エロ、グロ、ナンセンス、ホラー、更にはユーモアまで盛り込んだ、チープなごった煮的な内容は、グラインドハウス映画の特徴「ポップでキッチュ」を突き抜けた痛快さで、先だって観たばかりの『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』の破天荒ぶりも、お行儀が良く見えるほどだ。
『シン・シティー』でモノクロに彩色を施した独特の映像感覚で楽しませてくれたロバート・ロドリゲス監督は、本作では場末の映画館で上映されるB級映画感を高めるために、サウンド・ノイズ、フィルムのスクラッチ、映像のブレなどを作為的に付加している。オープニングでは、わざわざニセの予告編まで付ける徹底ぶりに笑ってしまった。
監督自ら担当する音楽も、ベースギターが軽快にリズムを刻むロック調でノリノリにさせてくれる。
ストーリーはと言えば、テキサスの片田舎米軍基地近くで生化学兵器が噴射され、ウイルスに感染した人々がゾンビ(と言っても生きているのだが)になってしまうと言うもの。
このゾンビはいわゆるドライ系ではなくてウェット系なので、顔面の変形はもちろんのこと、股間の変形までぐちゃぐちゃに見せてしまい、血だけではないグロテスクなスプラッター度に拍車が駆かっている。
この状況に果敢に立ち向かうのが、ヒロインのゴーゴーダンサー・チェリー(ローズ・マッゴーワン)を中心にした軍団である。この面々のキャラクターがまたスゴイ!
チェリーはゾンビに喰いちぎられた片足にマシンガンを装着して対抗するし、女医のダコタ(マーリー・シェルトン)の武器は注射器。さらに、生化学兵器を開発したマッドサイエンティストの趣味は、睾丸のコレクション。BBQレストランの親父さんは、世界一のBBQソースの開発に夢中。また、ビンラディンを殺したと豪語するアフガニスタン帰りの米軍人(ブルース・ウィリス)までいる。
近未来SFスプラッター・ホラー映画の奇想天外な面白さは、もはやアートの域に達し、一時も目が離せない。
見逃してはならないのが、ユーモアのセンス。これだけのグロテスクさのを簡単に中和できるはずがないが、観終わって意外に嫌悪感が残らないのはこのユーモアのお蔭である。
片足チェリーのベッドシーンが佳境に入ると思いきや、フィルムは焼けて、肝心のところで「一巻紛失」の字幕が・・・。これには大笑いさせられてしまう。
『シン・シティー』でモノクロに彩色を施した独特の映像感覚で楽しませてくれたロバート・ロドリゲス監督は、本作では場末の映画館で上映されるB級映画感を高めるために、サウンド・ノイズ、フィルムのスクラッチ、映像のブレなどを作為的に付加している。オープニングでは、わざわざニセの予告編まで付ける徹底ぶりに笑ってしまった。
監督自ら担当する音楽も、ベースギターが軽快にリズムを刻むロック調でノリノリにさせてくれる。
ストーリーはと言えば、テキサスの片田舎米軍基地近くで生化学兵器が噴射され、ウイルスに感染した人々がゾンビ(と言っても生きているのだが)になってしまうと言うもの。
このゾンビはいわゆるドライ系ではなくてウェット系なので、顔面の変形はもちろんのこと、股間の変形までぐちゃぐちゃに見せてしまい、血だけではないグロテスクなスプラッター度に拍車が駆かっている。
この状況に果敢に立ち向かうのが、ヒロインのゴーゴーダンサー・チェリー(ローズ・マッゴーワン)を中心にした軍団である。この面々のキャラクターがまたスゴイ!
チェリーはゾンビに喰いちぎられた片足にマシンガンを装着して対抗するし、女医のダコタ(マーリー・シェルトン)の武器は注射器。さらに、生化学兵器を開発したマッドサイエンティストの趣味は、睾丸のコレクション。BBQレストランの親父さんは、世界一のBBQソースの開発に夢中。また、ビンラディンを殺したと豪語するアフガニスタン帰りの米軍人(ブルース・ウィリス)までいる。
近未来SFスプラッター・ホラー映画の奇想天外な面白さは、もはやアートの域に達し、一時も目が離せない。
見逃してはならないのが、ユーモアのセンス。これだけのグロテスクさのを簡単に中和できるはずがないが、観終わって意外に嫌悪感が残らないのはこのユーモアのお蔭である。
片足チェリーのベッドシーンが佳境に入ると思いきや、フィルムは焼けて、肝心のところで「一巻紛失」の字幕が・・・。これには大笑いさせられてしまう。
わははは(笑)・・・失礼。 いや、嬉しいです。 いや、私が嬉しがるような事じゃないけど・・・
ここまでおもいっきりのいいB級チープなエロ・グロ・ナンセンスで攻められると、もう拍手しながら笑うしかないですからね(笑)
もちろん面白いモノを目一杯詰め込んで無駄なくダレなく観せる手腕や、絶妙ユーモア感覚、乗せる音楽、とロドリゲスの演出センスが光った一品でしたね。
・・・まぁ、私なんかは「アンタちょっとノリ過ぎ!」的過剰評価となりましたが・・・
では
<OK>
この手の映画は、笑いながらノリノリで観ないことには
冷めていちゃ仕方がありません。
最初の予告編から可笑しくって・・・。(笑)
タランティーノ編には、全く反応しなかったけど
ロドリゲス編を選んで正解でした。
butler