今日もやっぱり 犬日和!!

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ねえ、いっしょに遊ぼうよ。

見捨てられる不安 根拠のない自信

2008年09月05日 | こどもとわたし
見捨てられる不安って ご存じですか?

少し検索してみるとこんな言葉が出てきました。

見捨てられ不安


境界例の方の多くが、愛する人や大事な人に見捨てられるという不安を絶えず抱えています。
人間は誰でも多かれ、少なかれ、愛する人や大事な人に見捨てられるという不安を抱いていますが、
境界例の方の場合は、見捨てられ不安の感情が、非常に強く、
周囲の人には、理解できないほどです。

J・F・マスターソン博士によると、この見捨てられ不安は、
ハイハイを はじめたばかりの赤ちゃんが、母親を探し求め、
泣き叫んでも母親を見つけることができない場合に起こる、
さみしさ(孤独感)や、不安感、怒りの感情のように、心の奥深くから、
わきあがってくるものであるといいます。

このような状態におかれた赤ちゃんが必死に泣き叫ぶ姿を想像して下さい。

境界例の方の見捨てられ不安は、この泣き叫ぶ赤ちゃんと同じような 状態にあるのです。
常にあるさみしさや、怒り。 むなしさや絶望感からくる落ち込んだ気持ち。
一人という孤立感やどうでもいいという自暴自棄の感情などは、
この見捨てられ不安が、原因です。

境界例の方には、この見捨てられ不安が、つねに付きまとっているので、
繰り返し、繰り返し、さみしさや、怒り、 むなしさ、絶望感、孤立感、自暴自棄の感情が襲います。

このような状態では、安定した人間関係を結ぶことなどできません。
いったん相手を信頼できると思いこむと、今度は、見捨てられないように、
しがみつこうとします。 相手が、困り果て、境界例の方を避けようとすると、
今度は、一転して、 激しい怒りをぶつけたり、引き止めるために、自殺しようとさえします。
このように、境界例の方の周囲にいる人たちは、不安定で、
衝動的な人間関係の うずの中に引き込まれていくのです。

どんなことがあっても、家族や先生や友人たちから見放されることなどないというような、心の底に深く根付いた自信や安心感です。

 近年私たちは子どもや若者たちに、このことを育ててやれなくなっているのです

 現在わが国では、入学偏差値の高い大学に入学した学生の方が、そうでない学生よりも自殺や未遂率が高いということを知っています。入学試験が困難な大学の学生の方が、入学後のひきこもりも多いということも知っています。
 彼らの共通した不幸は、この根拠のない自信とか、基本的信頼とかいわれるものが育てられていないのです。言い換えれば、他者を信じることと同義語的な自分への信頼です。これが育てられているから、他者と安心して交流できるのです。

幼い子どもは自由になった移動機能を生かして、勝手にあちこちを動き回ろうとしながらも、母親から離れることの不安は絶えず抱えていて、つかず離れずのような心理状態でいることを見て取りました。
 ですからこの時期の子どもは、母親から「見捨てられる」ことへの不安を抱えながら生きているというのです。

這い這いやよちよち歩きをしている赤ちゃんが、振り返ったところには、必ず自分を見守っていてくれる温かい視線があったという経験を、繰り返し与えるような育児が必要なのです。

偉そうなことを書きましたが なんだか考えさせられる コラムがたくさん出てきました。

私も少し立ち止まってゆっくり考えていきたいと思いました。


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