休息日明けの第11ステージ個人TTでウルリッヒが魅せた。
ツール・ド・フランスの調整と割り切って挑んでいる今回のジロだが見事ステージ優勝を飾った。総合争いのプレッシャーの中で走っているバッソやサヴォルデッリなどと単純比較するのはどうかと思うが、それを差し引いても得意の個人TTで圧倒的な強さで仕上がりの良さを伺わせた。しかし体がまだ重そうなのはご愛嬌といったところか……
2位以下に30秒以上のタイム差をつけたウルリッヒだが、その2位に入ったのがなんとバッソ。しかも5分前にスタートしたクネゴを追い抜く激走!
これで単純にクネゴはバッソに対して5分以上のアドバンテージをこのステージだけで許した事になる。これから山岳ステージが続くが、山の得意なクネゴでもこの差は厳しいだろう。
サヴォルデッリは上々の走りでバッソから30秒程でまとめて総合でも3分あたりをキープしている。十分射程圏内といえるだろう。
それにしても今年のバッソの強さは他の選手から頭1つ出ている感じがする。TTは強いし山で遅れる気配もなく、チーム力も十分だ。なんかツールでのランスを見ているかのようだ。
第13ステージからは超級の山岳が続くのでまだまだ目が離せない。今ならまだ間に合うからみんなもスカパーに加入してジロ・デ・イタリアを見ようぜ!!
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