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BOOTES(ボーティーズケンネル、コーギー専門犬舎)

BOOTESとはギリシャ語で牛飼い座の意味を持ちます。コーギーは牛を追う犬なので、これを犬舎名としました。

ローマの街をうろうろ

2012年09月05日 | 旅行
有名なサンタンジェロ橋にあるベルニーニの天使像のレプリカは、外なので見学し放題ですが、ここで少々気がかりなことが発生。

・・・金がない。

ローマのホテルでの支払に、クレジットカードが使えず、現金払いをしたところ、空港までの交通費と安い夕食代くらいしか残っていなかったのです。
サンタンジェロ城は特別展をやっていたため、ローマパスを使っても少々高く、銃器にはあまり興味もなかったため、パスすることにしました。

しかし、どれがベルニーニの天使なのかさっぱりわからん。
オリジナルのある教会に行っておけばよかった。。。

少々の計算外でしたが、天使たちの橋を渡り、ホテルに帰りつつ街をうろつくことにしました。


ファルネーゼ広場。
シンプルな噴水で、観光客もいない。


多分ファルネーゼ宮。
予約したら館内を無料で見学できたらしい。


カンポ・デ・フィオーリ広場、と思われる。
花屋があった!
きれいな花屋を撮らずに、異端の罪で火あぶりの刑に処せられた哲学者ジョルダーノ・ブルーノの像を撮影・・・
しかもここは処刑場だったそうで・・・


トッレ・アルジェンティーナ広場。
カエサルが暗殺されたとこだと、最近の調査で判明したそうです。
街の真ん中にいきなりこういう遺跡がある。
一般人は入れないためか、野良猫の広場になってた。


コロンナ広場
オベリスクは角柱だけど、これは円柱、円柱のことをコロンナというそうです。
細かく何かが刻まれているけど、マルクス・アウレリウスの記念柱ということが判明。
戦いのエピソードの浮彫で埋められています。
人が少なかったので、ジェラートをのんびり食べました。

人は少ないのに、警官がいてなんだろうと思ったら、この広場に面している、キージ宮は内閣総理府が置かれており、常時警官が見守っているそうです。

実は、この広場にたどり着くまで、自分がどこを歩いているかさっぱりわかりませんでした。
地図もガイドブックもなく、うろうろ歩くだけで、よくぞここまでたどり着いたという感じ。
上記の見学ポイントも、うろついた先でたまたま巡り合ったもので、行こうとしたわけじゃないってところがポイントです・・・もう二度と行けないわ。
もし地図があったら、ナヴォーナ広場に行ってたのに・・残念だー。

夕食は安くあげるために、テルミニ駅地下のスーパーでパンやら惣菜、果物を買ってそれで済ますことにしました。
イタリアはドイツと一緒で、生鮮食品は量り売りです。
好きなだけ袋に入れたら秤にのせ、その品物の番号を押すと、バーコードのついたシールが出てくるので、それを袋に貼ってレジに行く。
青りんご(グラニースミス)、白ブドウ(名称わからず)、パン、ハム、チーズ、ジュース、水を買い込んで、部屋でゆっくり食べました。

明日の飛行機は早いので、フィウミチーノ空港まではレオナルド・エクスプレスという空港直の列車に乗る事にしました。
ローマは3日間では全然足りませんねえ。
カタコンベもカラカラ浴場も行けなかった。

まあ、次回のお楽しみってことにしておきましょう!

バチカン、その三

2012年09月05日 | 旅行
バチカン美術館を出て、サン・ピエトロ大聖堂に向かいました。
カトリックの総本山とあって、でっかい教会です。
で、この中に入るのに、持ち物検査有り、と。
X線検査の機械に持ち物を通すのですが、5~6台あるのに、稼働しているのはその半分。
本日の客数は少ないとの判断なんですかねえ・・・
むちゃくちゃ並んでて、日がさしてきて強烈に暑いってのに。

20分くらい並び、無事中に入りましたが、いや~すごい人!
さすがです。

まずはお目当ての彫刻へ。

ミケランジェロの「ピエタ」
これ、石なんだよなあと思ってしまうほど、繊細。


骸骨が布に挟まっている・・・・もしくはからめ捕られている。
そうとしか見えない。
ベルニーニっぽいけど、詳細わからず。


こちらはベルニーニのブロンズの天蓋。
ま~でっかくて細部はよくわからない。
やぐらみたいな感じ。

上ばかり見ていたけど、ふと足元を見ると、模様のあるマンホールみたいなものがありました。
なんだろうと思っていたら、地下に行ったときに判明。
ここには地下遺跡として、法王の墓などが見学できるのですが、上のマンホールから見えていたのはこの地下だった模様。

地下の後は空へ向かいます。
ミケランジェロが乗せる計画を立てたクーポラ(円屋根)に登ることにしました。
行き方は二通り、階段かエレベーターで料金が異なりますが、足に自信がなくとも、段差が大きくない階段なので十分登れると思います。


これが天井。


内部を見下ろすことができます。
すぐ下にはベルニーニのブロンズの天蓋が。

エレベーターと階段の終着点はここですが、ここから先が脚力との勝負。。。

円屋根の一番上まで行くのに、非常に急で、狭くて、天井がななめになっている階段を延々と登る事に・・・
鉄階段があり、ロープの助けを借りて、ようやく登ったら、そこには・・・!!!


ローマが一望できます。
ぐるりと一周回って、景色を堪能。


赤い矢印のところに登った。

帰りは広い階段のため、楽々降りてきました。
あの景色はきつくとも見ておくべきですよ。
ただ、太目の白人が言うに、汗がすごくて・・・とかなりお疲れ気味でした。


サンピエトロ大聖堂の脇に立つスイス近衛兵。
派手な制服だけど、これが似合わない人ってのはいないのだろうか?!


サン・ピエトロ広場。
ここはまだバチカン国。
広場の外はイタリア、ローマです。

バチカンを楽しんだ後はサンタンジェロ城に行くことにしました。

次へ

バチカン、その二

2012年09月05日 | 旅行
冒頭の画像、なんだかわかりません。
でも、日本の鬼瓦とか、風の神様に似ている気がします。


ラオコーン。
苦悶の表情がすごい。
これが彫刻なんだからなあ・・・すごいわ。


地図の間の天井。
あちこちが絵だらけで、どっちを向いて進んだらいいのやら・・・


古い地図の絵画。
日本は存在してなかったようです。


がらーんとした場面がとても気になった。


「アテネの学童」
本物だ、本物だ!


近代美術も集めてあり、シャガールなどもありましたが、私はダリが好きなので。
いいねえ、この独特な絵。


右側の緑の服の人に注目。
顔が二つあります。
しかも男と女っぽい。

バチカンといやシスティナ礼拝堂が有名ですが、ここは撮影禁止。
経路を辿っていくと、祭壇側から入ることになり、かの有名なミケランジェロの天井画は壁際の椅子に座って眺めることができました。
大勢の警備員が、静かにと注意していましたが、ツアーガイドは無視してガイドしていました。
ここはものすごい人でした。

祭壇の奥の壁にはミケランジェロの「最後の審判」があります。
自分の目で見ないと、そのすごさはやっぱりわかりません。
これだけの絵を、よくぞ描いたものだと、天井画にしても思うわけです。

閉鎖箇所以外、一応すべてのコースを見て回ったはず。
喫茶店で軽く食事をし、サンピエトロ大聖堂へ向かう事にしました。

次へ

バチカン、その一

2012年09月05日 | 旅行
バチカン美術館は日本から予約ができるため、あらかじめ予約していきました。
予約した時間は朝の9時。
例によって、地下鉄でムゼイバティカーニ駅まで移動しました。
駅名はバチカン美術館のくせに、美術館まではうろうろと迷いました。
ようやく発見した美術館前には、長蛇の列。
予約者は予約窓口に直行で、予約バウチャーとチケットを交換し、荷物をX検査にかけ、いよいよ美術館に!

まず地図をもらいましたが、いや~、広すぎて全部まわりきれるのかどうか・・・
どこから行けばいいのかもよくわからないので、とりあえず美術館と名のついたところに行ってみることに。


「最後の晩餐」
タペストリーです。


ラファエッロの作品だったか・・・忘れました。


首だけの天使は珍しいのです。

歴代の法王が財力を注ぎ込んで集めたと言われるだけあって、ものすごい美術品の数々です。
宗教画がほとんどではあるけども、古い木に書かれた絵もあり、よくぞここまで集めたものだと感心しきり。


エデンの園。
たくさんの動物たちが書かれており、アダムとイブ、そして誘惑する蛇も。
楽園を追い出される一歩手前のようです。


中庭。
あの金の丸も誰かの作品なのかも。

キリスト教の総本部だけど、なぜかエジプト関係のものが。


アヌビス神。
古代エジプトにおいて、犬は死の神様でした。


エジプトエリアを抜けると、そこはギリシャ神話の彫刻がずらり。


多分、月の女神セレネ。犬つれなのはどうしてだろう。

次へ続く

ローマ二日目、最後

2012年09月04日 | 旅行
パンテオンまで行きながら、なぜナヴォーナ広場に行かなかったのか。
それは忘れていたからです。。。
ベルニーニの噴水があったのになあ。後の祭りではありますが。

さて、また地下鉄を利用し、フラミニオ駅まで移動しました。
目的はポポロ広場と教会です。

popolo(ポポロ)の意味はpeople、つまり、市民広場ってことですね。


でーっかい広場の真ん中にはオベリスクと噴水。


周りには彫刻がありました。


オオカミに育てられた双子の彫刻がありました。

まずはサンタ・マリア・デル・ポポロ教会。
フラミニオ門(現在はポポロ門というらしい)のすぐ脇にある、質素な外見を持つ教会です。
ここのお目当てはキージ家礼拝堂の「預言者ハバクク」の彫刻。
ベルニーニの作品で、「天使と悪魔」出てきました。
楽しみにしていたのですが、なんと、修復中。。。。
がっかりでした。

次はポポロ門の反対側にある双子教会に行きました。
サンタ・マリア・イン・モンテサント教会(左側)と、サンタ・マリア・デイ・ミラーコリ教会(右側)です。
お解りの通り、サンタ・マリア・イン・モンテサント教会は外装を修復中でした。
中には入れましたが。

ラッパを持つ天使。

双子の教会を後にし、にぎやかなコルソ通りにある教会を見つつ、テヴェレ川まで歩くことにしました。
途中には遺跡がありましたが、そこには寄らず、川の傍の教会にいくつか入りました。
ガイドブックに名がのらないような教会でも、天井の宗教画や装飾が素晴らしかったです。

夕方まで歩き、お腹もすいてきたので、本日の夕食となりました。


初めてワインを飲みましたが、今まで飲んだことのないような味。
全然渋くなく、飲みやすかったです。
食事はラザニアと肉の炒め物。デザートはリモーネのジェラートにしました。


いや~、満足。
ちゃんと酸っぱい。

ヨーロッパはイギリス、ドイツと行っていますが、食べ物はイタリアが一番美味い!
これだけでイタリア、大満足です!

明日はバチカンです。