オクラはオクラのカタチをした
あのオクラしか知りませんでしたが、
あのオクラにはこんな美しい過程があったんですね。
ああ、びっくりびっくり!
久しぶりに降り出したパラパラ雨の中、
まるでトランプカードを広げるみたいに
シックで可憐な花を咲かせていました。
文末に貼り付けたもう一枚の写真は
結実したオクラの実の赤ちゃん(だと思います)。
トゲトゲに守られながら半透明の皮膜を破って
中から元気なオクラ星人が飛び出してきそう。
飛び出してきたらちょっと怖い(笑)。
そういえばサフランを知った時もそうでした。
ライスを淡い黄色に染める乾燥した赤い雌しべ
くらいの浅い知識しかありませんでしたが
あの美しい紫の花が咲くさまを見てからは
インドカレーをより一層愛おしい食べ物と
感じるようになりました。
食べることだけに熱心だった若い時の
貪欲な私は食欲だけが若いまま
歳を重ねてしまったような気がします。
そんなんではいけませんね。
もっと自分が知らない”美”というものの
存在を見つける旅に出なければなりません。
あっ!旅に出てしまったら
植物たちに水をあげられなくなってしまうか。
今年の夏の庭は小宇宙、
遠くへ行かずとも食欲の旅ができそうです。
いやいや、もとい!美の探求ができそうです。