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地方在住40代既婚男性の日常
さよならteacup



そんなわけで、今回は燕岳~大天井岳~槍ヶ岳縦走の3日目の話。

<3日目>

3:00 起床

この日はもう下るだけだからのんびりしていても良いのだが、帰りの車での込み具合を想定して早めの起床。

今回もシュラフのおかげでよく眠ることが出来たが、それでもさすがに2,3度目を覚ます事があった。パートナーが言うには夜中の風は勢いがすごくて、テントが持っていかれるかと思ったほどらしい。たしかに風が強いとは思ったが、まさかそこまでだとは……飛ばされなくて良かったよ。

3:00に起きたのは良いが、シュラフから出ると寒くて何もする気が起きない。朝食を作る分の水を買いに行かなきゃいけないし、トイレにも行きたいしで本当に参る。そりゃ氷点下の中、外に出たいヤツなんてのはいないよね。

朝食は前日炊いた御飯を使っての卵クッパ。まぁ、単に御飯の上に卵クッパの素を乗せてお湯を注ぐだけなんだけどね。パートナーは完食したのだが、この日はオレがイマイチ食欲がなく半分くらいしか食べることが出来なかった。こりゃ先が思いやられるなぁ。

5:40 出発

なんだかんだグダグダして、結局出発はこんな時間になってしまった。まさに今から日が昇ろうかというので、槍の穂先には日の出待ちの登山者が見える。しかしこの日は霧に隠れて良い景色が望めなかった。この寒い中頂上で待っていた人はちょっと気の毒だよね。





7:30 槍沢大曲到着



実はここに辿りつくまでに播隆窟を通ってきたんだよね。こいつは槍ヶ岳の登山道を開いた播隆上人がビバーク時に避難場所として使用した場所なんだとさ。かなり立派な洞穴で、ここだったら前日のテント泊より快適な気がする。まぁ、播隆上人のように53日もこの中にいるのはまっぴらごめんだけどね。





ちなみにこの槍沢大曲りから水俣乗越へと登ることが出来る。上高地からこのルートに来る人は、基本槍ヶ岳を目指すので、わざわざ水俣乗越に出る人はそういないとはパートナーの弁。稀に東鎌尾根を楽しみたいって人もいるらしいけどね。

8:05 槍沢ロッヂ到着



この槍沢ロッヂの標高は1,825m。下り始めて2時間半で1,200m以上ってんだからスゴイもんだ。上高地の標高がおよそ1,500mだから、この先は300mをひたすら緩やかに下っていくというわけだね。それでもまだ3時間以上は歩くってんだから先は長いよね。

8:40 二の俣到着

8:45 一の俣到着

9:25 横尾山荘到着





ここまでくるとかなりの人で賑わっている。このあたりは涸沢組も混じるため人が多いらしい。上高地も近いしハイキング程度の人もいるのだろうね。

10:10 徳沢園到着



ここは山岳小説の傑作「氷壁」の舞台にもなっている場所だ。オレも「氷壁」は読んだのだけれど全然覚えてないや。読んだ当時は上高地なんて全然興味なかったからなぁ。興味のないことは頭に入らんね。ちなみにここは横尾山荘よりさらに多くの人で賑わっている。ちょっとした観光地くらいの人はいるだろう。

10:50 明神到着



ここももちろん人が多いのだが、さっきの徳沢園より賑わっていない。イマイチ人気がないのか、みんな素通りしていくのかね?

11:30 河童橋到着

そんなわけでようやく目的地である上高地に到着。この河童橋ってのは上高地の名物らしく、誰もがこの橋の上から雄大な景色を望みたくなるとのこと。もちろんミーハーなオレもこの橋の上からシャッターを押させてもらったよ。



と、まぁこれが今回の山行の概要ってわけだ。他にもこまごまとしたことはあったのだけれど、そのあたりは割愛させていただいた。とりあえず当初の計画通りの山行を終えることが出来たのと、パートナーの足の具合も含めて大きな事故が無かったことが良かった。

今回は初の2泊3日の山行ということで期待はもちろん大きかったのだが、不安な気持ちもあったんだよね。それが無事に済んだことでこの先にある3泊・4泊の山行、さらには単独での縦走などが見えてきた気がするよ。

とりあえず今回は2泊3日の楽しい縦走に連れて行ってくれたパートナーに感謝だねぇって話(´∀`)




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