goo blog サービス終了のお知らせ 

Boruneo’s Gallery

絵はお休み中です
<作品には著作権があり、商業的使用は禁止とします>

Boruneo&AnnaMaria コラボ創作4

2007年04月13日 01時23分34秒 | 作品

 

 展示会で発表したコラボ創作作品 その2  

 

「指揮棒をとる前に」

 

 

もうじき出番だって?

わかっているよ。

 

僕の頭の中では、ベートーベンもビゼーも

もう、フルボリュームで鳴り渡っている。

もうじき、僕の指先から奔流のように溢れ出してくる・・・。

 

その瞬間をもう少し、待っているだけなんだ。

 

指先が緊張をはらんで、会場の空気が張りつめる。

ひとたび、僕の手が動けば、

流れ出した音楽は、やがて会場をいっぱいに満たしていくだろう。

 

魂がふるえるような感動を、

天上を垣間みたような至福の愉楽を、

天才たちの苦しみのうめきを、

ここにいる者が一体となって共有する瞬間を

僕は創り出したい。

 

その為に、僕の中がゆったりと満ちていくのを

今、息をこらして待っている。

 

あと少し、

あと少しだけ、待ってくれないかな。

 

Text by AnnaMaria

Drawing by Boruneo

 

制作本↓


Boruneo&AnnaMaria コラボ創作 3

2007年04月11日 22時33分18秒 | 作品

       
          
    

        展示会で発表したコラボ創作作品 その3 

 


             Text by AnnaMaria
             Drawing by Boruneo



                「草に寝て」



足元から感じる、熱いエンジンのエグゾースト。
疾走するバイクのスピードメーターは、90キロ。
頭の上に広がる春は水色で、木々も優しい色の帯になり流れていくのに、
躯の表面にたたきつけてくる風は、鋭く冷たい。
僕の背中にぴったり躯を付けている君の筋肉の緊張を感じる。

怖いのかな・・・
でもこうやって一緒に風になるのもいいだろう?


やがて、僕らは目指す草原の海にたどり着き、
バイクのスピードを落とすと、流れていた世界の輪郭が少しずつ見えてくる。

二人を乗せていた熱い金属の塊が完全に止まると、
君が僕の後ろで長いため息を吐いたのがわかった。


「疲れた?」

「少し・・ね。こんなに長くバイクの後ろに乗ったのは初めてだから。」


君はヘルメットを乱暴にむしり取り、
軽く結んでいた長い髪を、風に解き放った。

そのまま、僕の隣の地面にぱさりときゃしゃな躯を横たえる。
君の長く伸びた体の向こうに緑の野が広がって行く。


「ここに連れて来たかったんだ。広くて誰もいないだろ?」

「あら、あそこの樹に小鳥がたくさんいるわよ。」


君は上体を起こして、眩しそうに辺りを見回すと、木の上を指差した。


「そうだな。ピチュピチュピチュ、誰かさんよりもおしゃべりみたいだ。」

「あら何よ、その言い方。
 だったら、ずうっと黙っててあげるから、風とお話でもしてなさい・・。」


ぷんとすねて、くるんとうつ伏せになると、顔を向こうに向けてしまう。

さらさらさら・・・。

風の声が聞こえる。
体の上を、優しく通り過ぎるたびに。

君の長い髪を、風が触っているよ・・・。
僕も触りたいな。


「ねえ・・・」

「・・・」

「眠っちゃってないよね?」

「・・・・」

「聞こえてるなら、わざとそっち向くなよ。」

「風の声を聞いてるのよ。」

「・・・・」









意地悪だな。
頑としてこっちを向かない。


「ねえ・・・」

「なに?」

「僕の声は聞こえる?」

「聞こえるわ。」

「君の声はあんまり聞こえないな。」

「うるさくなくていいでしょ?」

「もうちょっとこっちへ来て。」

「折角、こんな広いところにいるんだもの。
 ほら、こんな風にゴロゴロできるわ。」


ゴロゴロゴロ・・・って。
君、体中が芝だらけだよ。
どこまで転がっていくんだ?


「ねえ〜え・・・!」

「・・・な〜〜に〜〜!」

「もどって来いよ〜。」

「・・・ちょっと待ってて〜〜」


ゴロゴロゴロ・・・
芝だらけの髪が僕の手の届かないところで止まった。

それじゃあ、君か誰かわからないよ。


「来たわよ。」

「もっとこっち。」


ゴロゴロゴロゴロ・・・。
楽しそうなイモ虫さんだな。


「あ〜あ、芝生だらけになっちゃった。
 あなたにもくっつくわよ。」

「いいよ、くっつけて。こっちへおいで。」

「もう行かない。」

「もう一回だけころがって・・・。」

「仕方ないわね。」


ゴロゴロ・・・。
ごつん、到着。

やっと君の体温が感じられた。


「あっ!」

「何?」

「今、ここにミミズがいたのに、君がつぶしちゃった!」

「え〜〜〜〜っ!うそうそ!どこよ!」

「もう遅い。哀れなミミズの代わりに僕が君をつぶす。」

「え〜〜〜っ」


焦って地面をきょろきょろしている芝だらけの君の上に、
僕の躯を固まりで落としてみる。

ぎゅっ!


「つぶれた?」

「・・・知らない。」

「じゃ、もう一回つぶす。」


シャツを通して感じる、華奢な骨組みをしっかりつかんでから、
今度はぎゅっと抱きしめる。


「ねえ、つぶれた?」

「・・・つぶれた。はあ・・。」

「今度はどこをつぶそうかな。」


君を捕まえて顎をなでながら、
どこから食べようか考えていた僕の一瞬の隙を突いて、
得意そうな君が僕の上になる。


「うふふ・・。今度はわたしがつぶすわ。」

「君なんかにつぶされないよ。」

「言ったわね!見てなさい!」


君は僕にしがみついたまま、
思いっきり、容赦なく、草の中を転がって行く。

ゴロゴロゴロゴロゴロゴロ・・・・。


「あ〜〜あ、二人とも芝生だらけになっちゃった。」

「今ので、たくさんミミズをつぶしたね。」

「いやあね。あ!リス、リスがいる!」


君のよく動く瞳が木の上の何かを追っかけて揺れている。


「どこ?」

「あ、もう行っちゃった。残念!」


ホントにいたのかな?
僕から離れるための口実ってことはないよね。

悔しくなって、君の耳元にささやいてみる。


「・・・・・」

「きゃ、くすぐったい!何て言ったのか聞こえなかったわ。」

「リスなんか見るな。」

「じゃ、何を見るの?」


こっちを向いた黒い瞳の中に、寝転んだ僕と日に光る草原が映ってる。


「僕を見て・・・。」

「見てるわ。」

「もっと近くで。ちゃんと見て。」

「こんな広いところにいるのに?」

「いいんだ。僕以外見るなよ。今だけでいいから・・・」

君の瞳の中を僕だけでいっぱいにしたいんだ。



婿入り作品 紹介

2007年04月10日 01時33分48秒 | 作品

 

「もってけ ペ・ヨンジュン」

4月8日、厳正なる抽選が行われ、当選結果が出ました

発送を持って発表に代えるので、まだ届いてない方はもう少し待っていてくださいね

すでに当たった方からはスタッフの元へ喜びの電話が鳴ってるそうです

でも、大切に描いた作品があちらこちらと散って行って・・ちょっと寂しいのも事実・・。

それでも喜んでくれている声を聞けると、少しでも幸せな気持ちになってもらえたと思っい、よくやった自分!と自画自賛してます(爆)

無事婿入りしたヨンジュニたち~

   

  

  

 

                 の2点はヨン友へ婿入り~~

 

      

  nagajunさんの「若竹」とトレードした「ヨットJOON」

   私の愛するヨンジュニたちよ、元気でね~~~~~~~~~~~~

                    

 


Boruneo&AnnaMria コラボ作品2

2007年04月07日 22時56分44秒 | 作品

 

 

 展示会で発表したコラボ創作作品 その2  

 

Text by AnnaMaria

Drawing by Boruneo

 

「耳を貸して」 ~(原画・休日)~

 

 

 

 


土曜でも日曜でもない、まして何かの記念日でもない、
今日はただの普通の日。


河原にある草っ原は、どこまでも緑が広がって、
はるか向こうにある野球場まで続いている。

立ち上がれば、初夏の陽射しがきらめく川面も見える筈だけど、
こうして草に座っていると、うす緑の海と水色の空しか見えない。

少し遠くの土手の上を、汗で体を光らせて、
マラソンランナーが驚く程のスピードで遠ざかっていく。


あなたは、バイクを飛ばした後の熱気と疲労で、
芝生に長々と伸びたままだ。

頭の上に転がされたヘルメットが熱くなっている。

頬が軽く紅潮して、伏せた長いまつ毛が影を落としてるけど、
何だか、軽い寝息が聞こえてくるみたい・・・。

胸元にも汗がにじんで、濡れた肌が太陽に光り、
盛り上がった筋肉のくぼみを、汗が細い川を作って流れていく。
ジーンズの生地を通しても感じられる、
あなたのたくましい脚のかたち。


わたしは暑くて、来ていたシャツを脱いで、
日よけテントみたいに頭にかぶっている。

ねえ、こんな日向にいたんじゃ、あなただって暑いんじゃないの?
もっと日陰で体を休めた方が・・・。

え?

起きていたの?

聞こえないわ。


少しだけ、あなたの側へ寄る。


「耳を貸して・・」


その言葉で、さらに、もう一歩あなたに近づく。

さっきまでバイクの後ろで、あなたにぴったりとくっついて
一緒に風を感じていたのに、降りてしまうと
何だかそばに行くのが恥ずかしい。


「こっちへ来て。耳を貸して・・・。」


何を言おうとしてるの?

わたしはシャツをかぶったまま、そうっと体を屈めて、
あなたの温かい息が感じられる所まで耳を近づける。


「君に○○したい・・・。」


低い響きとともに、吹き込まれた言葉は、
わたしの頬から耳までを赤く染めてしまった。


そんな・・・・


ためらって身を引こうとする腕をつかまれて、
あなたが、ぱっと起き上がる。

そのまま、わたしのシャツのテントの中に隠れた唇の上に、
柔らかい感触が重なった。

太陽の眩しい陽射しを見た後だから、
なんだかあなたの顔が黒い影に見えて・・・

唇だけが温かい熱に覆われているわ。


しばらくすると、何にもなかったような顔をして、
またごろんと草の上に寝てしまう。


え?

今度は何?


「隣に来て・・・」


そんな・・・。

陽に焼けちゃうじゃない。

 

 

 


Boruneo&AnnaMaria コラボ創作 1

2007年04月05日 00時38分26秒 | 作品

 

 展示会で発表したコラボ創作作品 その1 

 

 

 

耳を傾けて」

 

センチメンタルじゃなく、もちろん堅苦しくもなく、

騒々しい雑音でもなく、甘いだけのバラードでもない。

 

あなたの周りに流れている音楽は何?

あなたの心にひろがっている景色はどんなもの?

 

広い草原を吹き渡る風の音を聞いているの?

 

それとも・・・

 

古い石畳を叩く、雨の雫の音。

少年達が坂道を駆け下りる、自転車の車輪の回る音と歓声と・・・。

口づけを交わす恋人たちの肩に舞い降りる花びらのかすかな音。

 

あなたの心の声が聞きたい。

あなたの心に音を届けたい・・・。

 

ですから、

この絵をあなたに捧げます。

あなたなら、この絵の中に流れる音に耳を傾けて下さると思うから。

そして、その音の響く世界を感じて下さると思うから・・・。

 

あなたが耳を傾けるだけで、

わたしにも音楽が聞こえるのです。

 

 

  Text by AnnaMaria

   Drawing by Boruneo

 

 

 


東京会場の様子

2007年04月03日 10時44分34秒 | 作品

 


京都・東京展示会では

あわせて2700名の方に足を運んでいただきました。

ありがとうございました~~~~~

はシン・ドンヒョク氏から お祝いの花が届きました。

スタッフさんたちの歓喜の声が会場に響いたそうな(笑)

賑わってます♪スタッフさんたちは名札をつけて会場をうろうろ~

手前から、らきさん、やんちゃん、私の作品たち♪

皆さん、作品に顔を近づけて観察してました^-^

応募作品の一覧表♪解りやすくてよかった

コリプラではひよんさんの作品たちがずらーーーっと並んでます。
一般のお客様も鑑賞できました♪
MVもず~と流れていて、知らずに来たお客さんはお得だよね^^

会場に送られたカジョクからのお祝いの花たち。
まだまだたくさんありました。ほんの一部でごめんなさい。


いろんなものを越えて一緒に楽しめるカジョクたちは本当に最高でした

みんな、ありがとう。

~後日、創作UPします~

(画像は1部 WithBYJよりお借りしました) 

 

折りしも今日は彼に出逢えた日。

 

もし、彼に出逢わなかったら?

もし夕方のニュースを見なかったら?

あの時冬ソナにチャンネルをあわせなかったら?

 

たぶん今の自分は何も変わってなかったようにに思う。

 

数え切れないほどの人と会い、気持ちを交わし、笑顔で入れたこの3年間。

ペ・ヨンジュンと言う人に出逢って変わった私の人生の時間があります。

すべてに感謝します。

 

もし彼に出逢えてなかったら?
 

こういう気持ちを知ってしまった私は それが一番怖い。

でも、その怖いという気持ちも一緒に解ってくれるカジョクたちがいるから

私は今日も幸せです。

この原画、今回の展示会でヨン友の元へお嫁入りしました。

○○よ、大切にしておくれ~~~


もってけ!ペ・ヨンジュン

2007年03月19日 11時36分45秒 | 作品

 

 

太っ腹だ。原画プレゼントだ。

数名の画伯さんたちが 原画あげるよ~~! って

一人3点まで応募できて、抽選します。3回当たっても、もらえるのは1点。

迷う= どれにしよう===

 

えへちなみに、私は5点だします。PC画3点 原画2点。

心込めてますんで、大事にしてくださる方なら・・・
原画の写真・・ぼけてるんで・・↓だけUPします。 

 

    でも・・誰も応募してくれないかも・・

            売れ残ったら・・どーしよ・・・


日刊本

2007年03月16日 23時05分31秒 | 作品

 

 

昨日買いに行けなかった日刊本。

仕事帰り、奪取しようと寒風吹きすさぶ中を猪突猛進。どどどどどーーーーっ

よかった~~まだ数冊あった・・
しかも遠くからでもわかるくらいどアップの表紙だ・・・・

夕食後にゆっくり手にして見る。ああ・・至福の時・・

 

~あとがきから~(本文より抜粋)

信頼でエゴを中和し、相手に求めず、自分が充足していられるー。
そんな成熟した、安定感のある人間性がにじみ出る。
その心のありようは、一般に芸能人を追い求めるファン心理とは異質なもののようだ。
芸能人とファンにとどまらない、人と人の幸福な関係の好例がここにあると思う。

 

日刊の記者(久保 勇人さん)は、ヨンジュニと、彼を「待つ」という私たちの関係を こんな言葉で閉めてくれました。

     「 幸福な関係 」

                いい言葉だと思いませんか・・

 


コラボ出来た

2007年03月09日 01時15分00秒 | 作品

 

今や、世の中は 金さん 銀さん。
あちこちタムトクのキャプが出てきましたね。
はああぁぁぁ・・ 画像だけで、くらくら来ます。
なのに、あの姿で動いてるんだもんな~・・早くみたい~~

 

そんな中、やっと やっと・・コラボ作品を一つ仕上げることが出来ました~~~
(ブロコリ内の某サークルにいるAnna Mariaさんとの作品)
この絵から沸いたショートストーリーが2作品。
展示会後に そのお話を載せる予定です。


シンプルな出来だけど、これには泣かされたよ
何が問題って、絵の保存の仕方が悪くて 印刷に不向きな状態になっていたこと。
つまり、どういうことかというと・・・絵の解像度の問題。
サイトUP用に解像度を下げて保存してたんだけど、元画の上にそれを上書きしてしまってたのが、原因ね。
それを印刷しようとすれば 画質の荒さに泣きたくなるくらい、ひどい。
リサイズの変更や 印刷して確認を何度もしたりと、それはそれは気持ちいいくらい印刷しまくり~~~。
当分、メモには困らない~~。
PC上と印刷では全然仕上がりが違うのだ。

で、ようやく何とか見せれるサイズを見つけて・・。

テキストも・・いろいろあって・・なぜにフォトショのテキストだと印刷が滲むのか・・。
よくわからないまま、ムキになってフォトショにこだわってたから、時間が掛かるし。
結局、ワードからテキスト印刷スキャナで読み込むフォトショで開いてテキストに絵を描く。

地道な作戦~~~もう、これしかないわ~~  

でも、いいの、明日の光が見えてきたから 終わりよければすべてよしってね

さぁ、後2作品、頑張ってしあげまっしょい

 

 余談だけど、このテンプレートって、文字が読みづらくないかな?
青空は好きなんだけど、文字が白ってのはどーよ・・・。
何故か黒で設定しても、言う事聞いてくれないし。

だもんで、またまたテンプレートお着替えします

追記
↑お着替え、終わり~~