☆ごんたの本棚☆

通勤時間は読書の時間(*´∀`*)☆

東野圭吾【幻夜】

2007年05月29日 | ◇レビュー◇
ネタバレ注意!!!ネタバレ注意!!!ネタバレ注意!!!ネタバレ注意!!!

『阪神大震災の混乱の中で、衝動的に殺人を犯してしまった男。それを目撃した女。
 二人は手を組み、東京へ出る。
 女を愛しているがゆえに、彼女の指示のまま、悪事に手を染めてゆく男。
 やがて成功を極めた女の、思いもかけない真の姿が浮かび上がってくる。
 彼女はいったい何者なのか?!
 名作『百夜行』の興奮がよみがえる傑作長編。』

評価→★★★★☆ スゴイ面白い(o→ܫ←o)

◇感想◇
私は女ですけどね、すっっっっごいわかりますよ。
雅也の気持ちが(´ω`)
幸せになれないとわかっていながら…尽くしてしまう。
幸せな道がすぐそばにあったとしても…惑わされない。
自分を犠牲にしてもかまわないぐらいの魅力が美冬にはあるんですよね…。
美冬に尽くす事ができて、雅也は幸せだったと思う。
最後のシーンとか、カッコよすぎだ!

美冬の気持ちは…よぅわからん(´∀`)

【百夜行】より、冷酷さが増してます(゜д゜)
誰か・・・誰か美冬を助けて!!!
3部作らしいので、早く完結編を読みたい!!!

この本を、職場の休憩室に置いておいたら(分厚いのでカバンに入らん)、何気に読んでしまった二人がハマってしまいました。
一人は私よりも早く読み終えていたし、読み終わったあと、東野作品を読みあさっているという…。
さすが、東野圭吾。

恩田陸【夜のピクニック】

2007年04月11日 | ◇レビュー◇
ネタバレ注意!!!ネタバレ注意!!!ネタバレ注意!!!ネタバレ注意!!!

『高校生活最後を飾るイベント「歩行祭」。
 それは全校生徒が夜を徹して80キロ歩き通すという、北高の伝統行事だった。
 甲田貴子は密かな誓いを抱いて、歩行祭にのぞんだ。
 三年間、誰にも言えなかった秘密を清算するために―――。
 学校生活の思い出や卒業後の夢など語らいつつ、親友たちと歩きながらも、
 貴子だけは、小さな賭けに胸を焦がしていた。
 本屋大賞を受賞した永遠の青春小説。』

評価→★★★☆☆ 面白い(*´∀`*)

◇感想◇
「みんなで、夜歩く。
 どうしてそれだけのことが、こんなに特別なんだろうね。」
まさに、そんな小説。

たった一夜の出来事。
特に何か事件が起こるわけでなく、ゆっくりと時が流れる。
青春が、キラキラと描かれています。
読み終えるのがもったいなくて、ゆっくり読んだ(●´ω`●)
読後感がたまらなくいいです!
スッキリします。

伊坂幸太郎【オーデュボンの祈り】

2007年02月27日 | ◇レビュー◇
ネタバレ注意!!!ネタバレ注意!!!ネタバレ注意!!!ネタバレ注意!!!

『コンビニ強盗に失敗し逃走していた伊藤は、気付くと見知らぬ島にいた。
 江戸以来外界から遮断されている“荻島”には、妙な人間ばかりが住んでいた。
 嘘しか言わない画家、「島の法律として」殺人を許された男、人語を操り「未来が見える」カカシ。
 次の日カカシが殺される。無残にもバラバラにされ、頭を持ち去られて。
 未来を見通せるはずのカカシは、なぜ自分の死を阻止出来なかったのか?』

評価→★★★★★ ヤベェ最高フィーバー(*≧∀≦)

◇感想◇
なんじゃコリャーーーーー(゜д゜)
シュールで可愛くて不思議な世界。
ユーモアあふれる文章に、のめり込んで読んでしまった。
おかげで何度電車を乗り過ごしたことかヽ(`Д´)ノ
伊坂幸太郎に出会った記念すべき作品(●´ω`●)ホコホコ

荻島にはどうやったら行けるんですかね。
行ってみたいですよ。
だいたいの場所は分かっているんだけどな・・・。
まぁ、真っ先に桜に撃たれちゃいそうですけど。
「騒々しい」ズドーン

優午が好き(o→ܫ←o)
伊坂ファンなら誰しも「優午に会いたい」と思っているに違いない。
伊坂作品で一番好きなキャラクター。
どころか、この世の全部の作品の中で一番

桜がカッコイイ。
「理由になっていない」←コレ、使っちゃいます。
自分の価値観で撃っちゃうんですが、それがまたダークヒーローみたいでカッコいいんです。

他にも、愛すべきキャラがいっぱい。
かなりほのぼのとしていて、童話みたいで楽しいよ(*´∀`*)
って、友達に勧めたら、「今読んでるんだけど、怖いよ…怖いよ…」というメールがきた。
そうでもないのかも。

リョコウバトの話もズーンときた。
オーデュボンをネットで調べてみたら、いろいろな絵がのっていた。
かわいらしい、優しい鳥の絵。

何度も読み返したくなる作品。
こういう話、大好き

宮部みゆき【パーフェクト・ブルー】

2007年02月20日 | ◇レビュー◇
ネタバレ注意!!!ネタバレ注意!!!ネタバレ注意!!!ネタバレ注意!!!

『高校野球界のスーパースターが全身にガソリンをかけられ、焼き殺されるというショッキングな事件が起こった。
 俺―――元警察犬のマサは、現在の飼い主、蓮見探偵事務所の調査員、加代子と共に落ちこぼれの少年、諸岡進也を探し当て、自宅に帰る途中、その現場に遭遇する。
 犬の一人称という斬新なスタイルで、社会的なテーマを描く、爽快な読後感の長編デビュー作。』

評価→★★☆☆☆ 普通(*´ω`)

◇感想◇
元警察犬・マサが語っているという、カワイイ演出。
犬のくせに肝心な部分を隠しながら語っていたり、なかなかやりよる(`・ω・´)

タイトルでもある、パーフェクト・ブルー。
実際にはない色なんですが、頭から離れないです。この色。
綺麗で美しくて、悲しい色。
この作品にもピッタリで、すごく印象的。

兄弟の中の良さがよかった。
進也は頭が良くてありえないくらいいいコだし、克彦は完璧すぎる。
なのにね・・・(´・ω・`)

すっっっっっごい悲しい残酷な事件のはずなのに、ザックリならずにサラリと読めます。
チョビチョビ入る、マサの思いとかがカワイイ(*´ω`)

伊坂幸太郎【フィッシュストーリー】

2007年02月13日 | ◇レビュー◇
ネタバレ注意!!!ネタバレ注意!!!ネタバレ注意!!!ネタバレ注意!!!

伊坂ワールドの名脇役たちが遭遇する、「別の日・別の場所」での新たな事件。
売れないロックバンドが、最後のレコーディングで叫んだ音にならない声が、時空を越えて奇蹟を起こす。伊坂幸太郎の真骨頂とも言える多重の企みに満ちた表題作他、読者人気の特に高い“あの人”が、今度は主役に! デビュー第一短編から最新書き下ろし中編まで、変幻自在の筆致で編んだ伊坂流ホラ話の饗宴。

評価→★★★★☆ スゴイ面白い(o→ܫ←o)

◇感想◇
発売日当日・・・売り切れΣ(゜д゜lll)
ないわー、ありえないわー(゜д゜)
予約してなかった私が悪いんだけど、まさかないとは思わなかったんだよ。
「伊坂が・・・伊坂が足りない・・・」
手に入れるまで、伊坂不足に苦しみました。
【フィッシュストーリー】が一番のお気に入りです。
この話は、今まで読んだ本の中でベスト3に入ります。

リンクしまくり(●´ω`●)
今までの作品を読んでなくても一応わかるけど、読んでないと意味がない!
「あ。コイツ、この後ああなるんだな。」ていう楽しみ。
リンクをいつかまとめてみようと思う。


【動物園のエンジン】
どこかで知っている面々が集合!
河原崎のこじつけ推理、私もよくやってる(*≧∀≦)
「エンジンが切れた」というセリフに鳥肌立った。
ラストがあっさり終わってたのが残念だった。


【サクリファイス】
不思議な風習のある村のお話。
「村のために、俺たちはやめたんだ」
と、それに続く後のセリフがいい(。´ω`。)ジーン
最高の友情ではないかなと思う。
そして、私の大好きなキャラクター・黒澤出場。


【フィッシュストーリー】
最ッ高ですこういうのに弱いです。
そして、何から何までカッコよすぎます。
何度も繰り返し読みたいなぁ(*´∀`*)

『僕の孤独が魚だとしたら、そのあまりの巨大さと獰猛さに、鯨でさえ逃げ出すに違いない』
カッコよすぎです(*´Д`)
帯裏にこんなのが→『僕の小説が魚だったとしたら、・・・(略)』
これには笑っちゃいました。
帯を捨てられないなと思ったのは初めてでした(*´艸`)

「お礼はその人のお父さんに」
いや、あの曲を薦めたその人のお父さんの友人に。
いやいや、あの曲を作ったあのバンドに。
いやいやいや、あの曲のレコーディングで叫んだあいつに。
「これは誰かに届くのかなあ」
届いてるよ!届いたんだよ!誰も知らないけど、世界中のみんなに届いたんだよ!
この中の登場人物も知ることのないこの繋がりを知ることができる喜び(●´ω`●)
妙にね、感動するんです。


【ポテチ】
はい。また黒澤登場(*´∀`*)
この話のキーマンの尾崎が、最後まで出てこないのがカッコいい。
サラッとした今村とカラッとした大西の2人のキャラがまたイイ。
2人の会話は、コントのよう。
ラストシーンは何とも言えない感動。
喉の奥のあたりがキューンとなりました。
交代を告げるところで泣きそうになった。
ヒーローに憧れちゃうんだよな・・・。
何かこの感じ、味わったことがあるなと思ったら・・・。
気まぐれでチケット買って観に行ったサッカーの試合で、前俊を見た時の感動を思い出した。
途中からヒョッコリ出てきて、決勝ゴールを決めたんだったなぁ。

東野圭吾【怪笑小説】

2007年02月06日 | ◇レビュー◇
ネタバレ注意!!!ネタバレ注意!!!ネタバレ注意!!!ネタバレ注意!!!

年金暮らしの老女が芸能人の“おっかけ”にハマり、乏しい財産を使い果たしていく「おっかけバアさん」、“タヌキには超能力がある、UFOの正体は文福茶釜である”という説に命を賭ける男の「超たぬき理論」、周りの人間たちが人間以外の動物に見えてしまう中学生の悲「動物家族」・・・etc.
ちょっとブラックで、怖くて、なんともおかしい人間たち!
多彩な味つけの傑作短編集。

評価→★★★☆☆ 面白い(*´∀`*)

◇感想◇
短編集(*´ω`)
タイトル見ると話を思い出してしまう。
そんくらいインパクトのある個性的な話ばかり。
オチがね、いいんですよ(●´ω`●)
作者によるひとつひとつのあとがきがあって、それも面白い。


鬱積電車
私は電車の中では本を読む派です。
電車の中が一番集中できるんですよね。
おかげで、しょっちゅう乗り過ごしてしまう…
読む本がない時は、音楽を聞く。
それもない時は、『アテレコ』をします。
電車の中の人の心を勝手に想像して遊ぶんです。
この作品みたいな感じに(*´艸`)
おんもしろいんです。
でも、決して悟られてはいけないんです。
そうそう、この話のその後がどうなったか想像すると(´ω`)ニヤリとしてしまいます。


おっかけバアさん
他人事じゃネーーーーーーーーー(゜д゜)
「あれ?これ、私の話ですかね?」
未来、こうなってそうで怖いです。
気をつけます。


一徹おやじ
ほったらかしの姉目線なのが、たまりません。
本来なら、明子さんの役割なんですよね(*´∀`*)
昔は野球が大好きで熱中して見てたけど、サッカー選手のがカッコエエじゃん(*´Д`)
と気づき、今はサッカー三昧の日々。
巨人の星を読んだことないですが、関係なくこの話を楽しめます。
『巨人の星』と『ガラスの仮面』は似てるんじゃないかな?
やたら傷だらけになったり、何とかギブスとか。


逆転同窓会
同窓会、出たことないな。
勝手に引っ越しちゃったから、今後招待状が届くこともないだろうな(´・ω・`)
学校を卒業して10年以上経ってる今、やたら厳しかった先生ばっかり浮かびます。
先生とは結構仲良くやってたんですけど、そういう先生の記憶はあんまりない。
高校の時に、『空手の有段者で、不良生徒をボッコボコにしたことがある』という本当か嘘かよくわからない噂を持ってる古典の先生がいて、その授業は始まる5分前には全員席について予習をしているという奇妙な現象が起きてた(*´ω`)
「先生が怖いから」という事にしてたけど、理系クラスは文系クラスより古典の授業が少ないのに模試では一番いい成績が取れてて、面白かったんです。
バカ学校だったのにです。
どんなに勉強が嫌いな子でも、本当は勉強がしたいし頭がよくなりたいと思ってる。
全国の先生方は、決して諦めず熱心に教えて頂きたい。
多少厳しくてもいいじゃあないか。
そういえば、あの先生は今何してるんだろうなぁ(*´ω`)


超たぬき理論
これが一番好き
一見アホなんだけど、あまりにも大胆なこじつけに、「そうかも知れないな」と思い始めちゃったりね(*´∀`*)
昔、劇団をやってた頃、こんな感じの舞台をやった事がある。
動揺【森のくまさん】について、曖昧なところを徹底的に大真面目に研究するという舞台だったんですけど、【森のくまさん】があんなに壮大で愛に溢れたストーリーだったとは、たぶん誰も知らないだろうな。
・・・と、懐かしいことも思い出した(*´ω`)


無人島大相撲中継
ラストでゾッとした。鳥肌たった。
相撲といえば千代の富士。
相撲なんてまるで興味のない私でも「かっこいい(*´Д`)」と思うくらいかっこいい。
自分より大きい力士に次々勝っていく様子に大興奮
小学生だった私は、千代の富士とカトちゃんのどっちを彼氏にするか本気で悩んでいた。
貴花田との対戦は泣いた。
千代の富士が引退して、相撲に興味がなくなった。
たまにTVに千代ちゃんが出ても、相変わらずカッコよくて嬉しい(●´ω`●)


しかばね台分譲住宅
ミステリーのような寓話のようなミステリー。
途中まで不気味な雰囲気だったのに、だんだんおかしくなってきて。
そういえば、サッカーのルーツもガイコツ蹴ってたとこからだったっけ。
住宅といえば、うちも5年前に家を買った。
買ったのは両親ですけど。
家自体はとてもいいものが建ったんじゃないかと思ってます。
・・・問題は場所(`・ω・´)
山の中にあって、坂道に20分。駅まで30分歩くことになる。
冬は坂道が凍ってツルツル滑る。
現在、4年連続流血転倒中。
こんにゃろう。


あるジーサンに線香を
『アルジャーノンに花束を』のパロディー。
いや、パロディーと言ったら失礼だ。
完成度が高く、短編と思えないくらいの充実度。
『アルジャーノン』ファンの方は、ぜひ読んでほしい。
それはそうと、『アルジャーノン』のラスト2行は未だに涙が出ます。゜(゜´Д`゜)゜。


動物家族
ラストを飾るに相応しい作品。
切なくて悲しくてキュッと苦しい。
これは本当に1995年の作品なんだろうか?
今、リアルに読める。
私はどちらかというと、鳥人間だな(*´∀`*)
高いところが好きだし、強い風を浴びた時たまに「今飛べる!」と思う時がある。
スカイダイビングより、ハンググライダーがやってみたい。
気球にも乗ってみたい。
空をふよふよ浮いてみたいんです!
昔から空を飛べると信じて疑わない人間の一人です。
逆に海は怖い。
引き込まれそうな気がして怖いんです・・・(゜д゜)


あれ
作品の感想になってないΣ(゜д゜lll)Σ(゜д゜lll)Σ(゜д゜lll)
まぁいいか。

恩田陸【月の裏側】

2007年02月03日 | ◇レビュー◇
ネタバレ注意!!!ネタバレ注意!!!ネタバレ注意!!!ネタバレ注意!!!

『九州の水郷都市・箭納倉。
 ここで三件の失踪事件が相次いだ。消えたのはいずれも掘割に面した日本家屋に住む
 老女だったが、不思議なことに、じきにひょっこり戻ってきたのだ、
 記憶を喪失したまま。
 まさか宇宙人による誘拐か、新興宗教による洗脳か、それとも?
 事件に興味を持った元大学教授・協一郎らは<人間もどき>の存在に気づく…。』

評価→★☆☆☆☆

◇感想◇
誰が何のために…わかんねーままかよー(´∀`)
でもまぁ、それはそれほど重要じゃないということで…

だんだん侵食されていくような、何ともいえない恐怖を感じた。
自分が自分でなくなる恐怖。

「ひとつになる」と言った時は、アニメ『エヴァンゲリオン』を思い出した。
あれもよぅわからんかった・・・。

でも、「やつらの狙い」がよくわからなかったのはやっぱりスッキリしない。

少し難しいお話しかな。
雰囲気とか世界観は絶品です

東野圭吾【容疑者Ⅹの献身】

2007年02月03日 | ◇レビュー◇
ネタバレ注意!!!ネタバレ注意!!!ネタバレ注意!!!ネタバレ注意!!!

天才数学者でありながらさえない高校教師に甘んじる石神は愛した女を守るため完全犯罪を目論む。
湯川は果たして真実に迫れるか。

評価→★★★★★

◇感想◇
「騙された(゜д゜)
読み終わってしばらく ボーーー っとしましたよ。
それから、この本の表紙を見るたび「騙された」と呟いていますよ…。
ネタバレ覚悟でコレを読んでいる人も(いるのか?)、騙されて欲しいのであえて書きませんけど。
(でもヒントになってるので、コロッと騙されたい人はこの先を読まないで下さい!)

しょっぱなに事件が起こって、読者は犯人・犯行を目撃しているんです。
なのに、騙されるんです
騙される騙されるといい加減うるさいので、まぁこの辺で。
とにかく、読んでみてよ(`・д・´) !と言うしかない。

【探偵ガリレオ】【予知夢】のガリレオ先生こと天才物理学者・湯川が登場ー(*´∀`*)
↑この2作品は、短編集。
 不思議な事件を科学的に推理していくという、ちょっと変わった作品。
 私はこのシリーズが好きーーーなんです。
『湯川=佐野史郎』作者のイメージでもあるらしく、私も佐野史郎で読んでしまってる。
映像化される時は、佐野史郎じゃないと許さない(`・ω・´)
よね?

友情、愛、トリックと見所はたくさん。

湯川、やっぱりカッコイイ
もう少し出番があったらよかったのにな。と思うのは贅沢かな。
石神との友情がイイ。
永遠のライバルという関係に憧れます。

石神、タイプです(*´艸`)
なんかカワイイ。
こういう風に愛されてみたいなーと思う(´ω`)
思うよ。

究極の愛。
多分あれの事をいってるんだと思うんですけど、私はむしろ見返りを求めないところに究極の愛を感じた。
ラストシーンは、泣いてしまいました。
本当にね、石神ぃぃぃいい。゜(゜´Д`゜)゜。って感じで。
「この後、どうなったんだろうな?」と続きを考えるのが勿体無いです。
どう考えても、台無しになってしまう。
私の想像力が貧相だからなんですけど、それくらいすごい大きい衝撃と感動でした。

ちなみに、この作品で『直木賞』をやっっっっっと受賞(*´∀`*)
ちょっと…いやカナリ「遅いよヽ(`Д´)ノ」という感じですけど、大好きなガリレオシリーズでの受賞はすごく嬉しい

この本を読んだ人と語りたいんですけど、周りの人に聞かれてはいけない(`・ω・´)
と、気にしてしまいます。
どっかの映画のように・・・
『結末は、誰にも言わないで下さい。』というルールを勝手に作りました。
私は、どっかの映画の結末は余裕でわかっちゃったんですけど…
この本の結末を、予想できた人はいるのかな(●´ω`●)?

東野圭吾【魂と使命のリミット】

2007年02月03日 | ◇レビュー◇
ネタバレ注意!!!ネタバレ注意!!!ネタバレ注意!!!ネタバレ注意!!!

笑顔で手術室に入った父は、冷たい骸となって戻って来た。
誰も予想していなかった、術中死。さっきまで、あんなに元気だったのに――。
それをきっかけに心臓外科医を目指した夕紀は、実は誰にも言えないある目的を胸に秘めていた。
その目的を果たすべき日に、手術室を前代未聞の危機が襲う!

評価→★★★★☆

◇感想◇
「その人にしか果たせない使命というものを持っているんだ。
 誰もがそういうものを持って生まれてきているんだ。」

私の『使命』は何だろうか?
私は『使命』を果たせるだろうか?
努力をしているだろうか・・・?

・・・・・・・・・・(;゜д゜)

もうすぐ三十路の今の私に、ズドンとど真ん中にくるテーマ。
『使命』という言葉がキーワードになっていて、考えさせられます。

まぁ、登場人物のカッコイイこと(*´∀`*)
みんな『使命』をまっとうしようと生きていて、ラストシーンはジーンと込み上げてくるものがある。
東野作品の魅力でもある『ラスト1行』、今回もブワッ。゜(゜´Д`゜)゜。

『医療系』というのとタイトルを見て、難しい話しなのかな?と思ってたけど、ストーリーに重点を置いているのと、わかりやすく書いてあるので読みやすかった。
そして、カッコよく生きている人がいっぱい出てきて憧れます。
ああいう生き方をしている人は、周りを見たら多分たくさんいるはずなんですよね。
自分、もうちょっと頑張らんといけんなぁ・・・('A`)

30代40代の人は、グッとくるんでないかな?

あと、私は西園を疑ってたんですよね・・・(゜д゜)見事に。
またしても騙された・・・。
こういう騙され方は大歓迎なんですけど、こちらとしては裏を読みながら推理しながら読んでいるつもりなんですけどね・・・。
毎度毎度コロッと騙されてしまいますよと。

東野圭吾【たぶん最後のご挨拶】

2007年02月03日 | ◇レビュー◇
ネタバレ注意!!!ネタバレ注意!!!ネタバレ注意!!!ネタバレ注意!!!

『容疑者χの献身』で各ミステリーベストテン&直木賞の5冠達成、
映画化された『手紙』は文庫史上最速で130万部突破と、
超人気作家の1人である東野さんにも雌伏の時代はありました。
史上2番目の若さで乱歩賞を受賞、大阪から上京し、作家として順調な滑り出しだったはずが――。
何度も文学賞の候補に上がりながら落選し続けること10数回、
ようやく『秘密』でブレイクしたときには10年、6回目の候補で直木賞を受賞したときには20年。
デビュー以来小説に対する確固たる信念と、大阪人ならではの苦境を笑いとばす姿勢は変っていません。
東野ファンにとってはもちろん、誰もが元気が出る1冊です。

評価→★★★★☆

◇感想◇
東野圭吾、最後のエッセイ。

・・・・・・・・(´・ω・`)

「そんな時間があるなら、小説を書け」
いやいや、東野さんのエッセイは小説並に感動するんですってば。
タイトルに『たぶん』とあるので、いつか…いつか…きっと

東野圭吾の生い立ちがわかる『年譜』
自分を、圭吾と書いてるのが可愛らしい(*´艸`)

デビューから全作品を自ら解説『自作解説』
売れない時代の皮肉たっぷり解説がオモシロすぎ

藤木直人の毛穴にこだわっていたり、
仲が良い(?)真保裕一に賞を取られたのを根に持っていたり、
ガメラに興奮したり・・・
オモシロすぎます。

あと、東野一家も暖かくてステキです(*´ω`)

舞台【百夜行】(私の大好きな劇団『Studio Life』の舞台)のことに、全く触れてなかったのが淋しい…(´・ω・`)

この本、一日で読んでしまった・・・(゜д゜)勿体無い…
何度も読み返せるものなので、まあいいか。