煌明公司nettaskforce

こちらは「ガンダムSEED」のディアミリファンサイトです。個人の趣味での二次製作作品をご理解の上閲覧くださいませ。

Birthday Cake 過去画像再UP

2012年02月08日 | 画像・イラスト
Birthday Cake



以前作ったSEEDキャラのbirthday cakeなど。
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SEED IMPACT参加します

2012年02月08日 | 日記
5/20「SEED IMPACT BD」にサークル参加します。

ちゃんとサークルリストに載ってたから確定! 不備無くてよかった。当日は炒飯マイスター本よろしく!
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小話再UP③

2012年02月02日 | 小話
4月17日(土)

 今日はみんなで北の島へ行きました。マルキオ導師様の島の近くにある無人島です。アスランさんの大きなヘリに乗せてもらいました。ヘリは、音がうるさいけど早くてかっこいいです。
 島にはお父さんやお母さんのお友達のお墓があります。昔の戦争で死んだそうです。毎年お父さんとお母さんと僕と3人で来ます。サイおじさんやカズイおじさん、アスランさんも一緒の時もあります。今年はプラントからキラさんも来ました。イザークさんはお仕事で来れなかったので、代わりにお花をたくさん送ってくれました。
 最初にニコルさんのお墓をきれいにして、御参りしました。イザークさんのお花を飾り、ニコルさんが弾いた曲をみんなで聞きました。ニコルさんはピアノがとても上手だったそうです。
 それから次の島へ行きました。ここにはトールさんのお墓があります。こちらにはハウ・フラワーの苗樹を植えました。トールさんが好きな花だそうです。毎年植えるのでオレンジ色の花がたくさん咲いています。ヘリからでもすぐわかります。
 天国の二コルさんやトールさんもお花に囲まれているといいな、と思いました。
 最後にマルキオ導師様の家に行きました。オーブのお祖母ちゃんやハウスの子供達と一緒に、バーべキューをして食べました。とても美味しかったです。


※子供目線の日記ふうに。
 初出 2010-04-17
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小話再UP②

2012年02月02日 | 小話
 WHITEDAY


 いつものことだが、食堂の隅でこの艦唯一人のコーディネーターが頬を赤く腫らして凹んでいた。

 「もしかしてホワイトディのお返し、忘れてた?」
 「・・・お気に召さなかっただけだよ。」
 ふぅ、とため息ひとつの後サイは苦笑しながらディアッカに追い討ちをかける。
「普通にキャンディやクッキーとか、じゃなきゃミリィの好きな紅茶とか渡せばよかったのに。いったい何をあげてミリィを怒らせたのさ?」
 目をあわせようともしないディアッカは天井を睨んだまま、ぼそっと答えた。
「ディープキス。」
 ブゥハーッ! うぐぐぐっ~ ドンガラ、ガッチャーン!!
 サイのコーヒーは胃ではなくテーブルと床に収まった。食事中の整備士や厨房の調理師も似たり寄ったりの状況だ。
「汚ねーなぁ、お前ら。」
 以外と清掃に抵抗が無いディアッカはすぐテーブルをダスターで拭きはじめた。モップで床をきれいにしたサイはコーヒーを入れなおして改めてディアッカの正面に座った。目も据わっている。
「ど・う・し・て、そういう事になるのかな?」
「先月チョコもらったじゃん。チョコってカカオからできてるし、ココアも本来媚薬として飲まれてたわけだから、女子からチョコ送られるってのは誘われてるってことだろ? 誘われてるからには男としてお受けするのが礼ってもんだろ?」
 それ、無駄なトリビア、要らぬ薀蓄だと心中ぼやいたサイは、ディアッカの後方のテーブルで食事を再開した整備士や厨房の調理師と目と目で頷きあった。コーディネーターでも馬鹿は馬鹿だ、と。


初出 2010-03-14 22:40:52
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小話再UP①

2012年02月02日 | 小話
DEARCACAO


「ありがとな、譲ちゃん。」
「俺達の分まであるのかい? いやぁ、悪いね。」
「やっぱ義理でもうれしいもんだ。」

 オーブは多民族国家だ。様々な民族の風習や伝統、宗教行事が渾然と執り行われている。聖ヴァレンタイン・デイも然り、本来の趣旨とは少し異なるが、宗旨とは関係なくなんちゃって気分で美味しいところだけ参加している者も多い。
 ヤキン・ドゥーエ戦役後、停戦条約がまもなく締結するとあってオーブではいつにも増して、ヴァレンタイン・デイは盛り上がっていた。

 プラント育ちのディアッカにとって2/14はユニウス・セブン追悼の日だ。宗教色のないプラントでは聖人の祝祭日もない。ましてや、女性がチョコを送って告るなんてイベントは初耳だった。しかし、ミリアリアがAAのクルーにチョコを配っていると知って、あわてて格納庫にやってきた。
 停戦後オーブに降りてから程なく、ミリアリアとサイは両親の元へ帰っていった。野戦任官の兵だったので連邦の追及もまず無いと思われての処置だ。それでも事務処理や何やらでAAには毎日顔を出している。今日はOFFなのにわざわざチョコを渡すためにやって来た模様。見たこと無いかわいいオレンジ色のワンピースを着ている。メカニッククルーにリボン付きのラッピングを渡して笑顔をふりまいていた。
 
 キャットウォークの上からかわいいなぁと見ていたら、以心伝心か、ミリアリアはくるりと振り向きざまにディアッカを見上げた。
「あんたも降りてきたら?」
 途端にいつもの仏頂面とツンデレ口調になり、またすぐマードックのおやっさんの方に向きなおった。残念、もうちょっと笑っているのを見たかったのにな、とかぼやきながら降りてミリアリアに近づくと、後2歩というところでまたしても振り向きざまに「はい」とチョコを押し付けてミリアリアはそっぽを向いた。

 渡されたのはリボンもラッピングもカードも無い、むき出しの市販品の板チョコ。
「?」
「じゃ、これから私ブリッジに行くので、」
「え? あ、ちょっと待…」
「失礼しまぁす。」

 ディアッカの呼びかけには応えず、ヒラヒラしたスカートの裾を翻してミリアリアはEVに乗り込み、去っていった。
 ウザがられてるのはわかってるけど、意趣返しにしてはあまりな義理チョコぶりに凹んだディアッカにコジローは、「よかったな、坊主」と肩をバシバシ叩きまくった。
「何処がいいんだよ…」
「俺達のは皆同じ義理チョコセットだけど、お前のだけは特別じゃないか。」
「市販品の板チョコの何処が特別なんだよ?」
「若いっていいねぇ、うらやましいねぇ。おーいお前等、仕事に戻るぞぉ~。」
 
 コジローの要領を得ない言葉は正直どうでもよかったけど、その夜部屋に戻ってから改めて問題の板チョコを眺めていた。ミリアリアの真意はわからないが、彼女が自分のために選んでくれたのだから嬉しいことにかわりは無い。彼女が何を伝えようとしたのか、何処かにヒントが隠されていないかと、成分表記やバーコードを見ながら考えた。が、やはりわからない。考えあぐねてひとつ食してみるかと箱を開こうとした時、チョコの名前が目に入った。有名なカカオブランドのマークが大きく描かれていたせいで、チョコ本来の名前は小さく印字されており今まで気付きもしなかったのだ。
『Dearcacao』
 その名前を声に出して読んでみる。
『Dearcacao』
何度もくり返し声に出す。
『Dear・・・』
 ミリアリアが選んでくれたものは自分と似た名前のチョコレートだったのだ。
 たったそれだけのことなのに、コジローの台詞がディアッカの頭の中でエンドレスリピートだ。
「お前だけ特別」

 今日も仏頂面でツンケンしてばかりのミリアリアだったが、これがデレ成分だったのかとにやけ笑いがとまらなかった。 

初出 2010-02-14 20:08


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