才能教育アカデミー・世田谷デザイン (旧日本才能教育アカデミー・世田谷アートセンター・子どもエンジョイ倶楽部)

「子供の絵画と造形教室」
調布市仙川カルチャーセンター教室 
世田谷区上祖師谷5丁目教室
子どもエンジョイ倶楽部

4/16(土)子供クラス 課題:スタンプ、ブラシ、吹き

2011年04月23日 | 子供クラス:課題
今日の課題は「スタンプ、ブラシ、吹き」です。

小学校の3~4年生の図工の教科書を参考にしたのですが、恐らく学校ではこのうちの一つだけやる様になると思います。ですが、子供クラスでは組み合わせもやりかたも自由にして色んな事に挑戦してもらいたいのでやってみる事にしました。

また、ここの所絵の具の濃度が濃すぎる、薄過ぎる事がとても気になります。絵の具をうまく濃度を調整しないと上手く出来ない今回の課題は、絵の具の特性をもっと知ってもらう為にもやってもらいました。
まだまだ絵の具というものについて手に馴染んでいないのが気になります。慣れてくればもっと沢山の表現ができるので絵の具の特性はもっと幅をもって慣れて欲しいと思います。


今回の課題の中で意識して欲しい事を決めました。それは

1:リズム感を楽しむ(色の配置など、空間の中の置き場所を考える)
2:色合いを楽しむ(偶然出来た色合い、計画的に出来た色合い、両方楽しむ)
3:絵の具の濃さを意識する(濃くし過ぎない)

これだけは守る様にしてもらいました。



今日は体験で1年生のKtちゃんが来ました。

まず、説明をしてそれぞれに道具を配る所で子供達は興奮気味!

「早くちょうだい!!歯ブラシはこの色がいい!!!!」と大騒ぎ

でも、喜んで貰えたならとてもいい事です。

○スタンプ:スポンジを好きな形に切って絵の具を付けてスタンプする。
○ブラシ:網に歯ブラシに付けた絵の具をこすらせて霧状にして使う
○吹き:絵の具を垂らしてストローで息を吹きかけ広がらせながら絵の具を走らせる

を自由に組み合わせます。


まず、「さー始め!」と号令かけると「シーン、、、、、」としました

あれ????と思ってみんなをみると、全員スポンジのスタンプ作りに熱中!!!!

そんなに面白いんだ~とちょっとびっくりしました
でも時間もあるので「すこ~し急ごうね~」と声かけしながら見て回りました。


Mちゃん
なんだかいつもピンクばかりのMちゃんですが今回は違う色に挑戦してます!
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Anちゃん
とても丁寧にスポンジを切ってハートを作ってます!いつもと違う感じのかわいらしい作品を創っている様です。
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Ksくん
相変わらず作業の早いKsくん!あっという間にイメージをして何かスタンプしてます。
「終わり!!」といってすぐ終わって「次、作りたい!!」というので、一つの作品をもう少し作り込む事を指導しました。一つをじっくり作る事は今の段階では彼に必要な事です。直感も大事ですが、それだけではだめです。
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Rくん
何かイメージした様で最初に黒をバー!!っと塗りました。S先生もM先生もその後の作業で彼が何をやりたいか何となくわかったので、「絵の具の濃さが難しいよ」と少しアドバイスしましたが、「大丈夫!!」と自信満々!取りあえず思いついた事はやってみましょう。
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体験さん Ktちゃん
初めてなのにとても落ち着いて自分で頑張ってくれました!怖じ気ずくことなく落ち着いて作業してくれていました
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Ytくん
スポンジをもの凄く丁寧に切っていました。今回は何ができるのかな???
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Kzくん
久々のKzくん。ずっと不調続きでしたが、今回は仕上げて欲しいです!「A-1」という文字を何やら創っています。
今日は芦花公園から一人で電車で来たそうです!冒険しましたね!
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今回の作業はとても手が汚れます。毎回そうですが、常に手、水、筆、机は綺麗にしておかないと、作品を汚してしまう事があります。手洗いはかなりこまめにやってもらいます。水もどんどん変えます。
慣れて来たら手を汚さない様に、水を汚さない様に、出来たらいいなと思います。でも、今はまず、「作品の周りは綺麗にしておかなければならない」と言う事を分かって欲しいです。それがわかれば自分から工夫してくれる様になると思います。


そして作品ができあがりました!!!


Mちゃん
今回はとても渋い色合いの作品が出来上がりました!!夜の空を表現した様です。こういう色の組み合わせを業界用語で「日本の伝統色」と呼んでいます。ストローで吹いた感じもとても良かったです!綺麗な色を新たに開拓しましたね!お見事
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Anちゃん
今回は沢山のハートのスタンプでリズム感を表現してくれました!ハートを2重に色を重ねる事で厚みの有る色ができました!同系色で重ねてとても綺麗です!!!
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Ksくん
木馬に乗った人と森を作りました!何かに絵本の物語の様な物を感じる作品です。
一頭には二人、二頭目には一人乗っている人、馬、全てスタンプで表現しました。
遠近感も表現出来てて素晴らしい作品になりました!
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Rくん
地球をスタンプ、星をブラシで霧吹きにして宇宙を表現しました!なんとも綺麗な色合いで星ができました!最初先生方は黒で霧の絵の具が透けて消されてしまう事を心配したのですが、自信持ってた通り大丈夫でした!みんなに「すご~い!」と言われちょっと胸を張ってる様でした
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Ktちゃん
初めてなのに教わった事全て試してくれました!今日初めて絵の具を使ったそうです!!!すごいすごい!よく頑張りました
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Ytくん
今回は近代モダン的な作品を創ってくれました!何か未来的なモチーフをスポンジで一生懸命波波に切って頑張ってくれました赤の同系色の中に色々な技法や微妙な色合いに重ねる事で、同じ赤なのに様々な奥行き感が出ています。また、リズム感も良く表現できていました!お見事です!!
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Kzくん
今回は霧吹きとストローが気に入った様で一生懸命頑張ってスポンジで型を作り、霧がかからない所を残す技法を使ってくれました!皆がスタンプで押したり霧を重ねたりと+方向でのみ作品作りをしたのに対して、Kzくんは引き算の-方向での表現です。+ばかりでなく、-の技法を使ったのはKz君だけでした!新しい発見をしましたね!!すごい!色合いも近代アートの様でなかなかスッキリしてて良かったです!
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今回はみんな夢中になって頑張ってくれました。
たかが絵の具、されど絵の具、どんどん色んな表現を知る事で絵の具の特性を身に付け、自分の描きたいものを表現出来る様になって欲しいです。

次回は5/7(土)です。
ゴールデンウィーク中ですが宜しくお願いします!


4/4 大人クラス 課題:静物 作品展用石膏画

2011年04月13日 | 大人クラス:課題
先日の大人クラスは地震の後の初めてのお教室でした。

皆さん無事で何よりでした。

こちらでは米不足など食料難がありましたが、南青山にお住まいのHさんは「渋谷の方では食料がなくなるなんてありませんでしたよ~」とおっしゃってました。都心の方が意外と食料があったというのは本当だったようです。


今回の課題は3人とも別の物になりました。

前回から引き続き石膏を描いているHさんには今日仕上げて頂かなければなりません。「光と影」、これをとらえる事がとても重要で、これをとらえる事で立体感と言うのが表現出来てくるんです。なんだか不思議なんですが、光と影を細かく細かく見て行く作業を行うと、今描いている面がどちらを向いているか?どの位傾いているかが分かり、その集積で立体になって行きます。


Hさん

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どうしても細かい輪郭に目がいってしまいます。でも、これは誰しもそうなんです。あくまでも「輪郭は面と面がぶつかった稜線」、面と面を描き上げて、最後に出来上がって来る物なので、作業としては最後にしなければならないのです。でも、やはり、それは経験数の問題もあり、毎日毎日何年も描いてやっと出来て来る所もあるので、今は訓練するしかありません。また、「光と影の別れ目」もハッキリさせて行く事も大事です。はっきりさせる事でドラマチックな絵に仕上がって行きます。

3回続けてここまで描いてきましたが、なんとかだいぶ分かって来て下さった様です!すごく良くなりましたよく根気よく頑張ってくださいました。





Uさん


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今回は柔らかい形と真逆の金属質、特に柔らかい形のグローブは全体の固まりをとらえて、大きな形での立体の面の動きを見ながら、その中にちいさなパーツが含まれている事を理解しなければなりません。

指の所等、こういっては何ですがひっかけ問題みたいなものですこれに惑わされず、全体の動きをとらえないと立体感がバラバラになってしまいます。

もともと優しいタッチのUさんですが、少しずつ丁寧に描く所はとても良い所なのであとは勇気だけ!!がんばってよい感じに描けてきましたね



Nさん


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沢山ある花をどう描くか?というのが問題です。これもグローブと同じで全体の立体をとらえてから細部を描いていいきます。一つ一つ描いてしまうとバラバラになります。また、全てを同じ力量で描く事もありません。
あくまでも「手前と奥」をハッキリさせる事で、手前は丁寧に、奥はわざとぼやかして、手を抜く所はわざと抜く事で奥行き感と共に立体感が出てきます。難しい課題ですがよく頑張りました!!



今日でNさんも一度退会されます本当によく頑張りました!またいつでも戻って来て下さい
進級の時期、地震の影響、特に年配の女性が多いこのクラスでは、ご自身の用というより、ご家族やお家の事情で退会される方が多いです。おかげさまで「先生が嫌なので、、」と言う方がいないだけホッとしてますですが、こんなに同時期に生徒さんが退会したのも今まで無く、淋しい限りです

お教室は今後も続けて行きますので、次回の広告では店長さんにお願いしてお写真を載せて頂く事にしましたせっかく続けてらっしゃる生徒さんも二人ではさみしいですものね

私の方もこれからも色んな課題を考えて行きますので、どうぞ宜しくお願いします!!とにかく、作品展はがんばりましょうね


3/19,4/2 子供クラス 課題:作品展用の自由画

2011年04月12日 | 子供クラス:課題
今回の自由画の課題は11月の作品展に向けて完成度の高い作品を作るということと、地震で不安になった子供達を解きほぐす意味も込めて「自由画」にしました。

2回続けての作品づくりは大人クラスでは良くやる事なのですが、子供クラスでは初めてでした。

始めた当初はとてもとても2回続けて描くなんて根気が持たなそうだった子供達も、回を重ねるごとにどんどん集中力が上がり、続けてと言う事が出来そうになって来たので、挑戦してみました。


一回目は絵の具無しでマジックや色鉛筆、クレヨンのみにしました。

2回目はRくんが「パステルを使いたい!」と言った事から、皆にもパステルを紹介しました。
今回使ったのは「ヌウーパステル」というプロ用の外国製のパステルです。
やはりプロ用はとても発色や伸びが良く、使いやすいです。

今回はYuくんが「フェイバーカステル」の色鉛筆を持って来ていました
これもプロ用です。先生用に使ってたのは旧名「イーグルカラー」現在は「クリスタルカラー」というメーカーの
色鉛筆です。どちらも高価ですが、やはりプロ用はとても紙へのノリがいいです。
もしお子さんにちょっと良い物をとお考えの方は、少しずつこのようなプロ用の物を与えると良いでしょう。

S先生も子供の頃父親が会社のデザイン室での余り物のイーグルカラーを良く持って来てもらい絵を描いていました。普通の色鉛筆にはない中間色が沢山あるので「変わった色だな~」位にしか思いませんでしたが、紙につくつき方が違うのでおもしろがって使った物です。

私がカーデザイナーであった父から学んだ事、それは幼い頃から色んな物を使って見ると言う事です。
とにかくプロ用だろうが大人用だろうが何でも使ってみて、感覚、感触を覚える事がとても大事です。
本来の使い方と多少違っていても、どういう特性があるか?どのくらいの強さで描くとどのくらいに描けるか?
刃物を使う事もとても大事です。カッターや彫刻刀もどんどん親御さんの側で触らせて下さい。

特に刃物は慣れが大事です。カッターの正しい使い方を知っていれば手を怪我しません。
大事なのは刃を常に折って新しい物に変える事です。
画用紙であれば3~4枚も切ればもう刃が駄目になっています。
この状態で切れないのに無理して力を入れて切るとケガをするのです。
スーっと切れる感覚に慣れていれば無駄な力もかからず、紙も綺麗に切れ、ケガはしません。
刃を指にあてることも恐くなくなり、刃の近くを指で押さえる事も出来る様になります。
そして、軽い力で刃先をコントロール出来る様になるのです。
彫刻刀の場合はちょっとでも切れないと思ったらすぐに砥石で研ぐ事です。
切れる刃であれば不思議な位ケガをしません。この感覚は経験数で得られる物です。
是非ご自宅でも試してみて下さい。



そして、今回はみんなでパステルのお勉強です!








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Rくん、Ksくん、Mちゃんは以前パステルで遊んでた事があるので初めてではありませんでしたが、Rくんは昔から繊細な色使いが好きでパステルを気に入っています。
初めて見たYuくんとAnちゃんは目をキラキラさせて試してみていました
「へ~!綺麗!!」「ちょっとやってみたいな~!」

そうです、この、感動と好奇心が大事なんです!!

色んな道具に慣れる事で今まで思いつかなかったアイディアもどんどん出てきます。
もし、その道具が手元に無くても、「発想」が出来る様になれば、後は違う道具でも色々アレンジ出来ます。
知らないが為に「発想できない」事がもったいないのです。

今回は自由画と言う事で画材も自由にさせましたが、意外にも絵の具を使う子がいなくて、色鉛筆やクレヨン、マジックで皆真剣に書き込んでいました。
画面を全て塗りつぶそうとするとついつい絵の具を使ってしまいがちですが、描き込むと言う事においては子供の手先では少々扱いにくい所があります。
今回は皆描き込んでくれたので良い作品が沢山出来ました20110402153754_2



今回の自由画では本当にそれぞれの個性が出て、また、好きな絵を自由に描くと言う事で子供達のやる気と集中力が凄かったです!どの子ももの凄い勢いで一言も喋らずどんどん描いて行きます。本当にこのクラスの生徒さん達は絵が好きなんだとつくづく思いました。

3年生Yuくん
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今回はフェイバーカステルの色鉛筆を買ってもらってもの凄く色鉛筆を上手に使って描いていましたやはりいい色鉛筆は子供のやる気を出してくれます。良い道具を与えたあげたご両親には本当に感服いたします。

手で自分絵を汚さない様にあて紙を使う事を教えました。また、背景はRくんの使ってたパステルに初挑戦!ただ背景を着けるのではなく、光と影を表現する事をアドバイスすると、すぐに実行してくれました。ドラマチックな背景によってリンゴがより印象的になります。よく塗り込んでいい絵が描けました


3年生Rくん



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微妙な色使いが大好きなRくん、色鉛筆や絵の具で2年生の頃まで一生懸命それを表現しようとしてましたが、どうも思った様にいかないでイライラしているのを見て、パステルを勧めてみました。その時からパステルの魅力に取り憑かれて大好きになった様です。今回も最初はドラゴンをマジックや色鉛筆で描いて、背景はパステルと決めていた様です。何色も何色も重ねて出来る色の微妙な美しさを楽しみながら描いていました構図的には左に寄り過ぎてしまい、右上に色の濃淡でバランスを取る事を勧めました。なかなか個性的な絵ができました


2年生Anちゃん

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いつも一生懸命集中して頑張ってくれる姿が本当に嬉しいです。今回は海の中を描く事に決めた様でクレヨンでびっちり塗ってくれました。Yuくんもそうですが、しっかり塗るというのはとても大事な事で、脳への刺激も強く、手の訓練にもなります。途中、何を描きたせば良いか?イソギンチャクはどうぬれば良いか迷いましたが、「ファインディングニモの映画をおもいだしてごらん」とアドバイスすると「うん!」とどんどん迷いが消えた様です。最後にクジラの歯を白い紙の色で表現していたのをクレヨンの白を更に塗る事で周りとの調和を持たせる事をアドバイスしました。とても楽しそうな絵ができあがりました

1年生Ksくん



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相変わらす仕事の速いKsくん、どんどん決断、どんどん描くの繰り返しで凄い勢いで描いて行きます。背景はパステルで自然に補色を使っていました。Yuくんもそうですが、子供は自然に補色を使って絵を引き立ててくれます。
補色とは赤ー緑、青ーオレンジ、など、混ぜると黒になる反対色です。この補色の組み合わせが一番それぞれの発色を際立たせます。
また、細かい絵を背景の勢い、サインもグラフィック的に処理して、まるで広告の様にしていました。1年生ですごいバランスセンスです!お見事



年長さんMちゃん


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最近やる気になってきたMちゃん、今回は家族の絵にした様です。なかなか一人で画面いっぱいに描く事ができませんでしたが、今回は一人でがんばりました!マジックをつかってすこしずつパーツを描いて画面を埋めて行きます。まずは画面の中で物語を作って埋める事、これが大事です!一つ一つかき分けて物語を作って行きます。よくできました


今回の作品はみなお預かりしています。作品展が華やかになりそうで嬉しいです。

また次回も宜しくお願いします


バタバタの3月、4月です。

2011年04月11日 | 最近感じる事/日記
こんばんは、なかなか更新できなくてすみません

長~い言い訳を書かせて頂きます

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実はかなりバタバタしておりました。

3月11日の地震より、色々な事や行事がありました

まず、3月11日、地震凄かったですよね、、

食料調達にかなり苦労しましたあちこち自転車で走り回りました

当日、私はご両親が共働きのお子さんを学校からのメールを見て「この子のお母さんもお父さんも帰って来るの難しいだろうな、、」と思い、夜引き取りを申し出でお預かりしました。
無事ご両親に夜中引き渡す事も出来、一安心でしたが、16日のMちゃんの卒園式が出来るのかどうか、、
心配でした。。

先日のブログでも書いた様に、R君とYu君の宮城に引っ越したお友達二人の家族も、心配で心配で
携帯掲示板を立ち上げ、元同級のメルアドが分かる方だけ声かけをして物資を送れないかわりに
せめて励ましだけでもと2週間励ましのメッセージを集めました。

この私の勝手な呼びかけにはYuくんのお母様は本当に快くご協力して下さいました。
改めてどうもありがとうございました

ご協力頂けた方からは私自身、本当に勇気を頂きました。
心から感謝申し上げます

私は自分が苦労したせいか、困ってる人を見るとほっとけない性格です。
そう言う時の励ましは、本当に嬉しいと思ったので。


その後なんとかMちゃんの卒園式が時間短縮はされましたが出来ました
中止した幼稚園もあったので良かったです。


春休みに入ると、母校(都立高校)の吹奏楽部のOGである私は
卒業して数十年経つのに高校生に「先輩人が足りません出て下さい!!」と頼まれ、
当時の恩師にも「出て欲しい」と頼まれ断りきれず、忙しいのに練習して4/1の演奏会に出ました。

ホント、困ってる人に弱いです



本当は3/29にMちゃん、Ks君、R君のバイオリンの武道館コンサートもあったのですが、
幸か不幸か地震の避難所になり中止になって、母校の方の練習は多少出来ました

私はフルートとピッコロを吹くのですが、今回の曲は
「マードックからの手紙」
「君の瞳に恋してる」
「ありがとう」
「エルクンバンチェロ」
の4曲でした。

Mちゃん、Ksくん、Rくんも最前列でノリノリで聞いてくれました

この春休み、4/10のバイオリン発表会のピアノ合わせも毎日曜日代官山であり、
その練習もありました。

翌日は子供クラス、
二日後は大人クラスをこなし、
そして今度は入学準備です


毎回子供達には新しいバックや体育着袋を作ってやるのですが、Mちゃんにも作ってやりました
また、今回はドレスもクラシックな少し大きめのドレスをリフォームして、
入学式っぽいお洋服に仕立てなおしてやりました

入学式前日はご近所繋がりでRくん、Ksくん、Mちゃん、Kzくん、Ynちゃん他2名を地震が起る前から約束してた
映画にKzくんのお母様と一緒に引率して行きました。
大人2人で子供7人を連れて行ったのですが、さすがに小学生となると意外としっかりしていて
連れて行ける物だと思いました。

今度子供クラスでもどこか屋外での活動もやってみたいと強く思いました
その時はもしお手伝い下さるお母様が居たら是非参加お願い致します!
子供クラスのお母さん方には、一緒に子供と接することで沢山の事を吸収して頂きたいです

4/6の入学式、無事晴れて行えました。

その後3人分の学校の提出書類の作成
もう、ほとんど寝る時間無しでやりました

そして今日、参宮橋でバイオリンの発表会を無事終了しました。
朝のリハーサルからまる9時間くらい毎年かかりますが、毎年子供の成長が見られ、
今年は安心して見れました。

3人の合奏は
「ゴセックのガボット」
「バッハ メヌエット1番」
「楽しき農夫」
「バッハ ガボット2番」

等等、他数曲弾きました。

かなり進度の遅い3人ですが着実に成長してる事がわかりました。

本当に音楽漬けの春休みでした



また、学校の終了式ではKsくんが1年生代表で全校生徒の前で作文を読む事になり、
先生にお許しを貰ってMちゃんと見に行く事ができました

ちょっと国語に自信のなかったKsくんですが、子供クラスでのプレゼンテーションの練習も役立ち、
堂々と発表する事ができました。

また、作文の練習をこの1年一生懸命やった成果が出て良かったです。

私はもともと子供の頃、作文がとても苦手でした。
何が良い作文で何が悪い作文なのか、特に親の指導もなく、全く分からなかったのです。
でも、大学の論文、会社での公式文章の練習でだいぶ文章の事が分かった気がします。

私なりにどうやったら子供に自信を付けながら作文が描ける様になるか?それぞれの個性を元に
学習法をアレンジしました。
世田谷で毎年発行している小学生の作文の文集を色々買って読んでみました。
皆さん素晴らしい作品ばかりで本当に驚きました

私は、子供に何か出来る様になってもらうには、まず親がしっかり勉強して、
どのような学習法が合ってるかを見つけて上げるのが親の勤めだと思っています。

特に小学校時代は「学習法探し」の時期だと私は思います。
通り一遍の学習法がその子に合うとは限りません。
どの子も個性があり、その子に合った学習法とマッチングしなければいくら勉強しても全く吸収してくれません。
もし、マッチングすればスイスイと吸収してくれます。

「子供が出来ないのは親の勉強不足、努力不足」これはバイオリンの鈴木しん一さんの言葉です。
これを言われると私は本当に駄目な母親だな~といつもガ~んと来ます


今日の発表会を見ていても、子供と言うのは本当にとてつもなく吸収力、学習能力があるのだなとつくづく思いました。我が家の3人はとてもゆっくりペースですが、早い子では幼稚園くらいでビバルディーを弾いています。
そういうお子さんのお母さんは本当に素晴らしくお子さんを愛してるのだろうと思います。
そういう方に色々お話を聞くと本当に本当に素晴らしい方ばかりで、
お母さん自身がもの凄い努力をなさってて自分が恥ずかしくなります。


私は以前も書いた様に鈴木メソードの鈴木しん一さんの「愛に生きる」という本を最近また読み返して、
子供の能力についてつくづく考えさせられます。


講談社

「愛に生きる」
才能は生まれつきではない
著者: 鈴木鎮一
定価(税込):798円


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皆さんに是非読んで頂きたい1冊です。


どの子も本当は本来素晴らしく高い能力を持っているのに、発揮出来てないのではないかと、、
小さい頃のお稽古がすぐにマッチングで合った子は良いです。
でも、なかなか上手く行かないのが現実です。

私も以前は子供の能力が思う様に伸びない時、子供の性格のせいにしてしまっていた事があります。

今考えると本当に可哀想な事をしたと反省しています。

ですが、昨年色々な方法で子供達の「能力の個性」をじっくり調べてみました。
すると、子供達がサボっていたのではなく、私の指導の仕方、勉強法の選択ミスなどが
能力を伸ばさない原因だった事が見えてきました。

実は子供達は一生懸命母親の私の期待に答えようと合ってない勉強法でも我慢して
頑張っていたのです。

指導法を個々の個性に合わせてアレンジしてからは、まず子供達は「自信」を持ってくれる様になりました。

この、「自信」というのは凄い力をもっていて、まるでまじないの様にあっという間に能力が伸びて来るのです。

たまたま算数や国語や体育がもともと合っている子は分かり易いです。
でも、他の教科であったら、親はすぐに「得意」として認められるでしょうか?
理科、社会、どうとく、音楽、図工が得意な場合、それを見抜くのは凄く難しいです。


そう言う意味では、子供クラスにお子さんを通わせている親御さんは本当に素晴らしいと思います。
子供の個性を早い段階で認め、伸ばそうとなさっている、それ以上に子供に自信を着ける方法は無いと思います。


子供の能力開発は本当に永遠のテーマです。

私も母親としてはまだまだ勉強中の身ですが、色々勉強して生徒さん一人一人の能力の個性を大事しにて
のびのびと自信を持たせる事に専念しています。

「自信」という魔法が能力だけでなく、人間的にも大きな器を作ってくれると信じています。
どうそ今後とも宜しくお願いします。

お教室での様子は明日にでも掲載したいと思っています