元銀行員の税理士への道

税理士目指して勉強しています

回天の門を読んで

2005-08-16 20:27:52 | その他
藤沢周平氏の「回天の門」、結構時間がかかりましたがようやく読めました。推理小説専門だったので歴史小説を読むのは久しぶりだったのですが、結構面白かったです。
清河八郎を主人公にした話なのですが、学生の頃は名前も知りませんでしたし、大河ドラマ「新撰組」を見た後は、胡散臭い策士という印象しかありませんでした。
読み終えた今もその印象ががらっと変わった訳ではないですが、少なくとも「胡散臭い」という想いは消えました。
つくづく思うのは、歴史は見る角度や軸足を置く場所で同じ事実を見ていてもかなり変わってしまうんだという事。新撰組も「時代に散った悲劇のヒーロー」という見方もできますし、単なる「テロ集団、幕府の狗」と見る事もできてしまいます。
何事もひとつの側面からのみ判断する事は避けたいものだと思いました。

ん?夏休みの読書感想文みたいになってしまった。

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