく鎮火。
瓦礫を片付け捜索するとドス黒く炭化した肉塊が。
まさしくPHILLOWその人であった。
プスプスと音を立てもはや人間の姿の原型をとどめていないむごい姿を見てこれは天罰だと思った。
いつも肉喰ってオナニーばかりしている破戒僧への天罰だと。
こうして名古屋へは辿りつけず念願のライブは行われなかったのである。終
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