インドネシア旅行前に植えた屋上プランター野菜は、帰ってみるとしっかり根付いていました。まだ残っていたキヌサヤはマルマルに実が入り、これを収穫して終わりにします。そのインドネシアの、ジャカルタからジョグジャカルタへの車窓から懐かしい風景を見つけました。それは山間部の田んぼの畦に植えられた植物。一株ごとに長い棒が差してあ
りましたから、おそらくツル性の豆類でしょう。かつての日本の山間部でも、田んぼと田んぼの境をなすこの畦に豆類を植えるのが普通に見られました。田んぼの有効利用です。イナゴ取りをするときこの豆が邪魔で、倒しながら歩いたものでした(いまでは悪いことをしたと反省しています)。ジャワ島でその光景を見て、人が考えることはどの国でも同じだと思いながらも、日本ではすっかり見られなくなったこの光景を、懐かしく眺めていました。よく見るとそれは畦のまん中ではなく、人が歩けるようにとの配慮からでしょうか左右のどちらかに寄せて植えてあるのが日本と違うところでした。畦の所有者はだれかという問題もありますが、車窓から眺めるのはこのあたりまでとしておきます。
3月に入って暖かくなってきました。2月には固いつぼみだった屋上のフキノトウもそれを待っていたのでしょうか。今朝のぞいて見るとかたいつぼみを開き始めていました。もう食べごろです。さっそく摘んでみると、フキノトウのホロ苦い香りがしてきました。春の香りです。まだ早いのですが、昨年10月に植えたエシャレットも掘り出してみました。こちらもなんとか食べられそうです。ちなみにフキは2年前にのびきったフキノトウを土に差したもので、この後フキが芽を出します。エシャレットは買った球根です。
夏野菜が終わった秋口のプランター菜園は、次に何を植えるか迷ったりしてちょっとさびしい時期です。そんなときホームセンターで見つけたのがエシャレット。「1個の
種球から10~15球にふえ、プランター等でも栽培容易で家庭用に最適です」という歌い文句に飛びつきました。一袋に約70個の種球です。これを一つのプランターに20個。植え付け時期をずらして計3プランター。これでこの冬は毎晩エシャレット三昧になりそうです。ところが一か月
すぎても芽が出ないのもあって、早くも目論見がくずれてきました。そこで残った球があるので植え直そうと掘ったら、芽が出てくる寸前でした。どうも芽を出すのにバラツキがあるようです。写真下は収穫間近の二十日大根。
屋上でカラスが騒いでいるようなので駆けあがると、4・5羽が飛び立ちました。その1羽は近くの電柱に止まってこちらを伺っている様子。プランターを見ると、ミニトマトが落とされて散らばっていました。どうやらトマトをつまんで遊んでいたようで す。以前に隣の奥さんから、「おたくの屋上のトマトが庭に落ちてくる」と言われたことがありましたが、いくら接近した家同士でもおかしな話で、これもカラスの仕業に違いないと思っていました。そのトマトですが、ある程度のばして花をつけたら、新しく出てくる芽を摘むようにしています。栄養を実のほうに集中させるために良かろうという素人の淺知恵です。これがうまくいったのか、カラスもたわむれたくなくなるような豊作で、写真のような収穫になりました。
蕗の薹が顔を出しました。昨年春、お茶の席に飾られた根のついた蕗の薹をいただいてきてプランターに植えたものです。それから一年。この一年で願いが二つ叶いました。一つは、蕗の薹とフキが同じ根から生えることを確認できたこと。私にはフキノトウとフキは別物というイメージがあって、同じ茎から出てくるとは思えなかったのです。一つは、早く蕗の薹を摘んで春を味わいたいとう願いです。上越や会津の里山ではどこにでもある蕗の薹ですが、関東ではほとんど見かけることはありません。出ないのか? だれかが摘んでしまうのか? とにかく出合いません。そんなわけでプランターの蕗の薹は立春の日にさっそく天ぷらにして、酒のつまみとなりました。