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沖縄サンバカーニバル、名古屋サンバカーニバルへのオ・ペイシの情熱を語っています。世界一、心のこもったカーニバルを!

カーニバル衣装 デザイン画

2010-01-27 | サンバ
 この衣装のデザイン画は、サントスFC応援団のサンバチーム、トルシーダ・ジョーベンのカルナバレスコ(カーニバルの演出家)に先週、手渡されました。
 えっ、今、デザイン画をもらっても、すでに私は、衣装制作を始めてしまっているのです!

 昨年もコルチ(王室)のメンバー一人ずつに、それぞれ衣装のデザイン画があったのですが、デザイン画は、衣装の土台を制作する職人さんの所に行ってしまい、私たちが金属の土台とデザイン画を受け取ったのは、カーニバル1週間前のことでした。

 1週間で、むき出しの金属から衣装を仕上げるのは、かなり大変なことだったので、今年はハイーニャ(サンバ・クィーン)と相談をして、もうチームの指揮を待たずに、見切り発車で、お互いに色を打ち合わせて、衣装制作をすることにしました。

 すでに大まかなところは出来上がってしまっているのですが、せっかくカルナバレスコが忙しい中、描いてくれたデザイン画ですから、上手く活用したいところです。

 しかも「アキの去年の衣装は、みんなの中で一番デザインに忠実で良かったよ」とカルナバレスコが、ほめてくれたので、この絵を何とか活かそうと、今、モデルチェンジをしながら、オ・ペイシ専属の衣装制作者の指導の下、せっせと装飾をつけています。

 練習で踊り続ける体力と、衣装作りに使う集中力は、また別の力で、どちらも均等に保ち続けるのは、かなり無理があります。
 
 それでも、カーニバルまで、あと2週間だけのことですから、何とか頑張りたいと思います。



 
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大雨エンサイオ・テクニコ

2010-01-26 | サンバ
 カーニバルが近づくと、実際にパレードをする会場で、予行練習(エンサイオ・テクニコ)があります。サンパウロでは以前は、一部の有力チームでしか、このエンサイオ・テクニコをしていなかったのですが、ここ9年間で、どのチームもやるようになりました。

 毎年、大敵は大雨。3回エンサイオ・テクニコがあれば、1回くらいは、雨にあたります。この写真を撮ったときは、まだ曇りだったのですが、モシダージ・アレグレの出番が近づき、パレードの出場順に並び始めたら突然、どしゃぶり。

 屋根がとこにもなく、逃げ場はありません。ざっと3,000人ほどいる会場で大雨が降っても、隠れるところはなく、みんなが駆け込んだトイレは、もう人でいっぱいです。

 カーニバルは雨天決行。エンサイオ・テクニコも当然、雨の中でも行われるのです。
 私は、カッパを大急ぎで買い、練習の列の中に入りました。

 大雨の中、チームの歌を歌い、チームお決まりの掛け声をかけ、いざスタート! 
 雨が降っていても、パレードコースに第一歩を踏みこむと、カーニバルの懐かしい感覚がよみがえり、みんな大盛り上がりします。

 ドブネズミのように、ずぶぬれになりながら、カーニバルの練習をする。冷静に見ると、ずいぶん、まぬけな状況なのですが、雨の多いサンパウロのサンビスタ(サンバ人)の間では、よくあることなのです。

 この日は、大雨のエンサイオ・テクニコの後、もう一つの私の出場チーム、サントスFC応援団、トルシーダ・ジョーベンの練習へ行きました。
 そこには、この日のエンサイオ・テクニコで同じく、ずぶぬれとなった、他チームの人たちが集まってきました。

 ヴァイヴァイ、ネネ、レアンドロ・・・ といったサンパウロの主要チームの予行練習もあり、みんな大雨を浴びたその足で、ジョーベンの練習に来ていました。

 「大雨で靴がこわれた」「まだ、私の服は、ずぶぬれ」「雨ですべって、転んだ」それぞれ、色々な被害がありました。それでも、次のチームの練習に来るのですから、私たち家族も含め、みんなよっぽどの物好きです。

 昨年の沖縄サンバカーニバルは降水確率90%で、屋内でやる準備もしましたが、本当は大雨でも決行できるカーニバルも考えたいものです。

 本番まで、まだまだ雨の予行練習が続くはずです。
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サンバ コンテスト審査員に!?

2010-01-20 | サンバ
 カーニバル、いよいよ3週間前です。
 どこのサンバチームも、練習には、人がごった返しています。
 先日、サントスFC応援団のサンバチーム、トルシーダ・ジョーベンの練習でのこと。久しぶりに会った知人が声をかけてきました。

「アキ、今度うちのチームでハイーニャ(サンバ・クィーン)コンテストをするのだけど、審査員をやってくれない?」

 えっ、私が? びっくりしたと同時に、長年このチームのバテリア(打楽器隊)の前で踊っている私を毎年見ている彼女が、私のことを認めてくれていたのだと、とてもうれしく思いました。

 しかし、彼女が誘ってくれたコンテストは土曜日の深夜、午前1時から。
ジョーベンの練習と同じ時間帯なのです。自分のチームの練習を休んで、別のチームの行事に行くことは、さすがに、私には出来ないのです。

 毎回まじめに出ているのだから、1回くらい休んだっていいじゃない、と彼女は思っているのですが、う~ん、それでも私はコルチ(王室)としての責任を果たさなくてはなりません。

 カーニバル前は、1日にいくつもの予定が重なってしまい、体1つで2カ所に行くことは無理。この時期、練習やイベントが、もう少し分散していれば、と思うばかりです。
 
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カーニバル1カ月前

2010-01-12 | サンバ
 ブラジルのカーニバルまで、あと1カ月となりました。この時期は、色々な変化が起きてきます。
 まず、サンバの練習場、クアドラが満員になります。昨日のモシダージ・アレグレの練習では、中にただ、入るだけなのに、100メートル以上の列が出来ていてすでに、混乱が始りました。

 予行練習、エンサイオ・テクニコが、サンパウロでは実際にパレードをするアニェンビーで始まります。
 モシダージ・アレグレは、本番前に3回、サントスFCの応援団のサンバチーム、トルシーダ・ジョーベンは、1回、このエンサイオ・テクニコをします。

 ふだんの練習も活気が増してきます。トルシーダ・ジョーベンでは、12月までは、土曜日の夜、9時から12時くらいまで練習をしていたのが、1月から土曜日の夜12時から翌朝の3時半までの練習になります。

 先週の土曜日、家族3人で練習に行って、家へ帰ってきたのは、日曜日の早朝、午前4時。そこへもって、日曜日の夕方から、モシダージ・アレグレのダンスのパート練習があり、すでにフラフラ状態です。

 しかし、不思議なもので、練習が始まると、途端に元気になってしまうのです。この魔法は何でしょうね。

 衣装制作も始めました。しかし、これからカーニバルまで、ほぼ毎日練習なので、ゆっくり衣装制作に取り掛かれる時間がないんですよね。どうなることか。シンプル・イズ・ザ・ベストをモットーに、作りたいと思います。
 これからまた、お針子です。

 

 
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リオのフリーダンサー、パシスタ

2010-01-08 | サンバ
 ちょうど今日は、このブログの「サンバ」の項目が、100話目になります。
 この年末年始、リオ・デ・ジャネイロで、2チームのフリーダンサー、パシスタのグループを見る機会がありました。

 モシダージ・インデペンデンチとポルテイラ、どちらもリオを代表するサンバチームです。

 みんなとっても、バネがある踊りをしていて、素晴らしかったです。重心のかけ方もそれぞれ特徴があり、飛ぶようなダンスでした。

 サンパウロでは、いかにきれいなサンバステップをするかが評価されることが多いのですが、この2チームのパシスタを見る限りは、サンバステップそのものより、「技」で勝負をかけているように思いました。

 そしてもうひとつ、面白いと感じたのは、パシスタ出身でダンサーを誘導する親分が、ステージの前面に出てきて、ダンサーに踊るタイミングを指示していたこと。この写真で、後ろ向きになっている女性が、その親分です。
 サンパウロでは、一度も目にしたことのない光景で、興味深かったです。

 ダンサーより、親分の背中が前に出ているのは、妙な気がしましたが、沖縄サンバカーニバルで取り入れてもいい方法かな、とも思いました。

 人のチームの練習を見に行くといつも痛感するのですが、自分も自分のチームで頑張らなくては・・・ 。

 カーニバル2010まで、あと1カ月足らず。残りの練習を楽しみながらも、自分のサンバを進化させたいものです。
 
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アングラ・ドス・ヘイス 大雨被害

2010-01-04 | ブラジル
 2010年 明けましておめでとうございます。
 初夢は、いきなり、沖縄サンバカーニバル 2010年に向けてのミーティング、というなんだか現実味たっぷりの夢でした。

 この年末年始、リオ・デ・ジャネイロ州の3つの町を家族で旅行してきました。

 最初の場所は、アングラ・ドス・ヘイス。小さな島々がきれいに見えるリゾート地で、泊まった宿の扉を開けて、20歩も歩くとサブ~ンと海に飛び込むことができ、久しぶりにビーチの生活に憧れを持ちました。

 ボートでの島めぐりも楽しく、離島ごと別荘になっている家を見ては、将来は小さな島を買いたい、と真剣に考えたほどでした。

 この町を離れて6日後。リオのホテルで信じられないニュースを目にしました。連日の大雨で、アングラ・ドス・ヘイスで土砂崩れが起き、家やホテルごと流され、49人が亡くなったというのです。

 私たちが島めぐりで昼食を食べるのに立ち寄った島では、年越しの深夜、ホテルが流され、私たちのように観光で宿泊していた夫婦や小さな子供たちが犠牲者となっていました。

 雨が降り始めるのが、1週間早かったら、私たちが泊まった宿が土砂崩れになったかもしれない、と考えると、恐ろしくなりました。

 亡くなった方々のご冥福を祈ると共に、美しい自然の脅威も認識せざるを得ませんでした。
 町の復旧がこれから大変です。
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