群馬県みなかみ町新巻・徳厳寺の如意輪観音(にょいりんかんのん)
入口に地蔵と禅宗寺院によく見られる「禁許葷酒入山門」銘の結界石が立つ徳厳寺は曹洞宗の寺。
参道には笏を持った閻魔王が座し、素朴な六地蔵が並んでいます。地蔵の奥に立つ如意輪観音は丸彫りで細い手と切れ長の眼が異国風の石仏。いまにも倒れそうな角度で立っていました。
飛鳥時時代の細身の仏、白凰期の細い眼の仏など、奈良時代に登場する日本型仏像になる前の仏像に似ている像容なので異国風に見えましたが、装飾も付けない姿は、京都・広隆寺や、大阪羽曳野・野中寺の弥勒菩薩半跏像を思い出させる姿です。
(地図は国土地理院ホームページより)
プロフィール
ブックマーク
- ホームページ・偏平足
- ブログ・偏平足にアップした山の石仏を、地方別・県別に分類して案内。
カレンダー
最新記事
バックナンバー
最新コメント
- 偏平足/羽前の石燈籠研究―置賜の月夜燈-
- 偏平足/羽前の石燈籠研究―置賜の月夜燈-
- たなべ/羽前の石燈籠研究―置賜の月夜燈-
- シモン/石仏826八溝・都山(茨城)道標
- 偏平足/里山の石神端書236 東堂山(福島県いわき市遠野町)