では、いつものようにオンエアー・リストと、放送に入りきれなかったコメントの補足などを…。
ブルーヨーデル・コーナー
1. Blues As I Can Be/DOC WATSON & DAVID GRISMAN
ブルーヨーデルの元祖・ジミー・ロジャースの曲をこの渋いベテラン・コンビのカバーで。
2. Jimmie Rodgers Visits The Carter Family/JIMMIE RODGERS feat. THE CARTER FAMILY
1920年代後半、同じオーディションからデビューして2大スターになった両者の、共演企画音源。
3. Free Mexican Airforce/THE ROWAN BROTHERS
このコーナー3曲目は、毎週ブルーヨーデルの応用例。テックスメックスにもすぐ転用可能なのは当たり前ですね。
ワールドミュージック珍品音源コーナー
1. El Cumbanchero/DAVID GRISMAN QUINTET
ジャンゴ・ラインハルト&ステファン・グラッペリの「ホットクラブ・オブ・パリ」を、マンドリン主体のアコースティック・コンボで目指していたDGQも1990年頃から、エンリケ・コリアという南米のギタリストが加入したら一転ラテンバンド化。プエルトリコを代表する名曲をカバー。
2. Mo Ghile Mear-"Our Hero"/THE CHIEFTAINS with STING
ケルト語のアカペラでいきなりスティングが歌い出す共演曲。チーフタンズへのリスペクトがよく分かります。
3. 酒は泡盛/前川守賢
宮良長包映画『えんどうの花』に関連して、長包メロディーをシリーズでお届けしてきたけれど、来週からゲスト・デーが続くのでこのシリーズの存続は怪しいソギーマンの気分次第。なお、映画は那覇地区でもまだまだ、てぃるる、リウボウホールと上映機会があります。下のURLをクリックして、都合を合わせて見て下さいね。
http://www.endounohana.jp
4. Hard Times Come Again No More/YO-YO MA, EDGAR MEYER, MARK O'CONNOR vocal feat. JAMES TAYLOR
「沖縄のフォスター」と宮良長包が呼ばれるのに対して、本家ステーブン・フォスターのほうは忘れ去られがち。そこでセットでフォスター・メロディもかけてきたけれど、その存続は僕の胸先三寸です。
5. Girl From North Country/ALTAN
もう一つのアイリッシュのベテランバンド・アルタンが、ボブ・ディランとジョニー・キャッシュのデュエット曲をカバー。
ノンジャンル・コーナー
1. ビーチパーティ/川門正彦

ブルーヨーデル・コーナー3曲目のローワン・ブラザースを紹介するとき、川門正彦のステージネタをパクッてしまったので、彼の新譜「485」から、これからの時期に相応しいこの曲を。
2. Those Were The Days/DOLLY PARTON guest chorus MARY HOPKIN
オリジナルはロシアの曲らしいけど、1968年にビートルズが設立したアップル・レコードからの第1弾としてメリー・ホプキン「悲しき天使(邦題)」として発表。とんとん拍子に出世して、一人だけイギリスのウェールズでの別録りでコーラスに参加。また、曲の最後のほうにTHE MOSCOW CIRCUSのロシア語の歌と演奏が付け加えられていたけど、しゃべりの時間調整の上手くない僕のミスで数秒しか入らず、番組が終わってしまいました。反省~。
では、来週はすばらしいゲストが来てくれます。お楽しみに!
♪ヨロレイヒ~