ブロカートフィルハーモニー管弦楽団

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団員の練習会日記 Vol.145-2010年6月13日

2010-07-29 | 団員の練習会日記
団員の練習会日記 Vol.145-2010年6月13日

今日の練習曲は魔弾の射手と未完成。
でも、今回のブログは曲の前に行う音階練習について書きたいと思います。

ブロカートでは、毎回チューニングのあとに15分程度の音階練習をします。
その日練習する曲に使われている調を先生が指定して、全員でオクターブを
演奏してからそれぞれが根音・3音・5音のパート(C-durならドミソ)を
担当してハーモニーを作り、さらにそのままオクターブ。

昔はこのオクターブで音階練習は終りでした。
でも、半年ほど前からは、そのあとで全員で半音ずつ上げて次の調(C-durのあとは
Cis-dur、D-dur…ということです)のオクターブ練習、というものが加わっていま
す。

調性をしっかり覚えていない私にとっては、この練習のときに根音以外を担当して
いるとかなり厳しいことになります。
さすがに根音だけは指が覚えている(指が、ってのも恥ずかしい話ですが)ので、
調が変わる短い間に次の調の指を動かして「次は#4つ!」とか思いつつ和音を
作る、という恥ずかしいことをやっているのですが、とっさのことで指を間違え
たり何だり…。みっともないこと甚だしいので何とかしたいと思います、という
ことが今回のテーマではありません。(もちろん、こんな恥ずかしい告白をして
しまった以上、早急に調性をマスターいたします)

めまぐるしく変化する調の中で、ハーモニーを作っていこうと吹いていたら、
何やら「この辺に音がぴったりはまる所があるよ~」というものがうっすらと
見えてきた気がするのです。あくまで「うっすら」ですが。
とはいえ、今までハーモニーのどこに入っていいのかわからずにアタフタしていた
私にとっては、ものすごい進歩です。これから、つかみかけた「うっすら」を
「しっかり」に変えていきたいものです。

それから、「調によって違うニオイがする」ということが実感としてわかりました。
知識として「そういうものだ」ということは知っていたのですが、
一人でオクターブ練習をしているときには感じたことがなかったのに、
和音をつくっていたら調が変わるごとに見えてくる色や空気感が全く違うのに
驚いています。

今回演奏するシューベルトの未完成はとくに和音の響きが重要だ、ということを
先日の木管分奏でトレーナーの恵子先生から教えていただきました。
毎回の音階練習で「和音感(?)」を鍛えつつ、いい演奏にしたいです。


FL.Yっしー