夢みたいなこと

「さよなら渓谷」

夢みたいなことだから映画で実現するわけだわね。

暴力映画とわかっていてわざわざ見ることは絶対にない。
チキンだから。
ただこのスチール写真の真木よう子がすごく美しいので、
女優さんというのは女で優れている人なんだと思った。

実際にあった事件「帝京大　ラグビー部　集団レイプ事件」
カラオケルームで起きた事件だそうだ。

被害者と加害者
現実にこんなことがあるわけがない。
ただこんなことにでもなったら、少しは傷が癒えるのだろうか、
原作者も監督も「傷ついた人のため」を意識したのなら、
この作品の存在価値は多いにあるのだろう。

こういった事件だけじゃない、被害者とその家族たち、全員の傷はどうしたら癒えるのだ、良い答えがあるなら、教えてもらいたい。
加害者たちに許される日々などあってはならない。
傷が癒えないように、彼らの罪も消えない。


映画を見ただけだと不可解なところが一杯あって、
ネットで原作のあらすじを読んでたぶんこういうことかな、とわかったような気がしたわけですわ。

冒頭の実子殺し、犯人の母親役の役者、秋田の事件の犯人とそっくりで驚いた。



監督大森立嗣　プロデューサー森重晃　
原作吉田修一　脚本大森立嗣　撮影大塚亮

出演
真木よう子
大西信満
鈴木杏
大森南朋
井浦新
新井浩文
木下ほうか
三浦誠己
薬袋いづみ
池内万作
木野花
鶴田真由