ブロカートフィルハーモニー管弦楽団

都内で活動しているブロカートフィルハーモニー管弦楽団の情報を中心に掲載しています。

団員の練習会日記 Vol.158-2011年9月17日

2011-09-18 | 団員の練習会日記

“3月11日”が日本の様々なことに影響を与えました。
ブロカートも一時練習ができなかったり、時間変更だったり。
演奏会の開催までもが危ぶまれる状況でした。

私もこの夏、輪番操業や休日シフトに勤務体系が切り替わり、特に7月8月の
合奏は1、2回しか出られず、合宿も最後の合奏にしか間に合いませんでした。

とても“悔い”が残っています。

出来ることなら今年というタイミングではなく今回の演奏会を迎えたかった、と思うほど、
今回の演奏会には思い入れがあります。
というのも、ショスタコービッチ交響曲5番は私が大学に入ってコントラバスと出会い、
“初めての演奏会で演奏した曲”なのです。

それまではクラシック音楽とは無縁の生活を送ってきた自分にとって、“譜読み”を
するというのはとりわけ難しい作業でした。
特に3楽章。1、2、4楽章と比べるととても退屈で、聞くだけでも毎回眠気との戦い。
それでもがんばって譜面を開いて目で追いながら聞いてみても、いっつも迷子。

そんな自分を助けてくれたのが4年生と3年生の先輩2人でした。
合宿で一緒に譜読みする時間を作ってくれたり、満足に弾けなくても
懲りずに練習につきあってもらったり、、、、夜はウィスキー片手に殺されそうになったり。
3人で団員として同じオケで演奏したのはその1回だけでしたが、
2人の先輩の背中を見ながらの初・演奏会は今でも一番の思い出です。

あれから8年。
あの時と同じ背中が自分の目の前にあります。曲目も同じ、ショスタコ5番。

過ぎてしまった日を悔いるのではなく、現状から最高のパフォーマンスを生み出すために
自分は何ができるか/何をするか。
このシチュエーションは充分すぎるチャンスだと思っています。

いつも通り、ブロカートのメンバーと音楽ができることへの感謝や喜びを感じつつ、
これまでとは違った感動を送ることができるよう、全力でがんばりますっ!

団員の練習会日記 Vol.157-2011年8月28日

2011-09-11 | 団員の練習会日記
団員の練習会日記 Vol.157-2011年8月28日

皆さんこんにちは。

私事ですが、先日初めて医大に行き、親知らずの抜歯をして来ました。
ほんのわずかに見えている部分が虫歯になっちまって激痛だったのです。
「痛くなければ次の日から吹けるよ☆」
と言った歯医者さんを信じて抜歯→深かったとかで5はり縫う→楽器どころか飲み物を飲み込むことさえ激痛。。
なかなかの経験でした。。
抜歯の際はご注意ください。


そんなこんなで前回の練習は熱を出して欠席してしまい、
今日初めてピアコンのソリスト合わせに参加しました。
録音を聞いてイメージをして挑みましたが、
大阪の友人が「言葉はナマモノやで!」というように、
やはり実際に合わせてみると録音とは違って、
ソリストの音や雰囲気や表情をリアルに感じて、いやはやドキドキでした。
前回の日記にも書いてありましたが(ネコさま代奏ありがとうございました)、
タイミングを合わせるの難しいですね。
聞こえている音に合わせたら遅れちゃう気がするし、あわわあわわでした。
私は、(出来る出来ないは別にして汗)、やりたいことに合わせて、
同じ流れに乗るのがとても好きなんです。
言葉のような明確なものではなくても、
言葉みたいに感じ取って、それを合わせて同じ時間を共有するって、
オケで演奏していて一番好きです。
(←勘違いになると最高にカッコ悪いんですが。苦笑)
ラフマニノフのピアコンも大好きな曲だし
こんな素敵なソリストさんとご一緒出来るなんてなかなか無いことなので、
素敵な音楽にしたいです♪


後半は、ショスタコの練習。
3楽章から。音程…音程…!!こちらも難しいですね!!
和音のバランスを合わせるのも、tuttiを合わせるのも、
自分自身の音程の幅というか音色というかを広くもつのも、かなり意識しないととてもむつかしいです。
むつかしいけど怖いと思うと余計に合わなくて、
この音を出すという明確な意志を持って出なければなりません。
いつも音が出る、出ないのところでつまずいている私。。。
1楽章の私が初めて音を出すときにおいおいという雰囲気になっているのは承知してます(泣
高音でも幅広く響きのある音で、でもキラキラしたキャラクターは残しつつやりたいものです。
絶対ツボがあるはず。もっと楽器と仲良くなるように練習します!

そしてもうひとつ今日気づかされたことが。
色々考えて強気な姿勢で立ち向かうと、
私はひどく動いてしまうようです…!!Oh no!!
自分ではノリノリ♪なつもりでも、違う時ってあるんです。
ダンスが激しいときは口パクになるように、
過剰な動きは演奏の妨げになるのです。
あまり動かない方が吹きやすいし、音程も合いやすいです。
自分では動いてる意識は無かったので、、、反省。

練習を重ねるたびに気づくことはたくさんあります。
本番まであと少し。
しっかり気合いを入れて頑張ります!!

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