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偏平足

里山の石神・石仏探訪

里山の石神端書213 如意輪観音(群馬県みなかみ町三国街道)

2023年08月17日 | 里山石神端書

群馬県みなかみ町新巻・徳厳寺の如意輪観音(にょいりんかんのん)

 入口に地蔵と禅宗寺院によく見られる「禁許葷酒入山門」銘の結界石が立つ徳厳寺は曹洞宗の寺。



 参道には笏を持った閻魔王が座し、素朴な六地蔵が並んでいます。地蔵の奥に立つ如意輪観音は丸彫りで細い手と切れ長の眼が異国風の石仏。いまにも倒れそうな角度で立っていました。

 飛鳥時時代の細身の仏、白凰期の細い眼の仏など、奈良時代に登場する日本型仏像になる前の仏像に似ている像容なので異国風に見えましたが、装飾も付けない姿は、京都・広隆寺や、大阪羽曳野・野中寺の弥勒菩薩半跏像を思い出させる姿です。
(地図は国土地理院ホームページより)


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