あちらが治ればこちらが痛む

東京ではこの冬初の本格的な降雪となり歩道もうっすらと積もりました。腰痛の痛み止めの薬が無くなるので半年ぶりにかかりつけの整形外科病院へ。平日でも5時間待ちとかがざらにある繁盛した病院ですが、さすがにこんな日は高齢患者は来ないだろうと油断していました。が、それでも2時間待ちとの事。「きょうの健康」や「女性自身」を片っ端から読んでいたらようやく名前が呼ばれ診察を受けることが出来ました。

東京に戻って来てから患った肩の腱鞘炎は最近はだいぶ良くなり腕も上がるようになりましたが、今度は思い出したかのように腰が痛くなってきました。腰痛自体は高校生の時からの付き合いですが、その頃は疲労性のもので練習の強度を調整してごまかしていましたが、10年位前から痛みの質が変わってからは「ちょいヘル」の状態で今に至っております。

これはこれでケアを色々としなければならず、鎮痛剤は最終手段で服用しておりますが、2014年度はバスケ審判でかなりハードな任務をお願いされていたこともありここに来て反動が現れたのかもしれません。ドクターは「年も年なんで急激な悪化を起こさないレベルで上手くやってください」との事でしたので、色々工夫をして頑張ろうと思います。

さて、サッカーのアジア杯はオーストラリアが地元開催で初優勝。別媒体で少し触れましたが、南半球最大のスポーツ大国でサッカーがラグビーやクリケットを凌ぐメジャースポーツになるべく本気の強化をしてきたら育成年代で最近結果を出せていない日本はあっという間に置いて行かれる可能性があります。決勝戦を見て日本サッカーは重大な岐路を迎えているのではとチョット感じました。

アジアカップ vs UAE

準々決勝の日本の出番は最後の4試合目。それまでの3試合であっさりと勝敗が決まったのは開催国オーストラリアの試合だけで他は拮抗しており、ノックアウトステージらしい激しいものになってきました。

試合は前半の早い時間にカウンターで失点し、日本がずっと追いかける展開に。すぐに1-1に出来ていたらかなり違った風景になっていたと思われますが、追いついたのは後半も30分以上経ってからで、UAEの雰囲気からもPKで良しみたいな感じになってしまい延長も含めて点差をつけて勝つのはほぼ難しくなりました。試合中に長友が故障し、PK戦では本田・香川が外したりとここ数年の中心選手のピークの終わりも感じました。

PK負けは仕方のないことではありますが、グループリーグも含め気になったのは選手層の薄さでした。今日の試合に関しては柴崎選手は頑張っていましたが、同年代の選手がもう４～５人先発で出てるぐらいでないと次のＷ杯を見据えた時なんとも心もとない感じになります。人材が枯渇しているわけではないと思うので対象になっている選手たちは普段の所属チームで激しさを見せないとガチの国際試合では戦えません。特にＪリーグは軽さから脱却しないとますます欧州を仕事場にしている連中との差が開くことになるでしょう。

アンダー世代は最近アジアの大会でもベスト４に入れず世代別のＷ杯に出られない事態が度々起きていることを考えるとこの先日本サッカーのアジアでの地位は今までほど安泰ではないと思います。久しぶりに心臓に悪いＷ杯予選を見るハメになる日も遠くないかもしれません。

アジアカップ VSイラク

3連休終了後この日までひたすら「待ち」の状態でじりじりとした数日を過ごしておりましたが、突如動き出してきました。油断せず最善を尽くしたいと思います。

そんな中、この日はアジアカップ2戦目のイラク戦。今回の組では最も難しい相手と予想されておりましたが、ヨルダンがパレスチナに快勝したため最終ヨルダン戦も遠巻きに考えながらの試合運びも必要で結構厄介な試合となりました。

開始15分ぐらいはイラクが押し込んできましたが日本が上手くすかしてからは日本の時間帯で主導権を握れました。歯車が全て上手く噛み合い出したところでＰＫを獲得し先制。直後にイラクが攻勢をかけるかと思いましたが、3戦目のパレスチナ戦を考えたのかあまりリスクを負って日本に圧力をかけることはあまり見られず終了。少々拍子抜けな感じもしましたが、3強1弱の状況ではやむを得ないことかもしれません。ただ日本に関しては明らかにあと２・３点取れて当然というシーンがあったので、この先は取れるところは必ず取るように精度を高めなければなりません。

2周終えて既にベスト8進出を決めているのが5か国と有力どころが順当に勝ち上がっており特に番狂わせはなし。アジアで１６チームだとちょっとレベル間の問題が隠せない感じです。

3連休いろいろ

この3連休は自身の活動の他にもスポーツイベントが色々とあって退屈しない毎日でした。初日の出来事は前回書いたので以後についてザックリと。

日曜日はALL JAPAN女子決勝をＴＶ観戦してから関実審判部の新年会へ。伊勢丹の東側のブロックにある沖縄料理店。近くには歴史ある寄席の末広亭があります。

早速前日のスマホ放置走行が話題になりイジラレまくりでしたが飲んで歌って踊るという沖縄料理の店らしい楽しい宴となりました。ビール中瓶1本、泡盛水割り2杯＋シークアーサー割り1杯、アセロラハイボールジョッキ2杯が私にとって適量なのかは翌日分かります。

ということで最終日は二日酔いで全く使い物にならず寝転がりながら呻くのみ。死んだ目でALL JAPAN男子決勝をＴＶ観戦しましたが、結果はともかくファンも含め現場レベルでは危機感が伝わってきました。後は運営の中枢がどのように変わるかだけのようです。ソルマックが効いてきた頃にアジアカップ　パレスチナ戦も観戦。初戦・相手の実力・強風などからかなり慎重になっていた感じもしましたが、良くなっていく余地は十分ありそうなので徐々に慣れてくればそれなりにやれそうな感じはしました。

実質これからが通常モードになるのでまたノンビリとお付き合いください。

陸の孤島で吹き初め（ミラクルあり）

3連休初日は2015年最初の審判活動。朝6時起床で大田区の京浜島勤労者厚生会館へ。東京都の中小企業の福利厚生をサポートする公益法人が運営している施設です。この京浜島は羽田空港の北側にある人工島で、物流倉庫や電機・機械関連の工場で占められる工業団地です。9時前に着きましたが人通りがほとんどありませんでした。

今月下旬から始まる全日本実業団選手権に出場するチーム同士の練習ゲーム。パートナーはＩ君。去年春の母校女子部練習ゲーム以来です。両チームともまだ本気度7割程度でしたが、テンポの変わり目で危険なことが起きやすいので気をつけないといけません。最後の方ちょっとしたいざこざがあったようでしたがそれ以上不穏なことにはならず無事終了。年末年始にかけて秘密特訓をしてきた成果か試合中キツイと感じることは皆無で体もすぐに温まってきてちょうどいい感じで動けました。今後も調整は続ける予定です。

終了後、Ｉ君を最寄り駅まで送っていくためスマホを車の屋根に乗っけてから自分のバッグと上着を後部座席に置いて運転を始めました。そう、スマホを乗っけたまま何ｋｍか走ってしまったのです。Ｉ君を降ろしてからすぐに気付いたので恐る恐る降りて屋根を見ると…何とか端の方で止まってました。シリコンカバーで滑らなかったのが良かったのか、はたまた神田明神の「勝守」のご利益なのかは分かりませんが、今までの私にはあまり見られなかった「強運」が巡ってきたのかもしれないので今一度緊張感を持って諸々やっていく所存です。